名建築に泊まる!カミノ・レアル・ポランコ・メキシコが素晴らしい
Hola! メキシコ大好きヨコヤムヤムです。
「カミノレアルポランコメキシコ」といえば、建築やインテリアがお好きな方なら一度は泊まってみたいと思うホテルの一つではないでしょうか。
そこでこの記事では、ホテルの特徴や実際に宿泊したスイートルームをご紹介します。泊まれる名建築の様子をぜひご覧ください!
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ホテル「カミノレアルポランコメキシコ」の特徴
画像に写るのは「カミノレアルポランコメキシコ」を象徴するピンクの格子とイエローの壁です。 画像で見るだけでも魅力的ですが、実際に現地へ足を運ぶと、思わずため息が出てしまうほど素敵な佇まいでした!ここからは、カミノレアルポランコメキシコの特徴を3つご紹介します。
特徴1. 色彩が鮮やか
カミノレアルポランコメキシコは、ピンクの格子をはじめ色彩が非常に鮮やかです。このホテルをデザインした建築家リカルド・レゴレッタは、随所にカラフルなカラーを起用しながら、現代的な建築をデザインしています。
ピンクの格子は至るところにあり、1968年に建てられたもののとは思えないほど「最先端」な雰囲気が漂います。
現代的な建築デザインと土着的な要素が見事に融合していますよね!
特徴2. 貴重な芸術作品が多い
カミノレアルポランコメキシコには、20世紀の貴重な芸術作品もずらりと並びます。
ホテルの前にはイサムノグチによる「永遠の動きの噴水」があり、ロビーに入るとアレキサンダー・カルダーの鋼の彫刻が置かれています。もはやホテルというより美術館!
宿泊施設の枠を越え、芸術世界をも堪能できる空間となっています。
特徴3. ゴージャスなブルーラウンジと有名家具が目を引く
ホテル内には、真っ青な壁で囲まれた「ブルーラウンジ」があります。天井から降り注ぐ光と、ラグジュアリーな空間がなんとも美しいラウンジです。
ブルーラウンジには、ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェアや、バウハウス家具の代表マルセル・ブロイヤーのヴァシリーなど、名だたる家具が並んでいました。有名チェアに座って美味しいお酒を飲む時間は、まさに至福のひとときです!
カミノレアルポランコメキシコは建築家リカルド・レゴレッタの代表作
リカルド・レゴレッタは、メキシコの首都メキシコシティ出身の建築家です。メキシコ特有の色と構造、建築の力強さに特徴があり、メキシコという地域的な特色と現代的な解釈が建築に投影されています。才能のある画家や彫刻家の芸術作品を建築に取り入れている点も特徴の一つです。
メキシコの建築家といえば、ルイス・バラガンやフェリックス・キャンデラが有名ですが、リカルド・レゴレッタもメキシコの巨匠の一人です。
のちに「高松宮殿下記念世界文化賞」を受賞
リカルド・レゴレッタの主な代表作
カミノ・レアル・ホテル・メキシコシティ(1968)
ザ・マーケット・プレイス(1988)
モンテレイ現代美術館(1991)
マナグア大聖堂(1993)
サンアントニオ公共図書館(1995)
ジャパン・ハウス(1998)
テキサスA&M大学カタール校(2007)
1968年に建てられたカミノレアルポランコメキシコは、後に「高松宮殿下記念世界文化賞」を受賞しています。 これにより、リカルド・レゴレッタの存在は一気に有名になりました。
マスタースイートの様子
2022年11月、わたしたち夫婦はメキシコの代表的な行事「死者の日」にあわせて、メキシコへ行きました。「こんな機会は滅多にない!」ということで、思い切ってマスタースイートに泊まっています。
客室の広さは112㎠
マスタースイートは、プールがある中庭に向いています。リビングダイニング、そして寝室ともに大きな窓があり、それぞれにテラスがありました。
ご覧のとおり洗面スペースも広々!夫婦ふたりにはもったいないくらい、充実した設備となっています。
デザイナーズチェアと数々のアートが魅力
こちらは部屋の入り口です。入り口を抜けると正面にリビングダイニングが広がります。
家具もアートも抜かりなく、どこを見てもうっとり!
床はパープルのカーペットです。住宅に取り入れるとなると難易度の高い色に感じますが「これぞメキシコ」という趣があります。
ホテルの外観からすると、客室は落ち着いた雰囲気です。 そこかしこに品があり、メキシコらしさを感じられるインテリアは非常に魅力的でした。
カミノレアルポランコメキシコで特別な一日を
カミノレアルポランコは建築家リカルド・レゴレッタの代表作とあって、どこを切り取っても素晴らしいデザインです。
現代建築とメキシコの伝統がマッチし、リカルド・レゴレッタを知らない方でも十分、楽しめる空間だと感じます。 メキシコらしい空間を、あなたもぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか!
Hasta luego!