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ついにクルクシェートラに行ったぞ 1

あけましておめでとうございます。
年末年始はインドに行ってきました。
魅力的な観光地がたくさんあるインドですが、今回はヒンドゥー教の聖典である「ギーター」が説かれた地であるクルクシェートラに行った話を書こうと思います。楽しかったので、レポというよりは備忘録的なところがあり読みづらいです。そこはすんません。

それにしてもクルクシェートラの観光については『地球の歩き方』にも載っておらず、本当に困りました。どのように行けばよいのか分からない人の手助けになれば幸いです。また、この記事は観光について特化しようと思います。というのもインド神話についてはまだまだ勉強不足の身ゆえ…。


情報収集と旅行のスタイルについて

私は主にトリップアドバイザーのインド人が書いたであろうレビューを頼りに情報収集しました。日本人観光客のブログもチェックしましたが、最新情報が得られるのはやはり英語の情報です。
今回の旅行は旅行会社に依頼して、ドライバーさんとインド人日本語ガイドさんを手配した個人旅行のツアーであり、団体ツアーではありません。ガイドさん、ドライバーさんと一緒にデリー、バラナシ、アグラ、ジャイプールを巡るプランでしたが、最終日のデリー自由観光を旅行会社の方にお願いして日帰りのクルクシェートラのツアーにしていただきました。クルクシェートラツアーに変更したことによるオプション料金は日本円で1万円ちょっとと記憶しています…。
ガイドさん、ドライバーさん付きの個人ツアーは年末年始とあって、めちゃ高で泣きました…。でも、安全な移動手段、トラブル回避の面でも非常にお世話になりました。ガイド付きのツアーは初めてだったため初めはどんな感じか不安に思いましたが、インドでは本当に心強い存在でした。ガイドさんたちのおかげで旅が豊かになったと思っています。


デリーからクルクシェートラへ

クルクシェートラへはデリーから高速道路を使って向かいました。
所要時間は約4時間。帰りはデリーの帰宅ラッシュによる渋滞で、もっと時間がかかりました。途中でサービスエリア?のような場所に寄り、ご飯を食べながら向かいます。帰りもクルクシェートラに近い同様の施設でカレーを食べました。どちらも現地の人しかおらず、外国人観光客はいません。料理もホテルや外国人観光客向けのレストランで食べるようなスパイス控えめの味ではなく、より現地のご飯感があって美味しかったです。(それでもガイドさんがマイルドに作るようスタッフにお願いしていたそうです)ガイドさんが清潔なサービスエリアを選んでくれたので安心して食べられました。でも生野菜は自己責任で。生の大根にレモン汁とマサラをかけた野菜スティックは恐怖よりも興味が勝り食べました。おいしかったよ。

ガイドさんとお話しする中で驚いたのが、「15年ガイドをやってクルクシェートラに行きたいというリクエストは3人目だ、前に行ったのは6〜7年前でサンスクリット語が読める人だった。その前の人は大学教員で、どうしても12年に一度のお祭りを見たいという人だった。」というお話でした。
私ら以外どうみても研究者やんけ。マジで大丈夫なのか…。私はFGOのアルジュナが好きでマハーバーラタに興味を持った、ほんとうにそんな程度の知識なのに、大丈夫なのか…。
と思ったけど、素敵な場所なので是非行ってほしいです。



クルクシェートラの街

クルクシェートラはクルクシェートラ大学という現地で有名な大学があります。
そのため街の中は程よく田舎の学生街といった感じで、観光地観光地している他の街に比べ穏やかで治安が良いように感じました。大学の付近にはたくさんのお店が並び、大学生で賑わっていました。観光客を含めてあまりに雑多な街を回ってきたので、なんだかほっとします。
外国人は私たち以外皆無でした。現地の信心深い家族が寺院で拝んでいたり、裕福そうな中学生くらいの子達が校外学習に来ているような、そんな場所です。公園は大学生や地元の人たちが気持ちよさそうに昼寝や読書をして過ごしていました。

比較として、最後の一枚はジャイプールの観光地の写真。全く雰囲気が違います。


観光地について

クリシュナとアルジュナの像があるBrahma Saroverは市内にあります。
とてつもなく大きな公園で、壁にマハーバーラタのレリーフがあったのですがとんでもなく量が多い。とても見切れません。湖では沐浴もできます。
また、クリシュナがアルジュナにギーターを説いたとされる場所にある木は郊外にあります。車でないと移動できなさそうでした。こちらも湖があり、広い公園となっていました。神聖な場所なので、入り口から靴を脱いで公園に入ります。
ビーシュマが倒れた地でありアルジュナが地面に矢を放ちガンジス川の水をビーシュマに飲ませた逸話の残るBhishma Kundはほんとうにのどかな畑の中。こちらも沐浴ができる場所があります。とっても大きなハヌマーン像があって驚きました。
Sri Krishna Museumについては時間の都合で行けませんでした。残念。
その他Sheikh Chehli Mausoleum(読めません)という遺跡が公園になっている場所に行きました。同じ場所にイスラム建築の霊廟があるのですがそちらには行かず無料で過ごせる公園に行きました。広くて気持ちのいい公園です。
Brahma Saroverに隣接する、仏教のストゥーパの遺跡公園にも行きました。Brahma Saroverも含め、行った場所は公園が多いです。

ガイドさん曰く、ここで一泊した方が観光しやすいとのことでした。
朝8時前に出て昼ごろ着、デリーのラッシュを見越して15時半にクルクシェートラを出たので確かに一泊するのも手です。この日は日帰り観光後、夜中に日本に帰る飛行機に乗ったのですが、意外とタイムスケジュールがカツカツでした。

余談ですが、本当に時間があればクルクシェートラからさらに先にあるチャンディーガルという街にも行ってみたかったです。上野の西洋美術館を設計したル・コルビジェが唯一都市計画を実現した街で、インドのお金持ちは定年後チャンディーガルで余生を過ごしたいと思う人も多いようです。インドで一番きれいな街とも呼ばれているらしい。

行った個々の観光地については次の記事で書きます。




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