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組織の「温度感」を定義する

ヤフオクである商品をウォッチリストに入れて、1年以上入札していない商品がある横須賀輝尚です。いつか買おう、誰も買わないだろうと思ってリストに入れて本当に入札されない商品てかわいそうですよね。さて。

「なんでアイツはいつもテンション低いんだよ…」
「あの人さ、ちょっと熱血すぎてついていけないよね…」
「ニュートラルに淡々と仕事するのって、楽しいのかなあの上司…」

どこの企業でも、こんな声はあったりしますよね。経営者の視点から見れば、「おれがこんなに頑張っているのに、なんで社員はぜんぜん燃えないんだ!」みたいに、テンションややる気の低さに嘆くことは多いと思います。

逆に社員から見ると、「なんでうちの上司たちはああも熱い人ばっかりなのかしら…ついていけないわ」とにこやかな笑顔の下に距離を取られている、なんてことも。

綿密な質問事項を用意し、採用をしたのにも関わらず、能力的には粒ぞろいでも、この「テンション」や「やる気」のバラツキというのはよくあるものです。この原因も、「定義のなさ」にあります

つまり、言い換えれば「テンション」の定義をすればいいのです。これをパワーコンテンツジャパン株式会社では、「温度感」と表現しています。パワーコンテンツジャパン株式会社の社員は、ちょっとだけ熱い感じの人ばかりです。冷めてもないし、かといって朝から大声を出して気合を入れる社員もおりません。

これは私が定義したというか、私の好みです。静かに熱い人は好きなのですが、あんまり暑苦しい人は好きじゃない。かといって、冷めている人はもっと困る。だから、少しだけ熱い人、が私が好きなテンションなのです。私もそうですしね。メルマガでは文章で熱いことを書いたりすることもありますが、基本的にはフラット+ちょっと熱い志を持っている。それが私であり、私の好きな仕事の温度。このようにテンションをうちでは定義しているんですね

これが温度感の定義です。パワーコンテンツジャパン株式会社では、それを人間の平熱で表し、36.6度くらいの人を求めている、と面接のときに伝えます(最近、平熱はもっと低いらしいですけど、昭和の記憶の平熱で通してます)。これを定義し、面接のときに伝えることによって、自分が働きやすいかどうかを求職者側でも判断できるわけです。

めちゃくちゃに燃えて仕事したい人だと、うちの会社は物足りないと思います。かといって、最低限の仕事だけ淡々として終わりたい人にも向いてません。ちょっと熱いので。これは温度ならそれは何度が良いとかそういうことではなく、会社がその温度を定義すればいいだけなのです。

38度で仕事をする人がよければ、38度でOK。もっと低く淡々とやってもらえる人たちがよければ、35.8度くらいと定義してもOK。これを定義してあげないと、社員もどのようなテンションで仕事に臨めば良いのか悩んでしまうことになります。

コロンブスのたまご的ですが、案外この温度感というのは定義されていないもので、会社がうまく回っているように見えても、突然離職者が出るような会社は、温度感に合わず我慢している社員がいるのかもしれないですね。

抽象的ですけど、この定義は社員にとって働きやすさを増やします。ぜひ、やってみてください。

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