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siika

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#現代語俳句

愉快

泥の底、愛想笑いの襞、丸い海、重なる永久、慈しみ、堂々巡ったその果て、今は見えない、明日も見えない。

ガーベラ

靄が掛かった、琴線のような夏のこと。薄暗いこのワンルームに、ぱたりと落ちるふたりの言葉。僕の心を掴んで離さない瞬間は、必ずしも劇的ではない。今朝、窓際のガーベラの水を取り替えていないことを思い出した。もとの居場所から引き剥がされて、他者から何かを与えてもらわないと自らの命さえ守ることができないそれを、僕の匙加減で生かし、慈しんでいる。もっと存分に、鮮やかにあれよと、僕の匙加減で押しつけ、愛している

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ステータス

今、あなたのそばにいるこの時間が、永遠に続くと錯覚してしまうこの時間こそ、世界で最も美しい。浅ましきは、わたしの空白の心と、夜の密度と一緒に飽和していった、あなたの囁き。

白詰草

うまれかわっても、もういちど紡いでね
わたしの白は、どんな誓いも受け入れる