40歳大手企業管理職の転職活動はいかがなものか
こんにちは。迷走管理職のよくたろうです。
迷走あるあるで、よくたろうも例にもれず転職活動をしました(2年間で2回も)。同じ境遇で転職活動の実態どうなんだろ、という方がいたらご参考にしていただければと経験をシェアしたいと思います。
≪1回目の転職活動≫
それまでも転職を考えなかったわけではないのですが、意外と会社が好きだったのか、仕事が充実していたのか39歳くらいまで転職活動したことありませんでした。
40歳からの転職はほぼ市場がない、との定説に立ち向かおうと、いろんな転職サイトに登録してみました。
そこでエージェントからもらった事前情報は以下の通りでした
■今すぐ転職!じゃなくてもいいからとりあえず気になる会社にエントリーしてみましょう
■40代以降の市場が増えている
■エージェントがどんな企業がいいかあれこれ相談してくれる(自己分析は後からでOK!)
■年収も上がる(期待できる)
なんだか転職に希望を感じて、言われるがままいろんな企業にエントリーしました。
結果、たまたま複数の企業からいい話をいただけることになっていきました。
するとエージェントからは
「来月から来てください、と言われてます。早く決めてください」
と決断をせかされるようになってきました。
あれ?最初の話と違う、と思い、自分が感じているギャップをエージェントに伝えたところ、結局以下のことがわかりました。
■人材市場は1か月から長くても1.5か月(なので今すぐ決めろ)
■40代管理職の市場もあるにはあるが、年収は基本的には下がる(ので、こちらの条件にあった会社が見つかったらすぐにいくべし!)
■エージェント(会社によるが)のマインドセットは、人材が欲しいという会社と転職したい人材とのマッチングをしているだけで、企業に向いた情報発信がメイン(転職したい人材を主軸にはしていない)
■↑ので、どんな企業がいいかの相談はほぼない、と思った方がいい
後から考えると、そらそーだ、という話ですが、エージェントも営業なので導入は障壁を低くし、後から追いこむだけの話だったのです。
結果、自己分析もそこそこに、転職して幸せな仕事生活が送れるのかのイメージがないままとんとん拍子で決まってしまったのです。
ここで、不思議なことに、転職時期と重なるように現職で新しい仕事が降ってわきまして。よくたろうとしては、それにチャレンジしたいイメージの方がつよくなったので、転職ではなく、現職を続けることを選びました。
≪2回目の転職活動≫
1回目から1年後、降ってわいた仕事も一段落し、これ以上やってもつまらないな、となってきたので、また転職活動を考えました。
今回は自己分析も多少行い、やってみたい!という仕事もでてきたので、ターゲットをそこに絞って活動しました。
ありがたいことに、今回も何社かとんとん拍子に進んでいきました。
今回はエージェントを通さない企業と通した企業で進めました。
エージェントを通さない企業(ここが本命)は面白いくらいどんどん面接が進みました。
総務部→営業部長→開発部長→社長 と進んだわけですが
社長面接までは、「素晴らしい!うちだとよくたろうさんのチャレンジもできる素養もあるし、きっと能力を発揮してくれる」とちやほやされ、かなりその気になっていました。
そして、社長面接。
「〇〇社さん出身かー。〇〇社さん出身の人もうち来てる人いるけど、うまくいってないから、どうせあなたもうまくいかないと思うよ」
元も子もない発言です。
○○社出身で落とされるなら、最初から○○社は面接受けさせないでくれ!
その後、総務から連絡あり、それでも来てほしい!社長をなんとか説得するから!と言われましたが、もうあまりいい印象ではなく、結局お断りしました。
その後、わかったのは、その企業は人材拡大を総務部のKPIとしていて、一人当たりの採用ノルマもあるため、総務部としては無理してでも採用を進めていたようです。
これは、拡大時期によくある話ではあると思いますが、社長が欲しいと思う人材と、現実にギャップがあるまま採用が進み、入社後にいろんなギャップが生まれて、やめてしまうパターンに感じました。
結局、その後の転職活動はコロナがよりひどくなり、企業の採用数も激減し、紹介数も限定されてきた為、いま無理に活動の必要はないと考え、一旦転職活動としてはストップすることにしてます。
2回の転職活動を通じて、40代大手企業管理職の転職活動の気づきは
■自分のスキルが世間でどのくらい通用するのか自信・実績がない
■自己分析が足りない(やりたいことが見つけにくい)
■「大手企業管理職」のニーズは世間にはない
でした。
特に、大手企業の管理職、ってのは世間から見ると「部下に全部させていて何もしない人」に見えているように感じました。
こういったイメージを払しょくするには、自己分析をしっかりやること、自分の培ったスキルがどう具体的に役に立つのか、などを事前に明確にしておかねばならず、それにはあまりにも経験や勉強が足りないと感じたよくたろうでした。
これからの100年人生の時代、日本の貴重な労働力として、40代大手企業管理職がどうあるべきか。自分の会社生活を通じて明らかにしていきたいと思っています。
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