君の好きなもの
〇〇君が家に来てから1週間、私も仕事があり東京へ帰った後も〇〇君が気になって仕方がなかった。まだあやめちゃんと同じ……いやそれよりも幼い年齢の子がいるというのを身近に感じているから余計に気になる。
もしかしたら私のお姉ちゃんもそうなのかもしれなかったけれど私とはそんなに離れてないし私とお姉ちゃんより私と〇〇君の方が離れている年齢差はある。
?:……め、……てる?
?:おーい
梅:……っ、ごめんなんだっけ?
?:大丈夫?休んだ後からちょっと変だけど……
梅:大丈夫大丈夫。うん。
?:いや、それ大丈夫じゃないから(笑)
?:それで何かあったの?
今日、この場にいるのは私含めて3人だけ。まだ2人はおろかメンバー全員にも〇〇君のことを伝えてはいない。それは皆多忙でスケジュールが合わないというのもあるし、私が昨日まで急遽休んでいたこともある。
梅:まぁ……その…端的に言うと従兄弟の子が家に来たんだけどさ……その子のご両親が亡くなっちゃってあまり話してくれないんだよね……そのショックなのは分かるけどさ
?:その子何歳なの?
梅:……多分あやめちゃんと同じかそれよりも下かな
?:分かんないの?
梅:聞いたことないもん……
?:そんなぷくってしなくても……(笑)
?:あやめんと同じくらいか〜……まぁ1番難しい時期だよね
?:〇〇君の好きな物とか分かる?
梅:この前2人で海辺散歩してた時はずっと山の麓とかで生活してたらしいから海を見るのは好きって言ってたよ
?:海かぁ……私は東京だからなぁ
?:海なら与田じゃない?
梅:祐希ねぇ……
?:海なら久保もじゃない?ねぇ久保
久:そうだけどさぁ……美月も真剣に考えてよ!
美:(´>ω∂`)
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