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6月27日 ビールがきれており、膝から崩れ落ちた

男性作家の本ばかりいつも読んでいる私が、珍しく柚木麻子のBUTTERを読んでいる。

西加奈子、阿川佐和子、群ようこ、小川糸くらいしか女性作家は本棚にいらっしゃらないのだけど、BUTTERは西加奈子にも共通しそうなどろっとじめっと女子感があって、わくわくしながら読んでいる。

おりしもパートの職場の女の子に、普段どんな本読んでるんですかと聞かれた。内田百閒、綾辻行人、森博嗣と宮沢章夫と答えてみたが、今の若い女の子ってどんな作品を読むのだろう?聞けばよかったと後悔。

先の4人とも私が高校生の頃から読んでいるので、かれこれ20年も読んでいる。飲食は冒険するのに、作家や服は冒険できない性分である。

パート終わり、いつもはコンビニに寄り道するところをぐっとこらえて帰宅。するとビールがきれており、膝から崩れ落ちた。

もう出かけられない。なぜなら面倒だから。

しかたないのでワインで晩酌した(わが家にお酒が一滴もなくなるということはないのです)。夫は夜遅くに仕事から帰ってきて、自ら調達してきたビールを飲んでいる。賢い。

先にベッドに入った。夢かうつつか、夫がカップラーメンをすする音が聞こえた気がする。

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