新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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『転職の教科書』初心者でも年収100万円UPを実現するための基本ノウハウ【全36STEP】

はじめに転職において大切なことをお伝えします。

転職は、バックキャスティングで捉えている人が成功します。
あなたは、転職活動をバックキャスティングで行動する準備ができていますか?


こんにちは。よこりょーと申します。

このnoteでは「転職で年収100万円UPを実現したい人」が行うべき転職の全手順36STEPが書いてあります。

これまで転職3回で年収を720万円(新卒時から4倍)UPさせてきた私が実践してきた、「キャリア思考法」から「良い求人の探し方」「書類の作成方法」「応募スケジュールの組み方」「面接対策」「年収交渉のコツ」「有休を消化する退職のコツ」「入社後に評価を得るコツ」まで、転職の基本ノウハウを全て詰め込みました!

このnoteの全36STEPを実践すれば、年収100万円UPさせる転職がグッと近づく内容になっています。


◆自己紹介

ここで簡単に自己紹介させて頂きます。

ツイッタープロフィール

略歴
2010年:新卒
2010年:大工職人(年収240万円)
2011年:挫折し退職、転職活動で悩む
2012年:中小ゼネコンの建築施工管理に転職(年収280万円)
2017年:勤めるゼネコンで現場所長に就任(年収590万円)
2018年:大手不動産ディベロッパーの建築部門へ転職(年収650万円)
2020年:東証一部上場企業の建築部門に転職(年収960万円)

新卒2年目での挫折も経験し、計画的に転職3回してきたことで、新卒時から年収は4倍になりました。

経歴的には、戦略的に次のステージに飛び込んでいる”キャリアビルダー”です。


◆本noteを読むことで何か変わるのか?

このnoteを読み終えると、こんな未来があります。

<本noteを読んで変わること>
・転職の軸が定まる
・キャリアに悩まなくなる
・年収アップ転職の実現が近づく
・ライフスタイルの充実した生活が近づく
・次の転職でも使える転職ノウハウが身に付く

noteで変わる未来

私のこれまでの10年のキャリア思考法と、年収をアップさせてきた転職のノウハウがここにあります。

本noteは、その転職ノウハウを36の手順で紹介し、ひとつずつ実践してもらうことで、あなたも理想の転職を実現してもらえる構成となっています。


◆本noteを読んだ感想

◆本noteの構成

第1章:事前準備編 【STEP1~6】+ワークシート
ーキャリアの考え方、転職活動の概要、キャリアプランの作成、について解説します。

第2章:キャリア相談・情報収集編 【STEP7~10】
ーキャリア相談の必要性・良い求人の探し方などについて解説します。

第3章:書類作成編 【STEP11~14】
ー履歴書・職務経歴書・自己PR・志望動機他、書類の書き方について解説します。

第3章-2:応募編 【STEP15~19】
ー求人情報の読み解き方から、応募の進め方、応募スケジュールなどについて解説します。

第4章:面接対策編 【STEP20~31】
ー面接のポイント、実践的な面接対策のコツ、年収交渉のコツなど、内定獲得までについて解説します。

第5章:退職編 【STEP32~33】
ー内定獲得後の退職の流れ、有休を取ってから転職するための方法などについて解説します。

第6章:入社編 【STEP34~36】
ー入社後3ヶ月までの行動のコツについて解説します。

このnoteだけで、転職活動のはじめ方から終わり方まで網羅されています。

転職活動の最中でも必要な部分だけを活用することも可能です。


◆本noteの読み方 ※長文注意

本noteは62,000文字超え+ワークシートのついた大ボリュームのnoteです。

私の経験・ノウハウを詰め込んだ手順書なので、すべてのSTEPを読み進めていただきたいのですが、ご自身で必要なSTEPを選んで読んでいただくことでも活用出来ます。

読み終えた後も、『転職の教科書』として必要なときに必要な箇所を読み返す使い方をしてもらえればと思います。


◆このnoteを作成することになった経緯

このnoteの内容は、転職ノウハウのほか、『ゆとり』あるライフスタイルの実現など、理想の生活を得るための基本的なキャリア思考方法も含まれています。

私も新卒2年目の挫折から、キャリアの初めは自分の仕事や能力に自信が持てず、転職活動に迷走した経験があります。

そして、
・第二新卒での、「転職先が決まらない辛さ」
・20代前半での、「仕事以外の時間がない生活」
・20代後半での、「生活を変えるための転職チャレンジ」
・30代前半での、「将来のキャリアを賭けた勝負の転職」

これらを経験するなかで得た、私の頭の中にある知識と経験をnoteにすることで、同じように転職で悩む方々に活かしてもらいたい。と考えました。


◆noteの感想投稿のお礼

noteの感想投稿のお礼

①感想リツイート:noteの感想をツイッターで頂ければ、RTで拡散させていただきます。
②チャット相談:公式LINEとTwitterDMにて、本noteに関する相談を受け付けます。


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【コピペ用】
よこりょーさん(@yokoryo_career)のnote『転職の教科書』を読みました。
https://note.com/yokoryo/n/n72932a909527
#ビルキャリ #転職 #転職したい #転職活動中


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◆期間限定のお知らせ

<期間限定のお知らせ>
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・本noteは有料note(2,980円)を予定していましたが、期間限定で無料noteとして公開しています。

・予告無く、有料noteへの変更、及び値上げをする可能性があります。


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はじめに

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改めましてこんにちは。

転職は多くの人にとっては慣れないもので、不安の大きいイベントだと思います。

それに「転職の始め方」を調べると自己分析や、企業研究、面接対策と、あれこれと調べることが多て、情報収集だけでも一苦労ですよね。

これを読んで頂いている方だけにお伝えしますが、実は”転職情報の収集”は転職の考え方が曲がってしまうので、最初にあちこち調べたりしないで下さい。

「調べない方がいい?何かあやしい。」

と思った方もいると思います。

しかしこれは大事な話ですし、理由はこの後すぐ説明するのでもう少しだけ読み進めてください。

このnoteで一番大事な、STEP1だけでも読んでもらったら、トコトン”転職情報”を調べてもらって構いません。

ただこの記事は、実際に年収を上げる転職を戦略的に計画して、その考え方や方法を実践してきた、私の転職ノウハウを紹介しています。

転職成功に必要な大前提の考え方、それから応募・面接の準備の仕方や選考スケジュールの組み方、年収アップ交渉などを網羅した『転職の教科書』になっています。

この記事があれば、ネットを調べまわって情報過多になり、「結局どれが正しいの?」という迷いもなくなります。

世に多くの転職本やマニュアル本があっても、実際に実行して成功した転職の全手順を公開しているものは、このnoteだけです。(他にあれば教えてください)

転職経験者の方は転職活動の流れはおおよそ理解しているかもしれません。

しかし、転職を成功するための面接の考え方、年収UPのためのコツなどを自分のものにしている方は少ないと思います。

また転職がはじめての方は、転職活動がどう進んでいくのか、求人票を見るポイントや履歴書・職務経歴書の書き方も良く知らない方がほとんどでしょう。

ただ冒頭でもお伝えした通り、転職はバックキャスティングで捉えている人が成功します。

勝ち方がわかれば転職で『年収100万円UP』は誰でも可能です。

「いざ転職活動だ!」という方はもちろん、「すぐではないけどいずれ転職は考えている…」という方も、いずれ自分で転職活動をすることになります。

その時のための予習、そして本番のための教科書として、この『転職の教科書』は手にしておいて損は無いです。

これからの時代は転職していないことがリスクになる世の中。

この記事を読みながら、今後のビジネスマンの必須スキルになる「転職の作法」を一緒に学んでいきましょう。

では始めていきます。


第1章 転職の基本ノウハウ【事前準備編】

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事前準備をしなくても転職が出来る。

そんな人材になっていることがビジネスマンの理想です。

しかしその状態になっている人は、転職する目的・自分の経験とスキルの棚卸し・企業ニーズの把握etc、これらを常に意識して仕事をしています。

つまり、”常に事前準備が完了している状態にある”ということです。

これからこの章では、その状態になれることを目指していきましょう。

転職は事前準備が重要と書かれているのは、どの転職サイトでも同じです。

「自己分析」「適職診断」「コンピテンシー診断」etc。

色々な事前準備ツールは豊富にあります。

しかし事前準備が大事なのは分かっているけど、

「自分が何をしたいのか分からない。」
「どんな仕事が合っているのかが結局分からない。」

こう悩むことも多いです。

この尽きない悩みの原因は、転職の本質的な部分を理解できていないからです。

こういった本質的な悩みをこの章ですべて解決します。

このnoteの事前準備は他の転職サイトとは違います。

○○診断といった”占い”をしていくのではなく、現実にリアルにあなたの進むべき転職先がどこなのかを明らかにしていく事前準備です。

この章をしっかり読んで準備しておけば、履歴書も職務経歴書も面接も、何も問題なく進められるので、まずはここからスタートしていきましょう。


STEP1:転職はバックキャスティングで考える

転職活動を成功させるに当たって大前提となる考え方をお伝えします。

それは、”バックキャスティング”です。

この呼び方をご存じない方もいるかと思いますが、日本語に直すとすぐわかると思います。

「逆算思考」です。

ピンと来た方もいるかもしれませんが、このバックキャスティングで転職というものを考えていないと、絶対に転職は成功しません。

転職どころか、キャリア自体も行き当たりばったりの人生になってしまうかもしれません。

そんなことでは楽しくないじゃないですか。

思ったように転職して、仕事して、描いたキャリアを積んでいきたい!理想の生活を実現したい!そう思うじゃないですか。

そのためには、絶対にこのバックキャスティングは必要です。

この記事を読んでここだけ理解してもらえば最悪OKです。
ここさえ覚えておいてもらえば転職は怖くないです。成功します。

では説明していきます。

まずは、そもそもバックキャスティングとは何か?

それは「逆算思考」です。物事を逆算で考えていくこと。

例えると、目指す理想があって、それを達成するための中間目標があって、そこから逆算でスケジュールやToDoを書き出して、現在の行動を決めていく。

そういう事を言います。

バックキャスティング

既に聞き飽きている方もいるかもしれませんが、”KGI”や”KPI”、”経営計画”や”今期目標”。

これらは、全部バックキャスティングです。

「何だ単純なことじゃないか。何をつまらない事を言っているんだ」と思った方。

では、

「あなたのキャリアはバックキャスティングで歩めていますか?」

どうですか?

・将来過ごしたい理想の生活を思い描いて、そこに至るまでの道筋が見えていますか?
・理想の生活を実現するためには、20○○年までにどんな仕事をして、年収はいくらで、どんな生活をしている目標ですか?
・その20○○年の目標と今の仕事は、ちゃんと線で繋がっていますか?
・そして目標を達成するための行動が今現在できていますか?

これができている方は、もうこの記事を読む必要はありません。

全く問題ありません。転職は間違いなく成功します。読んで頂きありがとうございました。

しかし、そうではなかった方。

もう一度自分のキャリアをこれから造っていきましょう。

一緒にやっていきましょう。

いいですか?

転職はバックキャスティングです。

【将来】自分が達成したい生活があって、
【中間】そのために必要な仕事や年収の額があって、
【現在】その実現のために「今やっておかなければいけない仕事は何か」

これだけです。

これを明確化できたら転職に迷うこともないし、面接や選考で言葉に詰まることもない。

面接対策をしなくても、普通に自分の想いの話をして、自分のストーリーを理解して採用してくれる会社に行けばいいんです。

『好印象の回答』や『アピールになる逆質問』

そういった自分の本心と離れがちな回答は不要です。

そんなのは転職サイトがこじつけた、小手先のテクニックです。

この転職テクニックの情報が先行してしまっているから、多くの方が転職や就職を誤って捉えてしまって、転職したは良いけど思ってた仕事じゃなくてイヤになる。

そんなミスマッチを起こして失敗してしまう。

これが冒頭で、”転職情報の収集”をしないで欲しいとお話した理由です。

この転職テクニックで転職や就職を誤って捉えてしまう原因が、キャリアや転職を”フォアキャスティング”で考えてしまっているからです。

フォアキャスティングとは、「延長思考」のことを言います。

「延長思考」とは、物事を今から未来へ延長して考えることです。

フォアキャスティング

例えば、広告を打つときなどは、チラシ・ホームページ・SNSでのエンゲージ率とそのコストを計算して、より効率的な広告に集中させます。

そういう過去や現在のデータから、次に取るべき行動を選択する。

そういう事をフォアキャスティングと言います。

では、転職テクニックについてはどうでしょうか?

「自己分析をしましょう。」(過去の自分)
「過去を振り返って自分の強みを発掘しましょう。」(過去の自分)
「次の転職先に活きるスキルを棚卸ししましょう。」(過去と現在)
「今までの経験が、転職先の仕事でも活きることをアピールしましょう。」(過去と現在)

どうですか?

全部、過去・現在が起点になってないですか?

これでは、”自分のやりたいこと”、”自分に合った仕事”は見つかりません。

しかし、この考え方が一理あることは認めます。

採用した人が成果を出せる保証はどこにもないので、企業としては過去の経歴から判断するしかないからです。

それをアピールできるように過去を振り返って根拠を並べる作業をしましょう。と言っているのが多くの転職サイトの事前準備です。

しかしそれに引っ張られて、自分の「転職の軸」や「キャリア思考」を過去起点にしてしまったら、これまで以上の生活は望めないです。

やりたいことはできないし、したいライフスタイルも実現できない。

そんな後ろ向きなキャリアでは悲しすぎます。

それに、フォアキャスティングのリスクは他にもあります。

入った企業の事業が方向転換した。倒産した。部署異動させられた。転勤した。

こういったことが今は当たり前のように起こっていて、転職して状況が変わったからまた次の転職を考える。ということになると、自分の進む先はコロコロ変わってしまう。

だから、

フォアキャスティングで転職やキャリアを捉えてしまうと、人生わりと行き当たりばったりになります。

そうなりたくないじゃないですか。

だから、転職とキャリアはバックキャスティングで考える。

よいでしょうか?

これだけは絶対に頭に入れて、次のSTEPを読み進めていってください。


STEP2:転職活動の流れとスケジュール

バックキャスティングの次に大事なことをお伝えします。

それは”流れ”です。

転職も仕事と同じで”流れ”がわかってないと成功はしないです。

先の事が分からないと、事前準備も出来ないですよね。

武器なし防具なしでゲームのボス戦に臨むようなものです。

それでは勝てません。

ただ逆に言うと、攻略本があれば余裕でクリアできますね。

いつ何をすれば攻略できるのか。先の”流れ”が分かれば怖いものはないです。

例えるなら、このnoteはいわゆる”転職の攻略本”のようなものです。

だからまずはこのSTEP2で、大きく”流れ”を捉えて、「あぁ、この段階ではこれをやるんだな。ここではこれをやるんだな。」ということを理解してもらえばOKです。

そのあとに、各STEPの内容を読んで詳細を確認していってください。

では、ザッと転職活動の流れとスケジュールを見ていきましょう。

カンタンに並べると以下のような流れです。

転職活動の流れ

それぞれの段階ではやることがあります。

やり方は後のSTEPに沿って解説していくのでここでは項目だけ順に見ていきましょう。

※転職活動の期間は平均で2ヶ月~3ヶ月と言われますが、現実的にはもう少し長いスパンで転職活動を行った方が良いです。

転職活動の期間の目安はおよそ4~5ヶ月程度。

2ヶ月は正直短すぎて在職中では難しいです。


◆第1章:事前準備(2週間)【STEP1~STEP6】

<ここでやることは3つ>
1.キャリアプラン(転職ロードマップ)を作成する
2.転職の目的を明確化する
3.転職の失敗事例を学ぶ

自分の理想からキャリアプラン(転職ロードマップ)を作成します。

転職活動において、このステップが最も重要です。

ここを曖昧にしていると転職活動はスムーズに行かないですし、仮に転職できてもあとで後悔することにもなりかねないので、しっかり計画する事が重要。

ここが年収アップ転職成功の秘訣です。


◆第2章:キャリア相談・情報収集(2週間~1ヶ月)【STEP7~STEP10】

<ここでやることは3つ>
1.エージェントとのキャリア相談
2.良い求人の探し方を知る
3.業界の動向を知る

次の段階は「キャリア相談・情報収集」です。

自分の描いたキャリアを第三者に確認してもらい、キャリアの実現性を高めていきます。

業界・職種を自分だけの視点で絞ってしまうと、他のキャリアパスの可能性を見逃してしまう場合があります。

ここの期間で第三者と相談し、より適正な年収と自身の市場価値を見極めて、次の段階の書類作成へ進みます。


◆第3章:書類作成・応募(2週間~1ヶ月)【STEP11~STEP19】

<書類作成でやることは4つ>
1.履歴書の作成
2.職務経歴書の作成
3.自己PRの作成
4.志望動機の作成
<応募でやることは4つ>
1.求人票の読み解き方を知る
2.応募の進め方を知る
3.何社に応募するかを決める
4.選考スケジュールのコツを知る

ここでいよいよ履歴書や職務経歴書を作成し、求人へ応募します。

特に職務経歴書は面接をスムーズに進めるために必要な仕掛けです。

作成に時間が取れない場合は、転職エージェントを利用して作成してもらうことも可能です。

また、応募で気をつけるべき”求人票の見方”や応募の進め方についても理解しておきましょう。


◆第4章:面接・内定(1ヶ月)【STEP20~STEP31】

<面接~内定の段階でやることは7つ>
1.面接の本質を理解する
2.面接の流れとポイントを理解する
3.面接準備のコツを知る
4.面接で他企業の選考状況を聞かれたときの注意点を知る
5.年収アップに失敗した転職の経験談から学ぶ
6.年収交渉の方法を知る
7.内定通知後の流れを知る

書類選考を通過すると、いよいよ面接です。

面接突破のカギは自身が作成したキャリアプラン(転職ロードマップ)と職務経歴書です。

この2つをしっかり読み込めば、一般的に言われている、声のトーン・話すスピード・表情といった面接テクニックに時間を書ける必要はありません。

また、年収アップ転職で最も重要な「年収交渉」もこのタイミングで行います。

年収交渉には複数の企業を並行して先行を進める必要があるので、スケジューリングが重要になります。


◆第5章・第6章:退職・入社(1~2ヶ月)【STEP32~STEP36】

<ここでやることは3つ>
1.退職までの流れを知る
2.有給休暇を取得して退職するためのコツを知る
3.入社後3ヶ月目までの行動指針を知る

内定獲得が転職活動のゴールではないです。

内定後の入社意思表示は一般的に1週間~2週間程度で、この間に回答をする必要があります。

その後、退職意思表示、退職・入社日調整、退職届提出、業務の引継ぎ、他退職・入社の事務手続きなど、やらなければいけないことは多いです。

マナーを守り、有休消化のためにも、流れを知っておくことが重要です。

また、ビジネスマンとして入社後にどのように行動すべきかも紹介していきます。


以上が、年収アップの転職までに必要なこととスケジュール感です。

どうですか?やること多いですか?全36ステップです。

ただ、これだけで年収が上がるんだから、企業で年収UPを目指してコツコツやるよりずっとコスパは良いし転職活動する方が安定だと思います。

とは言え、やることは多いので、ひとつひとつこなしましょう。

当然、全部をやらなくても自分に当てはまる部分だけでもOKです。

私は全章通しで読んでもらいたいですが、難しい場合は第1章は全て読んで理解したあと、自分に当てはまる章を繰り返し読んでもらう方法です。

ゲームの攻略本と同じ使い方をしてもらうのが効率がよいです。

読み返しつつ、全36STEPをこなせば確実に年収100万円UPにつながります。

頑張りましょう。

では、次に進みます。


STEP3:目指すキャリアは欲しい結果から描く

あなたは5年後、どんな生活をしていたいですか?

転職で年収100万円アップを目指すなら、まずはこの質問に答えられるようにすることから始めましょう。

実は、キャリア相談でよく聞かれます。

「やりたいことがわからない」
「何が合っているのか分からない」
「どうしたらわかるようになりますか?」

残念ながら、分かるようにはなりません。
だってまだやってないのだから。

本質的なことを言えば、「やりたいこと」「合っていること」これはやってからじゃないと分からない。

よく自己分析で「自分に合った適職診断」的なものがありますが、あれは、テレビの占いと一緒です。

私も占いとかは面白くて好きですが、それをキャリアに当てはめるのはどうかと感じます。

あくまで性格とかを類推して「こんな感じかな?」でこじつけているだけです。当たるかもしれないし、外れるかもしれない。

あれはあくまでザックリした統計のデータであって、あなたに当てはまるかどうかなんて分からないはずです。

楽しいことも辛い事も、自分でやって体感して初めて「あぁ、これ好きかも」とか「これはちょっと合わないな」とかの感情がわかるもの。

人によって感じ方は違います。

だから仕事を始める前から、”適職”を見つけるのは不可能です。

言い切ります。不可能です。

じゃあどうすればよいのか?

答えはこれです。

「やりたい仕事」を見つけるのではなく、
「欲しい結果」を見つけましょう!

どういうことか?

やりたい仕事は見つけられなくても、その仕事をして得られる”成果”と、その仕事をしている”生活”はおおよそ想像つきますよね。

「あなたは仕事でどんな成果を得て、どんな生活がしたいですか?」

これがあなたの「欲しい結果」です。

例えば、医者になったら社会的貢献度・使命感・地位・名誉・収入・他といった”成果”を得られます。

ライターやプログラマーなら、フルリモートで働けて、家族との時間を多く取れるかもしれない。これが”生活”。

この、仕事をして得られる”成果”と”生活”を目的にして仕事を選ぶと、それら「結果」を得るまでの困難はだいたい耐えられます。

ちなみに、目標に到達するために苦しいことを耐えて、欲しいものが得られたとき、あなたは何を感じますか?

そう。”達成感”を感じますよね。

これが「やりがい」というものの正体です。

部活などを一生懸命やってた人はわかるかと思いますが、いかがですか?

何のために必死に頑張っていたか。それは「欲しい結果」のためです。

私は「優勝したい」と思うから部活を頑張っていました。

負けたあとでも、目標に向かう過程をやり切ったときに感じたのは、強い”達成感“でした。

当時はキツかったですが、その部活の競技は今でも大好きです。

この感覚が仕事にも当てはまるんです。

5年後にはこんな生活をしていたいな。
そのためにはこれくらいの年収・時間・働き方をしたい。
そのためには今はこの仕事をしていく必要がある。

そう思って、今の仕事が出来たらどうですか?
理想に近づいていく感覚がありませんか?

少しずつでも近づいてったら仕事の”達成感”を感じるはずです。

この”達成感”が仕事の”やりがい”につながり、自分の”やりたいこと”につながり、最終的に”自分に合った仕事”につながるんです。

だからまずは「欲しい結果」を見つけましょう。

欲しい結果は正直、何でもOKです。

自分に素直に、他人の目とか気にしない、単純な理想でOKです。

例えば

<成果>
”高収入”
”有名人に会える”
”人に評価される”
etc
<生活>
”都内の一等地住み”

”時間にゆとりのある生活”
”家族と旅行にたくさんの生活”
etc

とかでOKです。

とにかく自分の理想を思い描きましょう。
欲しい”成果”と”生活”。これを一旦書き出してみる。

ここまで出来れば、この先のSTEPであなたの”やりたいこと”や”適職”を見つけることができます。

書き出せたら、実際にキャリアプランを作成していきましょう。


STEP4:逆算でキャリアを導く5つの質問+2つの作業【キャリアプラン(転職ロードマップ)の作成】

このSTEP4を終えると、あなただけのキャリアプラン(転職ロードマップ)が出来上がります。

早い人は30分もあれば完成しますが、しっかり考えると1時間あっても足りないくらいです。

だた、これが年収100万円アップの転職には必要不可欠になるので、必ず作成することをおすすめします。

このキャリアプランを作成すれば、転職で難関の「転職理由」「志望動機」で悩むこともなくなるので、しっかりこのSTEPの5つの質問+2つの作業を、PCや紙に書き出していきましょう。

PDFになりますが、以下のワークシート(PDF版)もご活用ください。


5つの質問+2つの作業の内容は以下になります。

質問1:あなたの描いた理想は何年後の想定ですか?

質問2:
その時の年収・プライベートの時間・働き方(出社やリモートワーク)はどのような形が理想ですか?

質問3:
今のあなたと理想の生活をしているあなた、その差は何ですか?
(理想の実現に必要だけれど、今のあなたに無いもの)

質問4:
理想の実現に必要なもののうち、優先度の高い10項目はどれですか?(以下、『TOP10要素』と呼びます)

質問5:
『TOP10要素』を得られる仕事はそれぞれどんな仕事ですか?

作業1:
『TOP10要素』を得られる仕事で、今の仕事に近い仕事⇒理想の生活に近い仕事へ順に順位を付けてください。

作業2:
理想達成の年から逆算して、どの仕事に何年従事するか、何歳から何歳まで行うか予定を記入してください。

完成したキャリアプランに記載の仕事が出来る企業が、次の転職先の候補になっていきます。

このキャリアプランを用いて、キャリア相談や求人探しを行うことになりますので、作成できたら実際に使っていきましょう。

作成のコツは、このnoteの最後に【付録】詳細:逆算でキャリアを導く5つの質問+2つの作業として詳細を掲載していますので、そちらも確認しつつ作成してみてください。


◆公式LINE登録特典:キャリアプラン作成ワークシート(スプレッドシート自動作成版)無料ダウンロード

<公式LINE登録特典>
キャリアプラン作成のためのワークシート(スプレッドシート自動作成版)を無料配布しております。
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「キャリアプラン作成ワークシート(スプレッドシート自動作成版)」


スプレッドシート版での作成例はこちら

キャリアプラン転職ロードマップ(記載例)_2

キャリアプラン作成ワークシート(記載例)_2


STEP5:転職の軸を決める

キャリアプランができたら具体的に転職の準備に入っていきましょう。

ここでやることは2つです。
1:転職の目的を改めて認識する
2:希望の条件を整理する

キャリアプラン(転職ロードマップ)を確認して、まだ今の会社で「TOP10要素」を得られるのなら、まずは今の会社で必要なことを学んでスキルアップを図ってください。

もし今の会社で「TOP10要素」を得られないのなら、キャリアプラン(転職ロードマップ)に記載してあるステップを踏んで、転職を検討していった方が良いです。


1:転職の目的を改めて認識する

転職の目的は”TOP10要素を得ること”です。

これが大前提になるので、ぶれないように再度確認しましょう。

今の仕事でTOP10要素以外のメリットがある場合もありますが、それは理想の生活の実現のためには優先順位は低いです。

なにより優先すべきはTOP10要素になります。


2:希望条件を整理する

次に、働くにあたっての希望条件を整理します。

「TOP10要素以外に自分が何を望んでいるか?」に優先順位をつけることで、転職の失敗を防ぐことができます。

下記に例を記載するので、これらを参考にあなたの希望条件を書き出してみて下さい。

<希望条件の参考例>
・年収が上がる
・時間に融通がきく
・職場の雰囲気がいい
・勤務地の希望が叶う
・世の中の役に立つ仕事
・リモートワークができる
・任される仕事の規模が大きくなる
・任される仕事の難易度が高くなる
・etc

これら全ての希望を満たすのは難しいので、どこまで譲歩できるのか?必ず優先順位を付けておきましょう。


STEP6:転職の失敗事例から学ぶ

ここまで、『キャリアプラン・転職の軸』を決めてきました。

ここを曖昧にすると「こんなはずじゃなかった・・・」と転職で失敗することになりかねません。

そんなことにならないためにも、転職の失敗事例を参考に見ておきましょう。


【 雇用条件をしっかり確認せずに、内定に飛びついてしまった。】
給与・福利厚生が同水準だったのですぐに入社を決めたが、実は試用期間中は給与は下がり、土曜出勤も月に2回など。

<POINT>
『転職の目的(TOP10要素)』と『希望条件』を見直して、雇用条件は必ず確認をしましょう。


【 待遇に惹かれて入社したものの、本来の目的が達成されなかった。】
「やりがい」を求めて転職を決意したものの、面接で違う職種を勧められ、その待遇に惹かれて違う職種で入社。給料は良いが、本来の目的だった「やりがい」を感じられない。

<POINT>
『転職の目的(TOP10要素)』と『希望条件』の優先順位が入れ替わると起こってしまう失敗なので、ロードマップ片手に転職活動を進めて行きましょう。


【 憧れていた職種に転職したものの、辛くて続けられない】
いつかは働きたいと思っていた職種に転職したものの、想像以上にハードで続けられそうにない。

<POINT>
『希望条件』の整理が曖昧だと起こりがちな失敗。これも『転職の目的(TOP10要素)』と『希望条件』を再確認することで防げる。目的を果たすために転職する。それを達成するために譲れない条件の整理をして転職活動に臨みましょう。


【 前職と真逆の会社に転職したものの、やっぱり合わない 】 
前職の大企業の環境に不満があって、ベンチャーへ転職。しかしやっぱり合わない気がする。

<POINT>
”不満”を転職の軸に置いてしまうと起きてしまう失敗です。転職の軸はしっかりロードマップで作成してから、転職活動を進めて行きましょう。


第2章 転職の基本ノウハウ【キャリア相談・情報収集編】

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ここからは、第1章で作成したキャリアプラン(転職ロードマップ)に失敗のリスクがないかを確認しつつ、情報を集めていきましょう。

「初めてキャリアプランを作った」という場合は、作成できたプランはまだ荒削りの状態です。

より具体性を高めて失敗しないよう、しっかり修正と改善を加えていきましょう。


STEP7:悪いことは言わない。転職エージェントは必ず使うべき

転職に慣れていない方は、転職サイトだけではなく、転職エージェントを必ず利用して下さい。

なぜなら、
転職サイトより転職エージェントの方が利用するメリットが遥かに大きいこと。
転職に慣れていない方が転職エージェントを利用しないで転職すると、失敗のリスクが高まるからです。

転職サイトと転職エージェントの簡単な違いは以下。

<転職サイト>
あなた個人で転職活動を進める場合のサービス。無料。
例)リクナビNEXT、マイナビ転職、他
<転職エージェント>
担当キャリアアドバイザーとチームで転職活動を進めるサービス。無料。
例)リクルートエージェント、doda、JACリクルートメント

転職エージェントを利用するメリットは、
非公開求人(条件良い隠れた求人)を紹介してもらえる
企業の内部情報を教えてもらえる(信頼度50%程度)
職務経歴書などを代理作成・添削してもらえる(労力と時間の短縮)
面接で聞かれる質問を教えてくれる(紹介実績のある企業の場合)
年収交渉をしてくれる
・他

逆に利用しない場合は、これらのサポートなしでひとりで戦う必要があります。

さらに、他の応募者はこれらのサポートがついたチームで企業の選考に進んできているので、比較されると弱いです。

正直、転職エージェントは利用しない理由がないです。

メリットデメリットを天秤に掛けても圧倒的に利用するメリットの方が大きい。

その上、完全無料なので利用して損することは何もありません。

考えられるデメリットは”連絡が面倒”と言ったくらいの話ですね。

悪いことは言わないので、転職エージェントは必ず利用するようにして下さい。

私は過去すべての転職で転職エージェントを利用しました。

また、転職エージェントを利用する際には最低でも2社以上のエージェントを利用するようにしましょう。

その理由は、以下の3つ。
■担当キャリアアドバイザーが合わないこともある
■非公開求人はエージェントごとに独占のものがある
■一人のアドバイザーの助言だけではキャリアプランが偏る可能性がある

それぞれ簡単にご説明します。


■担当キャリアアドバイザーが合わないこともある
キャリアアドバイザーも人です。
性格的に合う人もいれば、合わない人もいます。
転職活動はわりと長期的に連絡を細かく取り合いますし、キャリアや希望について何もかも話せるような信頼の置ける人と転職活動を進めた方が結果的に良い転職ができます。


■非公開求人はエージェントごとに独占のものがある
転職エージェントごとに独占している非公開求人が違います。
そのため、そのエージェントでないと紹介してもらえない求人もあるので、1社だけの登録だと、自分に合った求人を見逃してしまう可能性もあります。
「本当は良い求人があったのに、利用しなかったために応募できなかった」ということにならないよう、可能な限り複数の転職エージェントを利用した方が良いです。


■一人だけのアドバイザーのサポートではキャリアが偏る可能性がある
キャリアアドバイザーとチームで転職活動を戦うことになりますが、アドバイザーが1人だけだと、その人の価値観で物事を判断してしまいがちです。
複数のアドバイザーから書類添削や企業情報の提供をしてもらった方が、失敗のない転職活動ができます。


ちなみに、私は過去3回の転職で20社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきましたので、どこが良いかある程度の判断ができます。

以下で、私がこれまで利用してきて良かったエージェントを厳選して紹介しています。

こちらの記事の転職エージェントから選んで利用してもらえば間違いないので参考にしてください。


\ おすすめの転職エージェントを見てみる /


STEP8:キャリア相談でキャリアプランの失敗リスクを減らす

転職エージェントに作成したキャリアプランを相談することで、キャリアの失敗リスクを低減することができます。

この、転職エージェントへの相談は面倒かもしれませんが、絶対にした方がいいです。

その理由は、3つ。
■転職のプロからアドバイスをもらえる
■キャリアプランに不適切な部分があれば修正できる
■修正を重ねることでより失敗リスクの低いキャリアプランになる

以下で簡単に説明します。


■転職のプロからアドバイスをもらえる
転職エージェントに相談するとキャリアアドバイザーという担当があなたにつきます。
そのキャリアアドバイザーはあなたの他にも何十人・何百人の単位で転職のサポートをしていて、転職希望者のキャリア達成のサポートを生業としている転職のプロです。

あなたの希望と似たキャリアをすでに積んでいる人が他には多くいます。
キャリアアドバイザー数人のサポート経歴の中にはほぼ1人はいます。
その人をキャリアのロールモデルとすれば、転職はほぼ上手く行きます。

しかも転職エージェントはどこも無料で利用できます。
キャリアプランの相談をすれば、プロから的確なアドバイスをもらえるので、おすすめです。


■キャリアプランに不適切な部分があれば修正できる
作ったキャリアプランにどんなに自信があっても、自分ひとりで作ったものにはどこかに必ず落とし穴があります。
その落とし穴を見つけて修正を手伝ってくれるのがキャリアアドバイザー。
自分では気付けない点を見つけてくれるので使わない手はないです。


■修正を重ねることで失敗リスクの低いキャリアプランになる
キャリアアドバイザーへの相談は1人ではなく、2人・3人と複数人にする方がより失敗のリスクを低減できます。
1人だけへの相談ではそのキャリアアドバイザーの主観や力量が大きく関係してくるので、最低2人には相談すると良いです。

2人・3人と相談することで見落としも減り、キャリアプランはどんどん精度が上がって失敗するリスクが減っていきます。

キャリアプランを作成したら、まずは複数の転職エージェントのキャリアアドバイザーにキャリア相談をするのをおすすめします。


STEP9:良い求人情報の探し方

転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーと相談ができたら、実際に求人を探していきましょう。

現在、求人情報の探し方は多種多様です。

リクナビNEXTなどの転職サイトの求人や、ビズリーチやミイダスといったスカウトサイト、転職エージェントからの求人紹介など、例を上げればきりがないです。

あまりに情報過多になりすぎて、希望を絞りきれずにいる人も多いと思います。

そんな中で私がおすすめする求人情報の探し方は以下です。

1:キャリアプランから転職エージェントに求人の希望を伝える
2:転職エージェントから非公開求人を紹介してもらう
3:転職サイト・スカウトサイトで似た求人を検索して比較する
4:2の非公開求人の条件で納得できれば応募を検討

とてもシンプルです。

ハッキリ言って、「求人を探す」と言う行為は作業です。

あなたでなくても出来ることなので、あなたがやる必要はありません。

この求人情報の検索の作業は、転職エージェントにやってもらうのが最も効率的です。

しかも、自分では見つけられない非公開求人を紹介してくれるので、なお都合が良いです。

「どうしても自分で大量の求人票を見たい。」という場合でない限り、転職サイトに毎晩1時間も2時間も張り付いて検索をするようなことがないようにして下さい。

STEP10:業界動向を探る

希望の業界や職種に転職する際には、ただ求人情報だけを探すのではなく、その業界の状況も合わせて確認しておくことも重要です。

なぜなら、各業界の動向と転職市場は連動していくことがほとんどだからです。

各業界の景気が良ければ採用も積極的ですし、逆に景気が悪ければ採用は控えています。

この動向を知っているのと知らないのとでは、応募する企業の書類選考や面接の通過率は変わってきます。

特に2020年現在は、新型コロナウィルスの影響で企業の採用活動に大きな影響が出ています。

私自身の経験を記した以下の記事も参考にしてもらいたいのですが、

企業の募集背景を知ることで、自分を売り込むポイントも見えてきます。

各業界において、今何がトピックでどういった人材を求めているのかなども探ってみると良いでしょう。

この業界の動向で転職の難易度も変わってくるので、転職サイトのコラムなどを参考に最新動向をチェックしてみてください。


第3章 転職の基本ノウハウ【書類作成編】

『転職の教科書』挿入画像

いよいよ書類作成編に入ります。

求人に応募するにあたって必ず引っ掛かるのが、履歴書と職務経歴書の作成。

書き方を知らない場合は作成するまでにかなりの時間を要しますし、この書類を持って、企業から選考されるとなると、しっかり対策はしたいものです。

特に職務経歴書については、面接の成功のカギにもなるので、ひとつひとつポイントを押さえて、最大限あなたの魅力を伝えられる書き方を理解していきましょう。


STEP11:履歴書の書き方(例文付き)

履歴書は特別な指定がなければPCでの作成で全く問題ありません。

むしろ現在はPDFでの提出も一般的です。

様々なウェブサイトに雛形があるので、それらを利用すると良いでしょう。

書式はJIS規格に従ったA4サイズ2枚の一般的なもので問題ないです。

書く際の心構えですが、以下の点に注意しましょう。
・誤字、脱字、略字はNG
・時間に余裕を持って作成する
・志望動機は応募企業に向けて記入する
・記入ミスだけは無いように十分注意する
・資格等がない場合は空欄にはせず、”特になし”と記入する
・手書きの場合は消せるボールペンや修正テープなどの使用はNG


記載例を見ながら確認していきましょう。

履歴書例1‐1

履歴書例2-1


①プロフィール欄

特別気にする部分はありません。そのまま記入しましょう。
・生年月日は西暦でも和暦でも可
・ふりがなは最後までしっかり書く
・住所は丁・番地でなくてもOK(”-”ハイフンでも可)


②学歴・職歴

学歴と職歴は分けて書きます。

・学歴は高等学校からで良いです(義務教育は記載不要)
・学部・学科・コース名まで記入します
・年は西暦(元号でも良いが統一する)
・職歴は短くても全て記入します
・会社名は略さずに正式名称で記入します
・部署異動についても記入します
・離職期間中のアルバイトは3ヶ月以上の場合は記入します
・退職理由は書かなくても可です(書く場合は”一身上の都合により”でOK)
・現職の企業の退職日が決まっている場合は、「令和○年 ○月 株式会社○○ 退職予定」と記入します
・最後に”以上”を記入します


③免許・資格

免許や資格があれば記載しましょう。民間資格でも自身の能力をアピールできるものであれば記入してOKです。ただし趣味の資格など仕事に関係ないものは記入しない方が良いです。

・取得年月日から順に記載します


④志望動機・特技・アピールポイントなど

職務経歴書に志望動機は書くので、ここでは簡潔に記載しましょう。

以下に例文を記載しておくので参考にして下さい。

【事業内容に関心がある】
貴社の○○事業に関心があり、応募いたしました。特に○○において○○をされている点に魅力を感じています。これまでの私の経験を活かしつつ、ぜひ貴社の一員として事業の成長に関わりたいと考えております。

【自身の経験を活かしたい】
私の○○をしてきた経験やスキルを活かして貴社に貢献できると考え、この度応募いたしました。今までの経験を活かしながら新しい業務にもチャレンジし、貴社の事業や組織の成長に貢献しならがら自分自身も成長していきたいと考えております。

【企業理念に共感した】
貴社の○○という企業理念に共感し、応募いたしました。私自身も○○という点を大切にしたいと考えており、そのような理念を持った方々と一緒に働きたいと考えております。

【裁量の大きさに魅力を感じた】
貴社の個々の裁量が大きい職場環境に対して魅力を感じ、応募いたしました。責任感を持ちながら、工夫を重ねて成果を出していく職場環境に、自身が成長し貴社に貢献できる可能性を感じています。

【社員に魅力を感じた】
貴社で働かれている○○様とお話の機会を頂き、その働き方に魅力を感じて応募いたしました。その中でも○○という点が、自身の価値観や仕事感に近いと感じました。○○を行うことで、貴社への価値貢献をしたいと考えております。

【未経験職種に転職したい】
前職では○○に従事しておりましたが、より○○に近い仕事をしたいと考えておりました。今回、貴社の求人を拝見し自分も○○に貢献できる仕事で挑戦し成長していきたいと考え、貴社への応募を決意致しました。


⑤通勤時間ほか

こちらも特段気をつけることはありません。配属や職場が決まっていない場合は本社や支社への通勤時間で問題ありません。

・電車であれば路線を記入
・通勤時間は目安で問題なし
・配偶者の有無や扶養有無は間違えないように


⑥本人希望欄

特別な希望がある場合には必ず記入しておきましょう。
特にない場合は”貴社の規定に従います。”と記入しておけば問題ありません。

以下に例文を記載しておくので参考にして下さい。

【連絡可能な時間帯】
連絡可能な時間帯:電話の場合、平日18時以降または土日祝日。現在在職中のため、平日日中のご連絡についてはメールでお送り頂ければ幸いです。

【帰社時間】
子供の保育園の迎えのため、毎週水曜日は18時に退勤させていただければ幸いです。

【希望職種】
希望職種:○○職を希望します。

【特に希望がない場合】
貴社規定に従います。


※補足Q&A

Q:履歴書では「御社」「貴社」どちらを使う?
A:「御社」は話し言葉、「貴社」は書き言葉なので、履歴書記載では「貴社」です。

Q:いつごろまでに履歴書は書けばいい?
A:書ける所は先に書いておくのがベター。志望動機や通勤の部分は応募企業が決まったらすぐに書いてしまいましょう。

Q:履歴書のサイズはB5(B4二つ折り)?A4?
A:特別な指定がなければどちらでも可です。市販はB5なのでB5で提出する方もいますがビジネスの主流はA4です。指定がなければどちらか好きな方で問題ないです。

Q:PC作成より手書きの方がいい?
A:特別手書きの指定がなければPC作成で何も問題ありません。

Q:アルバイト・フリーター経験しかないのですが、職歴に書ける?
A:アルバイトはれっきとした職歴です。履歴書にはアルバイトの経歴も記入します。ただし2ヶ月などの短期の場合などは不要です。

Q:履歴書に職務経歴を記載している例を見かけます。書いた方がいい?
A:職務経歴書を提出するのであれば、履歴書に同じ内容を記入する必要はありません。むしろ無い方が良いです。


STEP12:職務経歴書の書き方

職務経歴書は年収アップ転職を成功させるための重要な書類です。

面接でしっかり話が出来るように、あなたの経歴をわかりやすく伝えられる書類に仕上げる必要があります。


◆書く際の心構え

・かなり時間に余裕を持って作成する
・志望動機と自己PRは応募企業に向けて記入する
・自身の経験を客観的に判断できるよう数字や実績で表現する
・手書きの場合は消せるボールペンや修正テープなどの使用はNG


◆職務経歴書の意味

職務経歴書は自分という商品を企業に売り込むための”スペック表”です。


”これまで積み上げてきた経験とスキル”を商品にして企業に購入を促すための書類になります。

ポイントなるのは、「自分ができること」を表現するのではなく「企業の求めていることを満たせること」を表現することです。

自分が優れていることをアピールするよりも、相手のニーズに自分が合致しているという事をアピールした方が転職の成功確率も高まります。

ザックリまとめると、転職活動における職務経歴書の論理構成は以下になります。

職務経歴書の論理構成

結論:私は御社のニーズを満たせます。(志望動機他)
 ↓
理由:なぜならこういったスキルがあるからです。(自己PR)
 ↓
根拠:その根拠としてこのような経歴があります(職務経歴)
 ↓
再結論:ですから、私は御社のニーズを満たせる人材です(「採用してください」)

職務経歴書の記載内容はこのような論理構成になっていることを理解した上で、作成に入りましょう。


◆企業のニーズを把握する

まずは応募する企業の求人票を確認します。

そこに”求める人物像”の記載があればそれを把握しましょう。

その上で、企業HPも必ず調査を行います。採用HPがあればそこにも必ず”求める人物像”が記載されているはずです。

書かれているのは大抵、「自ら発信し、ゼロから創造していける人材」や「多様性を認め、周囲を巻き込んで行動できる人材」など、かなり大きな内容となっているはずです。

その内容を、求人の職種で必要と考えられるスキルや経験に当てはめて考え見ると、企業のニーズが見えてきます。

例えば、営業職なら「マニュアルや規定に囚われず、新規開拓のスキームを策定して成果を上げられる人材」

技術職であれば「製品開発のためのチームを指揮できる、もしくは一員になれる人材」など。

こういった企業にニーズを捉えられれば、あとは「自分がニーズ満たす人間である」と主張していけば、自然と良い書類に仕上がっていきます。


◆仕事の共通点を抽出する

「自分がニーズを満たす人間である」と主張するには、求人の業務と自身の経歴で共通するスキルを抽出して職務経歴や自己PRに落とし込めばOKです。

イメージは下記のような図になります。

職務経歴書スキルの共通点

転職で業界や職種の共通点を抽出する場合は、企業のニーズに当てはまるスキルや経験を拡大してみると、共通点が見えてきます。

この共通点のスキルに関わる業務の経歴を職務経歴書に記載していくことで、説得力のある書類になっていきます。


◆社内評価ではなく、成果の”経緯”をアピールする

実績をアピールする際によく間違えがちなのは、社内評価を実績として記入してしまう例です。

「売上目標の120%を達成し、全期社内表彰で最優秀賞を受賞」など。

これは優秀な実績のように見えますが、実はその会社の基準で目標を達成し、賞を取ったというだけで、「ではうちの会社で同じような成果を出せますか?」という問いに対しての説得力がありません。

採用企業側が知りたいのは、成果を上げる『再現性』です。

この『再現性』を企業に納得してもらうことで、”企業のニーズを満たす人材”であると認識してもらえます。

なので、記入すべき内容は実績や賞などの”結果”ではなく、成果を上げるまでの”経緯”です。

”経緯”の書き方は以下のS・T・A・Rを意識すると良いです。

・Situation(どんな状況で)-環境、背景、目標、きっかけ
・Task(どんな課題や役割があって)-職務、任務、難易度
・Action(どんな行動を取って)-具体的な行動、創意工夫、周囲への助言
・Result(どんな結果になったのか)-成果、効果、学び、数字

これらを簡潔に記載することで、企業は成果の『再現性』をイメージすることができるようになります。

あくまで、会社の枠組みの中での成果ではなく、”あなた個人としての”目標・考え・行動・結果を記入するようにしましょう。


◆書類にすべてを記載する必要はない

ここが面接をスムーズにクリアするためのコツです。

職務経歴書の書き方でよくある悩みは、「業務内容が長くなりすぎて書ききれない」というもの。

ここで大事なのは、

「そもそも職務経歴書にすべてを記載する必要はない」

ということです。

むしろ5~6割の記載にしておくことで、面接で話す”余白”を作ることができます。

この”余白”を持っておくことが、採用面接であなたの魅力を伝えるチャンスになります。

”余白”がある場合、読んだ面接官は「ん?ここの経歴はうちと共通点があるけど、本当にうちで成果出せるかは詳しく分からないな。」とツッコミを入れたくなります。

すると「ここを面接で聞いてみよう」という準備をしてくることになります。

面接で「ここをもう少し詳しく教えてくれますか?」と質問されたら、存分に自己PRが可能です。

逆にすべてを書ききってしまい、「これ以上聞く事がない」「聞くまでもない」ということになると、面接官もあまり気乗りのしない面接になります。

さらに職務経歴について聞く事がないので、こちらの思いもよらない質問が出てきたりします。

ですから、職務経歴書にすべてを記載する必要はないのです。

面接で自己PRしたいけど書類に書ききれない!というような”得意エピソード”がある場合は、先ほどの”S・T・A・R”の概要のみを簡潔に記載してあげれば、面接官が食いつきやすくなりますので、活用してください。


※補足
書類作成は履歴書と同様に、特別な指定がなければPCで全く問題ありません。むしろ記入量が多いのでPCでの作成の方が良いでしょう。

また、職種によって様々な雛形があるので、ネット検索して書式をダウンロードするのが最善です。

※詳細な注意事項は各転職サイトに記載の通りなので、あなたの職種に合った見本にならって記入していきましょう。


STEP13:自己PRの書き方(例文付き)

自己PRは企業に対して、「自分を採用すべき理由」を主張するための大切な要素です。

ここでは、自分自身をアピールするための自己PRを上手くまとめる方法を説明していきます。


◆自己PRの書き方

以下の流れで考えていけば綺麗にまとまります。

①STARを用いて過去の経験を洗い出す
②企業の求める人物像・業務スキルの拡大で共通点を抽出
③共通点を一言で言い換えて見出しにする
④結論から記載して200字程度にまとめる

詳しく書き過ぎず簡潔にまとめるのがコツです。


①STARを用いて過去の経験を洗い出す
自分が今まで経験してきた仕事の内容を洗い出していきましょう。

このとき、”STEP12:職務経歴書の書き方”で説明したSTARを用いるとスムーズです。

続けて、洗い出した仕事内容に具体性を持たせる数字を加えていきます。

「担当プロジェクトの利益を120%達成」や「1年間に新規顧客を10件獲得」などの利益に直結する数字が書きやすいですが、技術職などの場合は「50人の関わるプロジェクトの工程管理」「製造スケジュールの20%短縮」などといった形で良いです。

必ず数字で表現する事が大切です。


②企業の求める人物像・業務スキルの拡大で共通点を抽出
”STEP12:職務経歴書の書き方”で説明したように、企業のニーズと求人の業務スキルの解像度を高めて、①で洗い出した経験との共通点を抽出しましょう。

この時点で、企業への訴求力の高そうな2~3つに絞っておきましょう。


③共通点を一言で言い換えて”見出し”にする
厳選した2~3つの共通点を一言で表現していきましょう。

例えば、「20社が関わる担当プロジェクトで利益を120%達成」という経験であれば、「社外調整能力に長けている」「プロジェクト管理能力に優れている」「ネゴシエーション力が高い」などと言い換えることができます。

このフレーズを自己PRでは”見出し”にして記入していきます。


④結論から記載して200字程度にまとめる
最後は200字程度に簡潔に記載すれば完了です。

書き方は結論から書きます。【職務経歴書の論理構成】の図にもあったように、結論⇒理由⇒根拠⇒再度結論でまとめると簡潔で分かりやすい自己PRになります。

例)
・『プロジェクト管理能力で利益向上に貢献します』
(結論)私はプロジェクト管理能力に優れています。(理由)現職で20社が関わるプロジェクトを担当し、事業計画利益を120%達成。全社の営業利益率向上に寄与しました。(根拠)プロジェクト責任者として携わり、関係業者が多く連携の取りにくい中で、全ての業者と週に3回以上の協議を重ねることで業者間連携を高め、工程の短縮を図りました。結果10%の工期短縮を達成し、経費の20%を削減。プロジェクトの成功につなげました。(再度結論)この経験は貴社の業務に於いても活かせるものと自負しております。(本文219文字)


◆自己PRを書くときのポイント

上記の例を参考に自己PRを書くときのポイントを説明します。

自己PR例

①まずは見出しで要点を明確にする
②実績や成果は必ず数字で具体的に表現する
③根拠の部分はS・T・A・Rを用いると具体性が増す

自己PRの文章は応募書類の中でも長めの文章です。

そこで重要なのは『見やすさ』。

見出しをつけることで、以下に続く自己PR文の要点がひと目で伝わるようになります。

次に実績や成果は必ず数字を用いて表現します。

数字のない抽象的な「利益UPに貢献」だけだと客観性がなく、1%だけなのか20%も30%も成果を出しているのか分かりません。

大きな実績でなくても良いので、必ず数字を用います。

加えて重要なのが、経験を具体的に記載する根拠の部分。

この部分は長くなってしまいがちなので、STARを用いて要点を押さえて記載するとスッキリまとまり、具体性もグッと増して面接官に刺さる自己PR文になります。

以上のポイント押さえて作成してみましょう。


◆見出しとSTAR(根拠部分)の例文(130字程度)

・効率を追求する姿勢
100人規模のプロジェクトでコスト管理を担当。私が担当になるまでExcelで管理を行っており、関係者間での情報共有ミスにつながっていました。そこで、経費精算システムの導入を提案して実現。この結果、月に10件程度あったミスを0件に減らすことができました。
・進行管理能力
現在の職場では10人規模のチームをまとめてきました。プロジェクトの円滑な進行には、問題の早期発見が重要と考え、週1回メンバーと面談の時間を設け状況を把握。メンバーのサポートを継続した結果、納期が遅れたことはなく、クライアントのリピート率も80%以上となっています。
・スピード
速さを意識し、効率化に努めています。プロジェクトの初期段階で必要な条件を細かく整理し、作業中に迷いやトラブルが生じないよう徹底しています。その結果、1カ月を予定していた開発プロジェクトを2週間で仕上げたこともあります。
・ヒアリング力
約5年間個人向けの営業に携わってきました。顧客満足度向上のためには、お客様の人生全体を見据えることが重要と捉え、お客様のライフイベントの確認を3ヶ月に1回は実施。タイミングを見ながらフォローを継続しました。その結果、受注率70%以上を実現しております。


STEP14:志望動機の書き方

次は志望動機の書き方です。

志望動機は第1章 事前準備編のSTEP1~STEP6で作成したキャリアプランを元に記入します。

基本的にはバックキャスティングで記入していけば自然と書ける内容ではありますが、書き方が分からない方向けに、書くコツや考え方をご紹介します。

ここで注意しておきたいのは2つ。
①『求人の職種を志望する理由』を書くこと
②『応募する企業を志望する理由』も書くこと

およそ多くの志望動機で失敗しがちなのは、職種の志望動機で終わっていて、応募企業への志望動機になっていないこと。

重要なのは『職種』と『企業』両方の志望動機とすることです。


まずは志望動機の例を見ていきましょう。

御社を志望した理由は、多様性を認めてイノベーションを起こせる人材を評価している点です。※
その理由としては、私は各業務の業務推進および改善、新規立ち上げに貢献できる問題解決型の人材になっていきたいと考えているからです。①
こう考えるようになった背景には、前職でも生産性向上のために○○のような工夫をしたことで、20%のコスト削減と10%の利益上乗せに成功した経験があるからです。②
私の考える問題解決型の人材になるには、物事を俯瞰して捉え、問題の早期発見が出来る”マネジメント能力”が必要だと考えており、③
△△という職種では”広い視野”をもって業務に臨むことで、”マネジメント能力”を高められると考えております。④⑤
御社の△△職で”マネジメント力”を高めて問題解決型の人材になっていくことで、”広い視野”を持った人材として、新たな価値観を取り入れながらイノベーションを起こしていけると考えています。⑥
以上のことから私は御社を志望しております。

①~⑤までが職種(ここでは施工管理)を志望する理由、※と⑥の部分で、応募企業を志望する理由となっています。


この志望動機の論理構成は以下のようになっています。

志望動機の論理構成

この論理構成で志望動機を作成すれば、あなたのキャリアプランと応募企業がリンクされて、企業側も志望動機に納得感を持ってくれます。

各手順の記載内容を説明していきます。


①:目的
ここは自身のキャリアプランから、転職の目的を述べます。
5~10年後あたりのビジョンを記入すると良いです。例えば、「各業務の業務推進および改善、新規立ち上げに貢献できる問題解決型の人材になっていきたい」など。
ここから逆算して以下の手順に続いていきます。


②:根拠(省略可)
ここではキャリアプランを希望するに至った背景を用意します。例えば、「前職でも生産性向上のために○○のような工夫をしたことで、20%のコスト削減と10%の利益上乗せに成功した。」などです。
この経験は、①目的の例で言う”問題解決型”の工夫をしたから達成した。だから今後もこのような工夫で成果を上げていきたいと思うようになった。というストーリーになります。
ここは記載省略可ですが、面接時に答えるためのカードとして準備しておきましょう。


③:必要スキル
ここでは、キャリアプランの実現に必要だと考えているスキルを述べます。ここは自分の考えなので正解はありません。必要だと思うスキルを指定してしまいましょう。

例)「私の考える問題解決型の人材になるには、物事を俯瞰して捉え、問題の早期発見が出来る”マネジメント能力”が必要だと考えています。」


④:スキル獲得
ここでは、応募職種で③の必要スキルが得られることを主張します。
コツは③の必要スキルの解像度を高めてみることです。マネジメント⇒広い視野・管理能力・メンバーサポート力・他

例)「△△という職種では仕事を俯瞰して確認する”広い視野”をもって業務に臨む必要があり、その経験を積むことで”マネジメント能力”を高められると考えております。」などです。


⑤:職種志望
①~④までを述べると、結果的に応募職種を希望していることになります。


※:求める人物像
実は⑤までの状態では応募企業への志望動機になっていません。出来ているのは職種の志望動機です。
これを打破するには、『応募企業の求める人物像が(将来の)自分である』ことを主張してあげればOKです。
応募企業の採用HPなどから、企業の求める人物像とあなたのキャリアビジョンを重ねて、共通点を感じるものをピックアップしましょう。

例)求める人物像:多様性を認めてイノベーションを起こせる人材
キャリアビジョン:問題解決型の人材になる
「問題解決型の人材は継続的な改善ができ、新たな価値観も取り入れながらイノベーションを起こすことができる」


⑥:目的達成・企業ニーズ貢献
ここが最終的な落とし文句になります。
あなたの目的(キャリアプラン)の達成で企業のニーズに応えることができる。WIN-WINである。ということを述べましょう。

例)「御社の△△職で”マネジメント力”を高めて問題解決型の人材になっていくことで、”広い視野”を持った人材として、新たな価値観を取り入れながらイノベーションを起こしていけると考えている」

これら①~⑥の結果、応募企業を志望している。とすれば具体的な志望動機になります。

特に20代の方はこれまでの経験より”将来性”を買われることがほとんどなので、「今採用しておくと、将来貢献する人材になりますよ」という方針で作成していきましょう。


この志望動機作成の手順については、こちらの記事でも紹介しているので参考にどうぞ。


第3章-2 転職の基本ノウハウ【応募編】

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ここからは実際に求人に応募するステップに入ります。

求人情報の読み解き方や、応募の進め方、何社に応募をすべきか、年収アップのための応募のスケジュールなどをご紹介していきます。


STEP15:求人情報の読み解き方

求人情報からは仕事内容や就業条件の以外にも、読み方次第でその企業へのアピールポイントなども知ることができます。

応募の前にもう一度求人情報を確認して、書類作成や面接対策に活かしていきましょう。


求人票で応募前にチェックしておきたいのは以下の項目です。

<求人票でチェックしておきたい項目>
1:仕事内容
2:対象となる方
3:勤務時間
4:雇用形態
5:給与
6:休日・休暇
7:企業のアピールポイント
8:求人票に書いてあったら注意したい表現


1:仕事内容

仕事内容

応募にあたり、まず見ておかなければいけないのは仕事内容。担当業務や配属先のほか、キャリアプランなどの記載があるものもあります。


■職種名は同じでも、会社により仕事内容が違うことも

例えば、職種名が「建設コンサルタント」と書いてあっても、用地仕入れの最上流から関わる「設計コンサルタント」を含む場合もあれば、建設工事のみに関して、発注者からの相談に答える仕事を指して”コンサルタント”と呼ぶ企業もあります。

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入社後の具体的な業務のイメージをするためにも、「対象となる方」と合わせて確認すると良いです。

この具体的な内容がハッキリしない場合は、必ず面接で質問して業務のミスマッチを防ぎましょう。

時間軸で、一日の仕事の流れを詳細に聞いていくのも良い方法です。


■プロジェクト事例から業務の規模や内容を

製造やIT、流通や建設などの業界で、クライアントからプロジェクトを受託している企業の場合、プロジェクト事例が書かれていることがあります。

しかし「大手ディベロッパーの再開発プロジェクト」などのように、どの程度の規模のプロジェクトか分からない場合がほとんどです。

プロジェクトの規模によりその会社の技術レベルや資金力などを推し量ることができますので、面接ではぜひ質問してみましょう。


2:対象となる方

対象となる方

企業の求める人物像などの応募条件が書かれています。

必須の条件なのか、持っていると望ましい条件なのかを把握し、自分の経験をどう活かせるかを考えましょう。


■MUST条件とWANT条件を分けて理解する

募集するポジションでの条件には、必須条件とされる「MUST」条件と、あれば望ましい「WANT」条件があります。

MUST条件は最低限備えていてほしい条件ですが、WANT条件は無くても選考は通ります。

まずは「以下、いずれかの経験をお持ちの方」と明記されていることが多いMUST条件を確認してみましょう。


■MUST条件の真意を理解する

ちなみにWANT条件でも、中には条件を満たしているかを自分だけで判断しにくいケースや、記載の条件は満たしていないけど類似の業務に携わった経験があるなど、MUST条件をクリアするか微妙で、応募をためらうようなことがあるかもしれません。

その場合は、

応募したい求人ならチャレンジした方が良いです。

MUST条件の真意は「何らかの課題を解決してくれる人」を求めているので、条件をクリアしていなくとも、「企業の求める課題をクリアできる」ことを理解してもらえれば十分応募は可能です。


■未経験歓迎の場合は、「何が未経験でいいのか」を確認

「未経験可」「未経験歓迎」と書いている求人に出合った場合、「何が」未経験と言っているのかをよく読んで、自分が対象かどうかを確認しましょう。

同じ「未経験」でも「業界」のことを言っている場合もあれば、「職種」を意味している場合もあります。

また面接では、どのような研修制度やOJT体制があるかを確認し、未経験で入社した人がどのように活躍しているか、具体的な事例を聞くと、より入社後の仕事やキャリアのイメージがつきやすいです。


3:勤務時間

勤務時間

フレックスタイム制を導入している企業では標準労働時間やコアタイムについて書かれている場合もあります。

職種によって勤務時間が異なる場合もあるので確認しておきましょう。


■記載は社内規定で実態は違う場合もある

建設業の現場関係、システム開発のエンド関係の職種では記載の内容は鵜呑みにしない方が良いです。

社内規定の記載をしているだけで実態は異なるので、面接時には必ず質問をすべきです。

ここで嫌な顔をする企業であればそれまでと割り切って問題ありません。


■勤務時間の実態はエージェント経由でも知れる

転職エージェントもこの勤務時間については注意して情報を仕入れています。

面接で直接質問する前に、エージェントに一度相談するのが良いでしょう。

エージェントからの情報を得た上で、面接で質問をすれば、勤務時間が異常に長いブラック企業に転職してしまうリスクを大きく減らすことができます。


■フレックスタイム制がある場合は、固定された業務の予定も確認

フレックスタイム制は、業務の都合に合わせて出社・退社時間を決められる制度です。

しかし企業の多くは、一日に勤務しなければいけない時間が「標準労働時間」として決められていたり、必ず出勤していなければいけない時間帯として「コアタイム」が設定されていたりします。

これ以外にも、定例会議や打ち合わせがあれば、フレックスタイム制とはいえその時間は出勤していなければならないこともあるので、固定された予定がどれくらいあるかも併せて確認しておくと、より正確に働き方をイメージできます。


4:雇用形態

雇用形態

正社員以外の場合は、その後の雇用について十分に確認していく必要が有ります。


■正社員登用の可能性がある場合は実績と明確な条件の確認を

契約社員として採用する予定の求人に、「正社員登用制度あり」と書かれているケースがあります。

こちらも「制度としてあるだけなのか」「実際に正社員登用されている人は何割なのか」これまでの登用実績を転職エージェントや面接の場で必ず確認しましょう。

また、どんな条件を満たせば正社員になれるのか、明確な条件があればそれも併せて確認しましょう。

この条件が崩れると、第1章で描いたキャリアプランが崩れるのでチェックは必須です。


■「出向」の記載がある場合は、就業規則や給与の適用に注意

出向とは、企業が社員をグループの子会社や関連会社に企業間異動させることです。

社員は出向元との雇用契約を維持しながら、同時に出向先とも雇用契約を結びます。

注意しておきたいのは、業務上の指揮命令や給与の支払いをどちらの企業が行うか、また就業規則はどちらの企業の規則が適用されるかです。

私のいた大手企業では、出向元と出向先では給与が倍違いましたので、しっかりと確認することをおすすめします。


5:給与

画像14

年齢別のモデル年収が書かれていることもありますが、あまりあてにしない方が良いです。


■給与額に幅がある場合の最高額はほぼアテにならない

給与額は、「月給25万円~35万円」のように書かれていることが多いです。

ただし、企業の制度としてある給与帯で、最高額の支給がされることはほぼありません。

中には応募者の経験・スキルによってそれ以上になる可能性もゼロではありませんが、限りなく低いでしょう。

「年収例」が書かれている場合も同様です。

例)「30歳(勤続3年)・グループリーダー・年収470万円」


■入社後のキャリアパスに応じて給与体系は面接で必ず確認する

求人に書かれているのは、入社時点での給与額です。

「どのような成果を上げると、どの程度給与が上がるのか」

といった給与体系については分からないことがほとんどです。

社員の年収例を記載している求人もありますが、自分の場合はどうなるのか、現実的な額の確認が必要です。

ただし、給与の確認のタイミングは面接で希望年収を聞かれた時や、内定直前の面接の際に確認すると良いです。


6:休日・休暇

休日・休暇

企業が独自に定めている特別休暇などについての記載がある場合もありますが、これも勤務時間同様に実態をしっかり確認しておくことが重要です。


■「週休2日制」は土日休み?休日の体系を把握する

「週休2日制」と言われたら、「毎週土日が休み」と思われるかもしれません。

しかしそれは間違いです。

月に最低1回、2日休みがある週があれば「週休2日制」です。
週に1日しか休みがない週が3週間あっても、1ヶ月で1度週2日休めば、「週休2日」です。

また、「完全週休2日制」も、毎週2日は休みがあるというだけであって、土日が休みとは限りません

毎週土日休みだと間違いなく言えるのは「完全週休2日制(土日休み)」と書かれている場合のみです。

それ以外の場合は、面接時に休日の体系について確認しておくと良いでしょう。

週休2日制カレンダー

完全週休2日制カレンダー

完全週休2日制(土日)

完全週休2日制(土日)・祝


■休日・休暇制度は取得率も確認を

会社によっては、法定の休日以外にも、独自にさまざまな休日・休暇制度が設けられている場合があります。

ただ、制度としては存在していても、必ず取得されているとは限りません。

入社後に配属される予定の部署での取得状況などは確認しておきましょう。


7:企業のアピールポイント

アピールポイント

取材レポート

企業のビジョンやミッション、求める人物像、会社の特長など、企業が応募者にアピールしたい内容が掲載されている場合があります。

ある場合はここを必ずを確認しましょう。


■応募者に対する「アピール」から「求める人材像」を知る

このセクションには、「企業のニーズ」が書かれています。

今後のビジネスの方向性や、応募者にどんな働きを期待しているのかが書かれていることが多いです。

この「企業のニーズ」を読み解いた上で、職務経歴書の作成を始めて生きましょう。


■企業ニーズを自分が満たせることを抽出していく

企業のビジョンやミッション、事業の特色、仕事の評価基準、職場の雰囲気などさまざまな掲載があります。

ここから、

その企業が何を求めているのかが分かります。

応募の意志がある場合は、この企業ニーズを自分が満たせることを示すのが重要です。

ここで面接の良し悪しが決まるので、この部分を読み込んで要素を抽出しておくことが重要です。


8:求人票に書いてあったら注意したい表現

求人票を読み解く際に以下の表現があった場合は注意です。

内容を自分で説明できる程度には理解しておかないと、ブラック企業に応募してしまう可能性もあります。

しっかり転職エージェントと相談の上、判断していきましょう。


■アットホームな会社

アットホームな会社

この表現からは、風通しが良い会社、楽しそうな雰囲気、社員の仲が良い、というようなイメージを持ってしまいがちですが、その実態は要注意の可能性があります。

その理由は以下の特徴を持っているかもしれないからです。
・飲み会の頻度が多い
・休日に社員参加のイベントが多い
・社員同士で異常に賞賛し合う文化がある
・etc

この特徴は、

「社員同士の距離感が非常に近い」

ことを表しています。

そのため、業務時間以外での社員との関わりが多く、プライベートの時間もそれに費やす必要があることがあります。

強制参加ではなくても、参加率が低いと評価に響くことも考えられます。

その環境を想定した上で応募していきましょう。


■みなし残業

みなし残業

みなし残業は固定残業制を採用している場合のことです。

仮に残業時間が0時間でも、定めた時間分の残業代を上乗せで支給する給与制度です。

単純に残業時間が短ければ”得”なので良い制度のように見えます。

ただ、この時間外労働の記載に「みなし残業40時間を含む」という表現ある場合は、基本給と残業代の内訳を注意しておく必要があります。

その理由は

「基本給が低く設定されている可能性がある」

からです。

基本給が低いときのデメリットは以下の3つ。
・賞与額が少なくなる
・退職金が少なくなる
・年収アップが難しくなる

こういった調整を行うことで、企業の人件費を抑える施策としている場合があります。

基本給が高く、残業代も固定で上乗せの場合は残業時間が短ければ、応募者に有利な条件になるので、必ず基本給と残業代の内訳を確認しましょう。


■年俸制

年俸制

ここでも注意してきたいのは、残業代がどのような制度で支給されるかです。

年俸制は1年間の賃金で雇用契約をして、それを各月に割って支給する方法です。

この年俸制はみなし残業を含んでいることがほとんどですので、先ほど説明した、基本給と残業代の内訳は確認しておきましょう。

その上でさらに注意したいのが、みなし残業時間を超過した場合の支払です。

労働基準法では、年俸制でもみなし残業時間を越える残業があった場合は、超過分の残業時間は支払うように決まっています。

しかし企業の中には、年俸制にすれば、賃金固定なので残業の概念がないと勘違いをして、超過分の残業代を支給しない企業もあります。

もし、求人票に「残業超過分は支給」の記載がない場合は担当の転職エージェントや企業の担当者に必ず確認するようにしましょう。

また、固定残業代の内訳を記載していない求人もあります。その場合は以下の点は必ず確認しましょう。
・固定残業代
・みなし残業時間
・超過分の残業代の支給の有無


STEP16:応募の進め方

ではここからは実際に転職活動の応募をどのように行っていくべきかをご紹介します。

転職活動において、「応募する企業数」と、「選考のスケジュール管理」はとても大切です。

特に第一志望の企業の最終面接のひとつ前の面接で、他の企業の最終面接、もしくは内定まで進んでいることが、年収アップ転職を成功させる秘訣になります。


「1社応募してみて、ダメだったら次を応募してみよう…」

という進め方では、転職活動を有利に進めることができませんので、転職を成功させるには複数の企業の選考を並行して進むことが必須になります。


「今の仕事をしながら、いくつも面接に行くなんて調整付かない」

と思われるかもしれませんが、企業側もそれは理解しているので、日程調整の融通は利かせてくれます。


私はゼネコンに勤めていた時代でも、3社の選考を並行して進めていたため、次回面接が3週間後となった企業もありました。もちろんそれで落とされることは無く、その企業からも内定を頂いています。

ですから応募を始める前に、何社に書類応募をして、何社を並行して選考に進むのかをあらかじめ設定しておくことは、転職成功のためにも、仕事のスケジュール調整のためにも非常に重要です。


◆転職の応募は必ず複数応募して進める

繰り返しになりますが、応募は複数社、面接も最低2社以上は並行して進めましょう。

その理由は先にも説明したとおり、1社ずつの選考では転職を有利進めることができないからです。


転職は自分を買ってくれる企業との商取引です。

商談で立場が不利になれば、高く買ってもらうことは難しいので、企業と対等な立場で交渉ができるよう準備をする必要があります。

企業と対等に交渉を進めるには、「他社の選考にも進んでいて、条件が合えば他社に行く可能性もある。」という立場を作ることが重要です。


この立場の効果は以下の2つの効果があります。

・他社と同等以上の条件を提示してもらえる
・他社でも選考に進めているから「良い人材であるという評価」をもらえる

この効果があることで、転職活動を有利に進めることが可能になるのです。


逆に1社のみの選考を進んでいる場合は、企業から見ると以下のような立場になります。

・他と比較ができないから良い条件を提示する必要はない
・他の選考に進めていないことを考えると、良い人材なのか微妙

このような立場で商談を進めても、良い年収での転職は難しくなります。

ですから、年収アップ転職を成功させるには、まず複数の企業の選考に進むことが必要です。


STEP17:何社に応募するをか決める

では、実際にどれくらいの企業へ応募すればよいのでしょうか?
転職成功者の平均応募数や書類通過率から、応募する企業数の目安をお伝えします。


◆転職成功者の約6割以上は10社以上に応募

応募数の目安は、書類選考で最低12社には応募をしましょう。

その理由は、2社以上の面接に進むのに必要な応募数が12社だからです。

国内大手転職エージェント2社(リクルートージェント・doda)の公開しているデータによると、転職成功者の書類選考の平均通過率は約17.5%(2019年リクルートエージェント・2019年dodaのデータ合計値)です。

計算すると、2社以上の面接に進むためには、最低でも12社には応募する必要があります。(計算式:2社通過/通過率17.5%=応募11.43社)

2社以上の面接に進むには最低12社

また、実は転職成功者の約6割以上が10社以上に応募をしており、4割近くは20社以上に応募しています。(2019年リクルートエージェント・2019年dodaのデータ合計値)

平均応募社数

ですから、まずのこの12社~20社を目安に書類応募数を設定していきましょう。


STEP18:同時並行の転職活動スケジュールのコツを知る

複数の企業の選考に進んでいると大変になってくるのが、選考のスケジュールと現職の仕事のスケジュールの調整です。

ここで調整のコツを知らないと、面接の準備が不十分になってしまったり、第一志望企業への交渉が上手く出来なかったりと、悔いの残る転職活動になってしまいます。

同時並行の転職活動スケジュールのゴールは、”第一志望の企業と交渉するベストな状況を作ること”です。

その状況とは、

「他企業の内定を直近で獲得しており、その企業の提示年収が第一志望企業の年収より高い」

という状況です。

このステップでは、このベストな状態を目指してスケジュールを立てていくことになります。


その際のコツは以下の3つ。

<選考スケジュールのコツ>
1.第一志望の選考前に他企業の選考に進んでおく
2.他企業の2次面接後に第一志望企業の1次面接
3.第一志望企業の最終面接ひとつ前の面接時に、他企業の内定があればベスト

ここでは、私が実践してきた転職活動の具体的なスケジュール調整の方法をご紹介していきます。


◆第一志望の選考前に他企業の選考に進んでおく

まずは第一志望の企業があれば、その企業を一番最初に受けるのはやめておきましょう。

その理由は3つ。

・面接準備期間が十分に取れない
・面接に不慣れな状況での選考になる
・選考が先に進んでしまうと立場が良くならない

多くの企業では面接に進む前にSPIなどの適正検査を行います。

そのため書類応募後のすぐは、その検査の対策を行っている関係で面接に向けての準備が十分に取れないことがあります。

他の企業の選考を先進めると、時間的にも心理的にも余裕ができ第一志望企業の面接準備が出来るようになります。


また、職務経歴書を元に行われる面接では、聞かれることはほぼ決まってきます。

そのため、面接の回数を重ねれば重ねるほど回答に慣れてきて、スムーズに自身の良さをアピールできるようになります。

これが最初の選考であると、面接に慣れていない状況での選考になるため、実力を発揮しきれないことがあります。

さらに、選考が先に進んでしまうと、他企業との比較がしにくい状況になり、第一志望企業と対等な立場での交渉がしづらくなってしまいます。

これでは複数応募のメリットがなくなってしまうので、おすすめできません。

ですから、第一志望企業がある場合はまずは他の企業の選考に進んでおきましょう。


◆他企業の2次面接後に第一志望企業の1次面接

選考カレンダー1

最初に受けるのがダメであれば、いつ第一志望の企業の選考に進むべきか?

その目安は、他企業の2次面接から1週間後を、第一志望企業の1次面接にすることです。

その理由は3つ。

・他企業の選考結果は1週間ほどで出る
・他企業で選考が1つ先に進んでいること交渉を材料に出来る
・途中で第一志望が変わっても順序を入れ替えしやすい

多くの企業では面接から結果の通知までおよそ3営業日~1週間ほどを要します。

その合格結果を以って第一志望の企業の面接へ進めば、他の企業の選考に進んでいますか?との質問に「進んでいて次の選考に進む予定です。」と答えることができますし、第一志望企業へのアピールにもなります。

さらに、もし途中で第一志望が先に進んでいた企業に変わったとしても、次回の面接の日程を2~3週間後に調整してもうことで、先に進んでいた企業をあとの面接の順序に入れ替えることもしやすいです。

以上から、第一志望の企業の選考は、他企業の2次面接から1週間後を1次面接にすることを目安にスケジュールしましょう。


◆第一志望企業の最終面接ひとつ前の面接時に他企業の内定があればベスト

選考カレンダー2

第一志望企業との交渉の際のベストな状態は、

「他企業の内定を直近で獲得しており、その企業の提示年収が第一志望企業の年収より高い」

という状態でした。

この交渉のタイミングは、最終面接に進む1つ前の選考が終わったすぐのタイミングです。

このタイミングで転職エージェントを通して、「他企業で高い年収での内定が出ている。同等かそれ以上の金額での採用を検討して欲しい」ことを交渉してもらいましょう。

※交渉はあくまで転職エージェントを通すことをおすすめします。
ご自身で面接の場で交渉することも可能ですが、面接の場では希望年収を聞かれた際に、希望年収を正直に伝える程度に留めておいた方が印象が良いです。

もし内定が出ていなくても、他企業からは正確な採用年収を提示しておいてもらいましょう。

第一志望企業への交渉は、「他企業で高い年収の提示がある。選考中ではあるが、内定が出れば入社を検討する段階である」という内容でも可能です。

まずは、他企業から高い年収の提示を受けてから、第一志望企業の最終面接ひとつ前の面接を受けるようなスケジュールを組んでいきましょう。


STEP19:応募に関するQ&A

求人応募の際に良くあるQ&Aについてまとめました。


Q:募集要項の条件を満たしていない求人に応募はできる?
A:応募して問題ありません。

応募用件を満たしていないかもしれないという場合でも、応募しても問題はありません。むしろ興味があれば応募した方が良いです。

求人票の読み解き方でも解説しましたが、募集要項には【MUST条件】と【WANT条件】があります。

仮にMUST条件を満たしていなくても、そのMUST条件を設定した理由は「ある課題を解決できる人材」を求めているためなので、その企業ニーズを満たせることを主張できれば十分書類選考でも通る可能性はあります。

募集要項を気にしすぎて応募を控えてしまい、せっかくの転職チャンスを不意にすることがないようにしてください。


Q:過去一度不採用になった企業には再度応募できる?
A:可能です。職種を変える必要もありません。

企業側も「良い人材がいれば採用したい」という思いで採用活動を行っています。

過去に不採用になったときには、面接や書類の評価以外の理由で不採用だったかもしれませんし、人事決裁者が変わっているかもしれません。再度応募することで熱意が伝わることもあります。

どうしても入りたい企業があれば、リチャレンジすべきでしょう。

ただし、応募書類の志望動機の欄には、過去にお見送りになったことは伝えておくべきです。

不採用の経緯がありつつリチャレンジしている熱意を表現するようにしましょう。


Q:求人掲載が終了してしまった場合、応募することは不可能ですか?
A:可能な場合があります。転職エージェントを通して問い合わせしましょう。

求人掲載が終わってしまっても、内定辞退や追加募集がある場合があります。

そのチャンスをつかむには企業に直接問い合わせてみることが必要です。

しかし、もともとあった求人の応募期間中に選考に進めなかったのは、自身の責任であることを前提とした方がよいでしょう。

転職エージェントを通し、選考に進めなかった理由と謝罪の意を伝えて、まだチャンスがあるかを問い合わせてみましょう。


Q:転職エージェントから紹介された求人と同じ求人が転職サイトにもありました。どちらから応募した方が有利・不利はありますか?
A:有利・不利はありませんが、転職エージェントを使った方が選考は通りやすいです。

企業側の選考基準は応募経路で違いはありません。そのため選考に有利・不利はありません。

しかし転職エージェントは応募企業に適したの書類の書き方や、面接の傾向、年収交渉から入社日調整まで、企業側との連絡業務を含めたサポートを行ってくれます。

転職サイトからの応募の場合はあなた一人で全てを行う必要があるため、結果的には転職エージェントを経由して応募した方が、選考は通りやすくなります。

ちなみに、転職サイトから応募した求人のサポートを、あとから転職エージェントにしてもらうことは出来ないので注意です。

応募の際は最初から転職エージェントを経由しましょう。


第4章 転職の基本ノウハウ【面接対策編】

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ここからは面接対策のガイドを行っていきます。

転職情報サイトの情報では細かい面接対策まで記載されていますが、細かい部分を気にしすぎるよりは、あなたのキャリアプランから逆算して「あなたが企業ニーズを満たせる人材である」ことをしっかり伝えることが重要です。

面接で緊張するのは転職成功者もみな同じなので、重要な部分だけをしっかり押さえて面接に臨めるよう準備をしていきましょう。


STEP20:まずは面接の心得を知る

まず、面接に臨むにあたって知っておくべき心得です。

<面接の心得>
・面接は企業と対等な場
・「採用して下さい」では受からない
・細かい部分は大失敗をしなければ問題ない
・「企業のニーズを満たせる」ことを納得してもらえばOK

それぞれ説明していきます。


◆面接は企業と対等な場

面接はあなたが企業から選考される立場であることは間違いありませんが、あなたにとっても、あなたのキャリアプランに合致した企業であるかを見定める場になります。

そのため、

企業との関係は対等であり、お互いに利害が一致すれば入社をすればよいのです。

よく間違えてしまうのは、企業に見られることばかりを意識してしまい、企業ウケの良さそうな回答ばかりを用意してしまうこと。

第1章で作成したキャリアプランに沿って、しっかりあなたの希望と今後の展望を語り、それを理解して仕事をさせてもらえる企業を選ぶことが重要です。

あくまでも、面接は企業との相性を見る場であり、あなたが企業を選考する場でもあることを認識しておきましょう。


◆「採用して下さい」では受からない

これも転職活動と職探しを混同してしまっている場合にある勘違いです。

面接が企業と対等な立場である以上、企業側にも採用するメリットを提供する必要があります。

企業が求人を募集しているのは、「募集ポジションで課題解決が出来る人材」を求めているからで、決して「人手が足りないから補充する」ワケではないのです。

「採用して下さい(私に利益をください)」のスタンスの人では、企業にとってあなたを採用するメリットは全く感じられません。

むしろ、「採用してもらえば御社にメリットがありますよ(利益を提供します)」というスタンスで臨むことが面接のコツです。


◆細かい部分は大失敗をしなければ問題ない

ハッキリ言います。細かい”挨拶の仕方”や”ノック回数”なんて正直気にしなくてOKです。(ここに重きを置く職種は除く)

企業側へ不快な印象を与えなければ良いだけです。

いいですか?面接は対等な場であり、あなたも企業を選定している立場です。

もし仮に、あなたが特に重要でないと考えてるようなことで落とされる企業であれば、入社しなくて正解なのです。

それは、そもそもあなたと企業の価値観が合わないということ。

”挨拶は普通に”、”話す口調も普通に”、”入社のチャンスをくれた感謝の気持ちも普通に”。なんでも普通にしていれば問題ありません。

面接が不安な方はきっと面接対策方法を色々と研究しているかと思います。
しかし、読めば読むほど気にしなければならない部分が増え、余計に不安になってしまう事もあります。

不安の募る情報収集ばかりして、自分を着飾って面接に臨むよりも、

普段どおりの自分で企業と対話して、受け入れてくれる企業に入社する。

そういう意識で臨むことが大切です。


◆「企業のニーズを満たせる」ことを納得してもらえばOK

繰り返しになりますが、面接では企業のニーズを満たせる人材であることを面接官に納得してもらえれば合格です。

何のために企業は面接であなたに色々な質問をしてきているかというと、「うちのやって欲しいことをやってくれるか?」を確認しているだけです。

ですから、基本的には全ての問いに対して、

「私はそちらのニーズを満たしますよ」

という主旨で回答していけば良いのです。

『STEP12:職務経歴書の書き方』で解説した通り、職務経歴書の論理構成を面接で話していけば、特別難しい面接対策をせずとも、企業側はあなたが「企業のニーズを満たせる」ことに納得をしてくれます。

面接は本質を理解すれば難しいことはないのです。


STEP21:面接の流れ・ポイントを知る

転職における面接回数はおよそ1回から3回。中にはそれ以上の企業もあり、会社によって大きく異なります。

しかし、面接の流れは基本的には同じ流れで進んでいきます。

この面接の流れとポイントを知ることで、本番でも自信を持って回答することができるようになります。

ぜひ今の段階で確認しておきましょう。


◆面接の流れ

面接の主な流れは以下のようになります。
①訪問~面接入室
②面接開始~自己紹介・現職について
③転職理由・志望動機
④入社後・キャリアビジョン
⑤諸条件
⑥逆質問~面接終了

この中で特に重要なのは③と④ですが、作成したあなたのキャリアプランをサラで説明できるようになっていれば何も問題ないです。

それぞれの状況について説明していきます。


①訪問~面接入室

当たり前の注意事項だけお伝えします。

・時間厳守
・企業の方への挨拶は忘れない

これだけ守っていれば、この段階では問題ありません。

開始10分前くらいには会場に入れるよう都合をつけておきましょう。
ただし面接官も基本的には仕事中。予定より20分も30分も早いのは迷惑となりますので注意です。

おすすめなのは、45分程前に面接会場付近の喫茶店などに立ち寄り、最終確認や緊張をほぐしておくことです。

受付の方への挨拶や部屋に通されたときのお礼もお忘れなく。


②面接開始~自己紹介・現職について

このタイミングでのポイントは以下。

・最初の雑談で緊張をほぐす
・自己紹介、職歴は簡潔に短く

このタイミングは転職活動で最も緊張している場面かと思います。

面接開始直後はどうしても硬くなってしまいますが、まずはその日の訪問経路などの簡単な話題から、いわゆる「アイスブレイク」の時間をもつ面接官が多いです。

話始めれば意外に緊張はほぐれていくものなので、硬くなりすぎず、フラットな感覚で面接を始めてみましょう。

一番最初に聞かれることが多い「自己紹介」や「職歴」については、「簡潔に・短く」を心がけておきましょう。

少し話し足りないな。程度にとどめておけば、面接官から質問をしてきてくれます。

面接は面接官との”会話”ですので、「質問⇒回答」の流れを繰り返し行うことが成功の秘訣と捉えておきましょう。


③転職理由・志望動機

このタイミングでのポイントは以下

・キャリアプランから逆算した回答を準備
・転職理由=志望動機となるような回答がベスト

ここで聞かれることが多いのが「転職理由」や「志望動機」です。

ここの回答は、キャリアプランからしっかり逆算していれば失敗することはありません。

よく「前向きな転職理由を語ると良い」と言われますが、そんな付け焼刃では面接官は納得してくれません。

ここでは、将来の目標に向かって進む途中に”転職”があるだけ。

というストーリーで「転職理由」を回答することがポイントになります。

少なくともキャリアプランに基づいた計画的な転職であることは伝えられるようにしましょう。

また、「志望動機」については『STEP14:志望動機の書き方』で解説したとおりの内容を話すことができればOKです。

まずは「その職種」を志望した理由、数ある企業の中から「御社」を志望した理由、という2つの要素を説明するようにしましょう。

この「転職理由」と「志望動機」は分けて聞かれることが多いですが、キャリアプランから逆算している場合は「=(イコール)」になる場合がほとんどです。

この部分に不安のある方はぜひ第1章を再度読んでみて、キャリアプランの逆算を作りこんでみてください。


④入社後・キャリアビジョン

このタイミングでのポイントは以下になります。

・「企業ニーズを満たせる」ことを伝える
・将来のキャリアビジョンがその企業で達成できるかこちら側が確認する

ここで問われるのは「入社後にどう成果を出してくれるのか」というポイントです。

あなたの経験・スキルや強みを根拠にして、企業に貢献できることを伝えられるようにしましょう。

また、「将来的にはどんなキャリアビジョンを持っているか」を聞かれた際には、あなたの将来像をそのまま伝えていきましょう。

そのタイミングで、

「私はこうなりたいと考えていて、御社ではそれが達成できると考えています。間違いではないでしょうか?」
「もし達成できないのであれば御社を志望する理由がなくなってしまいますので、確認させてください」

という”スタンス”で回答してOKです。

面接官もしっかりうなずいてくれるようであれば、あなたのキャリアビジョンをその企業で達成することが出来るはずです。

この時点まで進むと「質問はありますか?」と聞かれなくても質問できるような雰囲気になっていることがあります。

質問しても全く問題ないので、キャリアビジョンが達成できるかどうかはこのタイミングで質問しても良いでしょう。


⑤諸条件

このタイミングでのポイントは以下になります。

・希望年収は正直に、しかし根拠を持って
・入社日や就業条件は明確に正確に伝える

ここまで来ると、諸条件について確認が行われます。(回によって無いこともあります)

具体的には入社日や勤務地・勤務時間など就業条件や希望年収の確認などがあり、基本的にはあなたの希望を素直に伝えれば良いです。

しかし希望を伝える際は、その希望の「根拠」を持っておくことが重要です。

「採用年収を今の提示額より上げて欲しい」のであれば、その額が妥当な客観的根拠がなければ、ただのわがままになってしまいます。

その根拠を持つ意味でも、他企業で高い年収の選考を進めておくことが非常に重要になります。

いずれにしても、自身で直接企業に希望年収を伝える際は、やんわり希望額を伝えておき、本気で交渉するときは転職エージェントを通して行う方が良いでしょう。

ただ、年収額とは異なり、入社日や就業条件について希望や縛りがある場合は、早い段階であなた自身の口から説明する必要があります。

面接官は入社にあたっての諸条件を確認した上で、次の選考に進めるかを判断しています。

ここで伝え忘れたり、あえて話さない、などのことをしてしまうと、「話が違う」となり、選考の途中でも破談になってしまう可能性もあります。

希望があれば、必ず早い段階で明確にそして正確に伝えておくようにして下さい。


⑥逆質問~面接終了

このタイミングでのポイントは以下になります。

・逆質問はアピールタイムではない

面接の最後には「何か質問はありますか?」といった形で、あなたから面接官に質問や確認を行う場が設けられることが多いです。

このタイミングは面接官へのアピールタイムとする面接対策が多いですが、

その情報はウソなので気にしなくて良いです。

むしろ経験上、ここで変にアピールしようとすると苦笑いされます。

質問しなかったから落とされる。質問してアピールになったから受かる。そんな水準で合否が決まることはありません。

転職理由や志望動機、キャリアビジョンでしっかり企業との対話ができていれば質問でわざわざアピールしなくても受かります。

純粋に、面接中に生じた疑問や応募の際の不明点などがあればこの場で解消する。そういった場にしてください。

最後に面接が終わったら、「貴重なお時間をありがとうございました」と自分のために時間を割いてもらったことに対して、感謝の意を伝えれば面接の締めとしてOKです。


STEP22:各面接で見られるポイントを知る

面接の流れと同様に、一次、二次、最終のそれぞれに出席する面接官の役職と、各面接でチェックされるポイントは一定の傾向があります。

それぞれの面接で大切なことは、誰が面接官になるのかといったことをなるべく事前に把握し、確認されるポイントを準備しておくこと。

面接官がどういった人物なのかは、直接企業に聞いてみてもいいですし、転職エージェントを利用している場合は転職エージェントを通して確認してみていいでしょう。

ここでは一般的なポイントを説明していきますので、各面接に臨む前に、このSTEPを確認して準備をするようにしましょう。

◆一次面接

面接官:人事担当など
見られるポイント:なぜ当社に転職してくるのか?

一次面接は人事担当などが面接官になることがほとんど。

基本的なビジネスマナーに加えて、「なぜ当社に転職してくるのか?」といった転職理由や志望動機を確認することが多いです。
STEP19の③を確認しておけばこの面接は問題ないでしょう。

面接官の意識は、「この候補者を上司に会わせても問題ないか?」という意識。「人事担当者に恥はかかせません!」という気持ちで臨めば自然と人事担当者は見方になってくれます。


■二次面接

面接官:配属現場マネジャーなど
見られるポイント:どれだけパフォーマンスを発揮できるか?

二次面接は、配属先の管理職が面接官になることが一般的で、経験やスキルについて詳細を確認されます。

このときの面接官の意識は「この候補者を役員に会わせても問題ないだろうか?」です。ここが一番ハードルが高いので、STEP19で解説した④をしっかり準備しておきましょう。

どのようなキャリアビジョンがあって、どう企業に貢献するのか。具体性を持って主張できるようにしておくと良いです。


■最終面接

面接官:社長・役員など
見られるポイント:会社・事業に合うか?

この時点ではほぼ社内の決済は降りていると捉えて良いです。

最終面接では「社長・役員の時間を取る」ということになるので、ここで不採用になるようだと、配属先管理職は何を見ていたんだ?ということになります。

これまで通り、転職理由・志望動機・将来のビジョンを伝えることに加えて、自分は会社の事業や風土にマッチしている事を伝えられるように、万全の準備で臨みましょう。


STEP23:面接準備のコツを知る

各面接で何を準備すれば良いのかを理解したところで、次は面接準備のコツをご紹介していきます。

以下のコツを実践することで、面接がスムーズに進むようになるので、ぜひチェックしておきましょう。


◆面接で伝えるべきことは『課題解決力』と『再現性』

基本的に企業が面接で知りたいことは以下の2つです。

・この人は何ができるのか?『課題解決力』
・うちの会社でそれができるのか?『再現性』

これを知りたいがために、色々な質問をしているのです。
そのため、この2つを伝えられれば多少の失敗があっても通ります。


『課題解決力』を伝える際には、プロジェクトの結果や実績を強調するのではなく、「自分が行動したことの”濃さ”」を伝えることが重要です。

この”濃さ”を伝えるには、STEP11で解説したとおりSTARを意識して、どんな状況で、どんな立場で、何をして、結果どうなったのか。
これを話せるように準備しておきましょう。


『再現性』を伝える際にもSTARが活用出来ます。

新しい仕事の状況、立場、行動、結果を具体的にイメージしましょう。
その中でどういった行動をすることで、どんな結果になるか。これをハッキリ想像することで、「あなたの経験やスキルを当社でどのように活かして行きたいですか?」という質問に対して、『再現性』を伝えられる回答ができるようになります。

面接の準備をする際は、この2つの確認をされることを念頭に準備をしていきましょう。


■職務経歴書の内容は丸暗記

当たり前ですが、職務経歴書の内容は丸暗記しておきましょう。

丸暗記と言っても、一言一句覚える必要はありません。内容の確認をされた際に「あ、えぇ~っと…」とならない程度には覚えておけばOKです。

職務経歴書に書いた内容の記憶が曖昧で答えられないと、書類の内容に不信感を持たれてしまいます。


■職務経歴書を読みながら自分で突っ込みを入れる”自己質問”を書き出す

自分が面接官になったつもりで職務経歴書について突っ込みを入れていきましょう。

「コミュニケーション能力って書いてあるけど、これってどういう意味?」や「この仕事をする中で、大きな失敗をした経験はない?」のように、自分の書類を読んでも気になる部分は多いはず。

自分で突っ込みを入れられる部分は面接でも大抵聞かれます。
自分の思考の整理をするためには効果的なので、ワードやエクセルに質問と回答を書いていきましょう。


■自己質問は項目別にすると作りやすい

私は自己質問に見出しをつけて、項目別に書き出していました。

以下はその項目の例です。

<自己質問見出し例>
・面接の主旨
・自分が会社の求める人物像であることの根拠
・転職理由
・志望理由
・キャリアプラン
・自己PR
・現職の仕事内容
・どのように会社で経験やスキルを活かすか

このあたりについて、自己質問を書き出してみると面接で聞かれても焦らずに答えることができます。


STEP24:忙しい人の面接対策方法

面接対策をする必要があるのは分かっているけど、仕事で忙しくて時間がない。そういう方は少なくないと思います。

実際私もゼネコン時代は面接準備をする時間はほとんど無く、自分で想定質問を書き出したりすることはしていませんでした。

それでも面接は上手く行きましたし、面接通過率は88.8%(全9回の面接中8回通過、4社中3社から内定)でした。

そこで、ここでは忙しくて時間がない方に、効率的に面接準備ができるコツをご紹介します。


◆転職エージェントに想定質問は作ってもらう

転職エージェントは応募企業の面接内容の情報を持っていることが多いです。つまり、何を聞かれるかを把握しているということ。

そのため、自分で想定質問を作っていくより、効率的に企業に聞かれそうな内容の想定質問を入手することができます。

担当のキャリアアドバイザーに、「面接で聞かれそうな想定質問をテキストファイルで作成して欲しい」事を伝えれば、数日で作成してくれます。

このファイルに自分なりの回答を書き加えていけば、面接の準備は万全です。


STEP25:面接での質問回答例

ここでは面接質問の具体的な質問回答の例をご紹介します。

考えてはみたものの、上手く準備ができないという方は、こちらも参考にしてみてください。


◆「自己紹介をお願いします」

・田中一郎と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
私は、○○大学を卒業後、株式会社△△で営業を4年間担当し実務経験を積んできました。その後株式会社□□で2年間、総務部にて業務推進業務などを担当し、組織の生産性向上と物事を俯瞰できる視野を磨いてきました。
このような経験が御社でも活かせると考え、応募いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<ここのポイント>
・名前と挨拶
・学歴、職歴を簡潔に説明
・キャリアのアピールポイント
・締めのコメント


◆「これまでの経歴を踏まえて、簡単に自己PRをしてください」

・私は「ニーズ把握力」を活かして成果を出しています。
現在の仕事はシステム商品の法人営業で、大手食品メーカーなど18社の顧客を抱えております。
食品系の会社はIT化に出遅れているという課題を持っており、当社システムの導入によりコスト削減と利益率の向上を達成できると考え、各社のヒアリングに注力しました。
その結果、各社にニーズにマッチしたシステムの提案につながり、実績としては上半期目標の120%を達成し、営業担当38名中1位の売り上げとなりました。
御社の業務においても、このような「ニーズ把握力」は活かせるものと考えており、御社での顧客獲得に邁進したいと思います。

<ここのポイント>
・自己PRを結論から
・仕事の状況(Situation)
・その業務の課題(Task)と行動(Action)
・その結果と実績(Result)
・御社で活かして貢献したい旨のコメント


◆「あなたの強みを教えてください」

・提案力とその実行力が私の強みです。現職では新たな販促キャンペーンを提案、実施し、前年比200%の売り上げを実現しました。御社でも既存施策に固執することなく提案を行うことで、売り上げ増大に貢献できると考えております。

・意見調整能力が私の強みです。これまで約8年間、施工者と発注者の立場でものづくりに携わってきたので、それぞれの視点で事業を捉える事が可能です。現職ではプロジェクト工程の調整担当となり、目標工期の10%短縮を達成しました。御社でも複数社での事業があるため、プロジェクト担当として業務推進に貢献できると考えています。

<ここのポイント>
・結論から伝える
・その根拠を伝える
・現在の成果を伝える
・御社で活かせるポイント伝える


◆「あなたの弱みを教えてください」

・前職ではルート営業が中心だったため、新規顧客へのアプローチする開拓営業の経験が足りていません。幅広い提案手法を身につけて、新規顧客の多様なニーズにも対応できるよう、現在は社内の開拓営業に同行しています。

<ここのポイント>
・将来の理想に向けて足りない要素を話す
・弱みを克服する取り組みも話す


◆「転職理由を教えてください」

年収を上げたいというのが直接的な理由です。
キャリアプランでは来年は年収○○万円を目標として、現在の業務に励んできましたが、現在月収20万円程度で、先輩社員の話を聞くと5年後でも大幅な改善や昇格が見込めない状況です。
現昨年家庭を持ち、生まれた子供の教育等を考えると、今の会社で働き続けるのは難しいと考え転職を決めました。
御社では成績に応じたインセンティブやポジションが得られると伺っています。御社に入社し、売り上げ貢献を果たすことでキャリアアップを実現したいと考えています。

<ここのポイント>
・年収を直接の理由としても問題ない
・現在の会社ではキャリアプランの達成ができない
・20万、5年後と具体的な数字で伝える
・家庭の状況も理由になる
・転職後の展望も加えて話す


◆「転職先を選ぶ基準は何ですか?」

ふたつあります。まずは仕事内容が今までの経験を活かして戦力になれるかどうかということ。もうひとつは入社後に年収が上がる余地があるかです。自分が活躍できる仕事であることは最優先ですが、5年先・10年先を考えたときに成長できているかを測る基準のひとつが年収だと考えています。

<ここのポイント>
・基準がいくつあるかを最初に
・基準をそれぞれ伝える
・その理由を伝える


STEP26:他企業の選考状況を聞かれた際に注意すべきことを知る

「他にどんな企業を受けていますか?」と聞かれることはよくあります。

この質問には基本的には正直答えて大丈夫です。

しかし、答える際には十分に配慮しておくべきことがあるので、失敗する前に理解しておきましょう。


他企業の選考状況を伝える際に注意すべきことは以下の2点です。

<他企業の選考状況を伝える際の注意点>
・他企業が第一志望企業の職種と同職種、もしくはキャリアプランと共通点がある
・あくまで御社が第一志望ではあるが、○○の面だけ差があるから受けている。と伝える

この2点を理解せずに他企業の選考状況を伝えると逆効果にもなりかねません。

それは、企業があなたの他社の選考状況を確認するのには、以下の理由があるからです。
・業界や職種への関心・理解度、あなたの仕事探しの軸を確認したい
・入社の志望度を把握したい。
・内定を出したあとに本当に入社してもらえるのか知りたい

他企業の職種と第一志望企業の職種に一貫性があれば、「本当にうちの仕事を希望しているんだな。」という評価になりますが、全く関係のない職種の選考を進んでいる場合「職種への志望度が曖昧だな。」という評価になり、逆に評価を下げてしまうことになります。

また、第一志望であることをしっかり伝え、他企業との違いをハッキリ伝えないと、志望度が低いと捉えられてしまう可能性もあります。

「何をしたらうちに来てくれるのか?」という疑問に対して明確な答えを伝えることが特に重要になります。

今回は年収アップのために他企業の選考状況を伝えるのですから、「御社が第一志望ではあるが、”年収の部分だけ”他社の方が高いので、選考に進んでいる」と伝えるのがベストになります。


STEP27:オンライン面接対策を知る(Zoom,Skypeなど)

新型コロナウィルスの影響で、面接をオンラインで実施する企業が増えています。(ZoomやSkypeなどを用いたWeb面接)

これまでの対面での面接と準備することは基本的には変わりませんが、Web面接ならではの注意点をまとめましたので、参考にしてください。


◆オンライン面接の準備と開始まで

事前に企業からオンライン面接の案内が届きます。
必ずあらかじめ通信状況を確認、テストしておきましょう。
また、音が鳴る可能性があるものは電源をオフにし、雑音が入らないよう注意が必要です。
イヤホンの利用も可能な場合がほとんどです。
声が聞き取りづらくて聞き返してしまったり、間違った回答をしてしまわないよう、イヤホンの利用をおすすめします。

10分ほど前にはZoomやSkypeの面接部屋にアクセスし、映り方のチェックもしておきましょう。


◆オンライン面接の開始

企業がアクセスした直後から面接開始です。始めは緊張しますが、お互いの会話のリズムを意識して挨拶から始めていきましょう。


◆オンライン面接でのチェック項目

・カンペはNG
オンラインと言えど面接です。対面でカンペを用意する人がいないのと同じで、オンラインでもビジネスマナーとしてカンペはNGとなります。
カンペがあると目線がカメラから外れますし、カンペを読むことで回答も不自然になるので必ずバレます。

・プロフィール画像やアカウント名を確認
ZoomやSkypeなど過去に使用したことがあるツールの場合、プライベートの情報のままの場合があります。事前に確認しましょう。

・カメラに映ったときの背景に気を付ける
背景に散らかった部屋などが映らないよう注意しましょう。

・画面が揺れないように
スマホでの面接の場合は手持ちはNG。しっかり固定してぐらつかないようにしましょう。

・音量にも注意
小さすぎたり、大きすぎたりしないように。聞き取りやすい音量になるよう事前にチェックしておきましょう。

・相手からの見え方を意識する
デバイスによって相手からの見え方が変わるので角度調整などが必要になります。です。

・安定したネットワークに接続する
テザリングでのPC接続はネットワークが重くなり、途中で接続が切れるリスクがあります。できればWi-Fiがつながっている環境で行いましょう。

・PCの動作が固まらないように
動作が重くならないように事前にほかのソフトは落として、電源ケーブルにつないでおきましょう。

・タイムラグに慣れておく
通話にタイムラグが生じる場合があるので、いつもよりゆっくり、間をとって話すようにしましょう。

・通信が切れたり、不安定な場合の対策を準備しておく
万が一、中断してしまった場合も冷静に対処しましょう。電話やメールで「不具合が起きてしまったこと」を連絡したり、可能であれば、あらかじめ企業側と接続が切れたときの対応を決めておくとよいです。


STEP28:年収アップ転職の失敗経験から学ぶ

年収100万円アップの転職を目指すにあたって注意しておかなければいけないことがあります。

それは、

「企業はあなたを安く買い叩こうとしている」

ということです。

なぜなら、企業側も採用することはリスクが大きいから。

企業側としては中途採用は非常に高い買い物です。期待して採用してもその分の働きをしてくれなければ採算が合わない。

だから多くの企業は中途採用者は契約社員からスタートします。
契約社員で1年雇い、問題がなければ正社員登用試験で正社員登用する。
この場合は正社員より低い給与であることが多いです。

決して契約社員での転職がダメなわけではないです。

良くないのは年収が低く設定されていること。
だからこそ、年収アップの転職には年収交渉が重要になります。

私の最初の転職ではここを理解しておらず、痛い失敗を経験しました。

第二新卒で中小のゼネコンに就職をしましたが、就職を焦るあまり年収交渉せずに入社を決めてしまいました。
その結果、採用年収が新卒の年収より低く、3年間も2年後輩の等級・年収で働くことになりました。
そしてこれに気付いたのは、4年目に第二新卒の同期と賞与の額を話したとき。
金額と等級の違いに気付き、上司経由で会社に上申してもらいました。
この件については、会社の人事も何も説明してくれませんでしたし、結局は"バレるまで黙っていよう精神”ということです。

こんな失敗をしないよう、転職活動の際は企業側との年収交渉は必ず行うようにしましょう。


STEP29:年収交渉に必要なことを理解する  

年収交渉を行うにはコツがあります。

それは、第一志望企業の提示年収より高い年収で他企業の内定を取ることです。

理想は第一志望と競合の企業であること。


STEP18でも解説しましたが、この高い年収の内定を持って、「年収を合わせてもらえれば御社に決めます。」という交渉を行うと、自然と転職時の年収はアップしていきます。

もちろん、この交渉は自身で行うのは印象がよくないので、転職エージェントに頼むべきでしょう。

またこの年収交渉のタイミングも、最終面接ひとつ前の面接で行ってもらうのが良いです。

なぜなら、早い段階で交渉をすると、予算が合わないとの理由で落とされる可能性があること。
また、最終面接時だとすでに採用年収はほぼ社内決済を取った後になるため、そこから交渉しての変更はかなり難しいからです。

そのため、「最終面接に進む間近で、これから年収の社内決済を通す」というタイミングで年収交渉するのがベストと言えます。


◆他企業の内定がなくても年収交渉はしよう

内定がなくても年収交渉は可能です。

他の企業の選考が進められず、1社のみの選考となっている場合でも、年収交渉はした方が良いです。

それは、STEP28でも紹介したとおり、企業はなるべく安く買い叩きたいからです。

あまりにかけ離れた金額を提示するのはNGですが、希望する金額の根拠をしっかり説明できるようにしておけば、交渉して良い条件で入社も可能です。

この場合も必ず転職エージェントを通して交渉をしてください。


STEP30:内定通知後の流れを知る

内定通知後の流れ

企業から内定が出てからは、手続き作業が増えていきます。

転職エージェントを利用していれば、日程等のアナウンスをしてくれますが、いつまでに何をすればいいのかは事前に知っておくと良いでしょう。

内定後の流れを理解して、確認すべきことや、企業への連絡の仕方など、入社までに必要なことを把握しておきましょう。

<内定通知後の流れ>
◆内定の連絡
◆オファー面談(無い場合もある)
◆雇用条件の確認
◆入社日の設定
◆雇用契約の締結
◆退職準備・手続き
◆入社手続き書類作成と提出


◆内定の連絡

内定の連絡はメールや電話で行われることがほとんどです。
しかし、この時点では詳細な労働条件を伝えられない場合もあります。
その場合はオファー面談という条件説明の場を設けてくれるため、そこで条件の確認ができるように、再度求人票の内容と面接で聞いた条件を整理しておきましょう。


◆オファー面談(無い場合もある)

次のステップで詳細を解説しますが、雇用条件の最終確認の場です。
この場で疑問点はすべてクリアするようにしましょう。

◆雇用条件の確認

オファー面談や内定通知後に郵送されてくる、「内定通知書」「採用通知書」「雇用契約書」などの書類には、契約期間や賃金、勤務地などの労働条件が書かれています。

届いた場合は承諾・辞退にかかわらず、まずは電話連絡をし、返事をする目安を伝えましょう。

一般的には1週間以内が多いです。

ただし、他の企業の選考に進んでいる場合などで、返事を待ってもらいたい事もあります。その場合は、回答までに時間がかかる理由を伝え、内定先の企業から許可をもらい、遅くとも2週間以内には連絡するようにしてください。

時間が掛かる理由は、「この転職に関して真剣に考えている」だからこそ「家族と相談したうえで返事をしたい」など、真剣さが伝わる言い方にすると良いでしょう。勝手に返事を引き延ばすのではなく、あくまで待ってもらう「お願い」をする姿勢が大切です。

※連絡は指定がなければ、すべて転職エージェント経由で構いません。


◆入社日の設定

面接時に「いつから働けますか?」という質問があるはずなので、この時点では入社日の目安は伝えているはずです。

内定通知をもらってから調整することも可能ですが、面接時に伝えた入社可能時期と大きく変わると印象がよくありません。

面接に臨む前に、現職場の就業規則を必ず確認して退職までに必要な期間を確認し、入社可能な時期を把握しておくようにしましょう。

なお、退職日は現在の職場の上司との相談になりますが、入社日前日に退職日を設定するとよいです。

退職日と新たな職場の入社日の間が空くと、自分で国民健康保険や年金に入る手続きが必要です。注意してください。

※有給休暇を取得して退職をしたい場合は、『STEP33:有給休暇を消化して退職するためのコツを知る』を確認して下さい。


◆雇用契約の締結

雇用契約を結ぶタイミングは会社により異なります。
内定通知書の返事をもって契約とするほか、内定通知書の確認・承諾の返事を経て、改めて雇用契約書にサインする場合もあります。

当然ですが、入社承諾後や契約サイン後に「やっぱり辞退する」というのはNGです。
雇用契約を結ぶ際は、しっかり入社意志を固めて臨みましょう。


◆退職準備・手続き

退職の意向はまず直属の上司に伝えます。

すんなりは行きませんが、承認を得て、退職日の調整や仕事の引き継ぎなどを進めつつ、同僚や社外関係者など、周囲の人へ退職する旨の挨拶を始めましょう。

退職にあたり、会社からの貸与品の返却や、人事部への退職手続きのこのタイミングで進めていきます。スムーズに退職できるよう、人事担当者とよく連絡を取り、段取りしていきましょう。

また、トラブル予防のために、直属の上司を含めて具体的な転職先については伝えないのが無難です。


◆入社手続き書類作成と提出

入社にあたり準備する書類も非常に多いです。

住民票の取得や、源泉徴収票、配偶者の給与明細や、身元保証人の押印や印鑑証明など、入社先の説明書類をよく読んで、スケジュールに余裕を持って準備を進めることをおすすめします。


STEP31:オファー面談(条件確認)が最終確認の場と理解する

内定を獲得した後は、オファー面談という採用条件の最終合意を図る場を作ってくれる企業が多いです。(企業によっては最終面接時に確認する企業も有ります)

このオファー面談は採用ではなく、あくまでも企業と求職者の双方が雇用契約を結ぶに当たって認識の齟齬やトラブルが無いように、最終確認をする場です。

もし、面接時に聞けなかったことがある場合は、内定のお礼と意欲を伝えた上で、最終確認をしていきましょう。

この場では、面接では聞きづらかった給与体系・休暇制度・休暇の取得実績や手当て・勤務地の条件など、詳細な内容を聞くことが出来ます。

選考ではないので、気になることは全てクリアにしていきましょう。

中には、オファー面談が実施されないこともあります。
その場合でも、疑問や不安をそのままにしてあきらめるのではなく、メールや電話などで企業から直接情報を集めて、納得した上で入社意思を固めるようにしましょう。


◆オファー面談では誰と何を話すのか

多いパターンは以下の3つ。

・人事担当者からあらためて労働条件や会社の制度について説明を受けるパターン
・配属予定の部署の人や直属の上司になる人から、具体的な仕事内容や、あなたに任せたい業務について説明を受けるパターン
・その両方が組み合わさっているパターン

このオファー面談は入社を決めるための大切な時間です。
一方的に説明を受けて待遇や業務内容を確認するだけでなく、自分がその会社でどんな働き方ができるのか、どのようにキャリアを積んでいけるのかをイメージして、質問は事前に準備していくようにしましょう。


◆オファー面談で確認する項目①【評価制度】

入社5年後の給与額の見込みを出せるように、評価制度についてもしっかり確認をしておきましょう。

給与額は、労働条件の一つとして「労働条件通知書」で提示されますが、それは入社時点のものです。

「5年後には今よりずっと高い年収に」と思って入社してみたら、実はもう年収が上がる余地がほとんどなかったり、評価制度として年収が上がりにくいものかもしれません。

後から「思ってたんと違う!」ということにならないよう、人事制度・評価制度の全体像や仕組み、それに伴う給与体系などについて、人事担当者に聞いていきましょう。

多くの会社では、等級によって給与額を決めています。例えば、1級~5級までの等級に分けられているとしたら、入社時点で自分はどの等級なのか、今後、どの程度の成果を上げると、どの程度上の等級に昇進できるのか、といったことを聞いていくといいです。

また、「どんな人が評価される会社なのか」を知るために、自分が配属される予定の部門で“活躍している人”はどんな人なのか、聞いてみるのもよいです。


◆オファー面談で確認する項目②【働き方の実態】

このオファー面談で入社後の働き方をリアルにイメージしていきましょう。

「労働条件通知書」には、「制度」は書かれているものの、「実態」が書かれているものはありません。

残業はどれほどしているのか、繁忙期と閑散期の波があるのかといったことは確認しておくとよいでしょう。

また有給休暇や、産休・育休、介護休業などの取得状況や、どの程度の期間を取得しているかといったことも、人事担当者に聞いておきましょう。

企業の内情や実態が100%分かって、すべて納得ずくで入社するということはまずありまんが、少しでも疑問や不安があるのなら、できるだけ事前にクリアにすべきです。


◆オファー面談当日は即決するつもり臨む

オファー面談には「評価制度」と「実態」に納得できたら、その場で労働条件通知書に署名できるくらいの姿勢で行きましょう。

署名をすると、入社手続き書類の説明をしてくれる企業も有ります。

この際に、入社日の目安も聞かれることになりますので、自分の中でのおおよその目安は準備していきましょう。

このとき、現職の有給休暇を消化したいのであれば、伝える入社日は少し遠めの日付の方が良いでしょう。

実際、引継ぎにどれだけ時間がかかるかも分からないですし、現職の企業の引き止めで予定通りに退職できない可能性もあります。

まずはこの場での入社日の申告は引継ぎと休暇を見込んだ上での入社日予定日を伝えるようにしましょう。


第5章 転職の基本ノウハウ【退職編】

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転職活動は内定をもらって入社を決めたら完了ではありません。

その後は”円満退職”という高いハードルがあります。

必ず円満退職しなければならないということではありませんが、現職の企業のメンバー迷惑を掛けないようにすることは、社会人のマナーです。

また、現職の企業とのつながりが今後の仕事に活かされる場面もあります。

良い関係を保って退職ができるよう、内定~退職までにやるべきことやスケジュール、退職にあたっての注意点等について確認していきましょう。


STEP32:退職の流れとスケジュールを知る

退職の流れは以下のような流れになります。

退職の流れ


◆内定

第一志望企業から内定を獲得したら、他企業への辞退連絡など、内定後はスピード感が大事です。内定が出たら何をするのかをチェックしておきましょう。

1.内定承諾はエージェント経由でOK。ただし1週間以内での返事がマナー。
2.書類の送付(郵送)が必要な場合は”添え状”は必須


添え状


◆2ヶ月前

内定獲得後、もっとも注意すべきなのがここ。

退職意思の切り出し方とタイミングが重要です。「実は…」と話を切り出す前に、以下の内容をチェックしておきましょう。

1. まずは必ず直属の上司に

直属の上司から上席者へ退職の報告を上げてもらうのが基本。これを間違えるとトラブルの原因になります。

同僚などの周囲から話が流れる、直属の上司を飛ばして上席者へ連絡してしまう。こういったことが無いよう注意して下さい。

上司に取り合ってもらえない。引き伸ばしにあっている。こういった場合に上席者⇒人事といった順序で報告するようにしましょう。


2. 意思表示のめどは2か月前

法律上は14日以上前の申告で退職は可能ですが、それは現実的ではありません。

引き継ぎや取引先へのあいさつなどを考え、退職希望日までは2ヶ月程度余裕を持っておきましょう。


3. 転職の意思を周囲に漏らさない

安易に周囲に話をすると、情報が漏れてスムーズな進行に悪影響を与えてしまう恐れもあるので注意しましょう。


4. 退職の”相談”ではダメ。揺るがない”報告”で話を切り出す

退職の話をするとたいていは引き止められます。

ここで引き止める余地があると思われると、長々と引き止めにあい、断りづらくなってしまいます。

最初の段階から、「退職します。入社日も決まっています。」と揺るがない”報告”として切り出すようにしましょう。


5. 意思表示の際には明確な理由も伝える

退職の話をすると必ず「なんで?」と聞かれます。これは、上司も上席者へ報告する義務があるからです。

スムーズに退職が済ませられるよう、「退職理由」は明確に簡潔に用意しておきましょう。

6. 退職理由は条件面を理由にしない

基本的に退職理由は条件面を理由にしない方が良いです。また、職場や現状への不満も避けた方がベター。

その理由は、「条件や不満をクリアするから、うちに残って?」という引止め文句を作ってしまうから。

あくまで「今の会社ではどうしようもなく自分のキャリアの希望とマッチしない。」という主旨で伝えた方が、会社側も諦めやすいです。


7.有休を取得したければ、退職希望日は話しておく

有休を取得したいのなら、退職希望日もこの時点で話をしておくべきです。

企業は在籍している以上、”働いてもらう”という意思なので、しっかり退職希望日を伝えてそれに向けて自ら行動しないと有休はどんどん削られていきます。


8. 転職先は言う必要はない

「どこに良くの?どの業界?」はよく聞かれます。

先ほども説明したとおり、上司も上席者への報告のため、根掘り葉掘り聞いてくることがあります。

退職理由を話す過程で、転職先の業種程度は話すことになるかもしれませんが、転職先を明らかにする必要はありません。

意思の固さと感謝の気持ちを伝え、理解を得られるよう努めましょう。


◆1ヶ月前

・退職日の相談

退職日を上司と話し合って確定していきます。

検討することは、引継ぎ期間です。

出来る限り話し合いの上でお互い納得した日取りを決めましょう。

不当な理由で希望に取り合ってくれない場合は、折れずに押し通しても良いです。

有給休暇の取得を阻む行為は違法なので、自信を持って主張しましょう。


・退職届けの提出

退職日が決まったあと、退職届を会社に提出します。
(ほとんどの場合、退職届に退職日を記載する欄があるため)

退職届の提出方法や書式は就業規則を確認しましょう。


仕事の引継ぎ

退職日が決まった段階で、なるべく早く仕事の引継ぎを進めましょう。

引継ぎのコツは以下になります。

1.スケジュールを引継ぎ相手・上司と共有
2.なるべく新たな仕事は引き受けない
3.社外関係者にも退職する旨を伝えておく

1.スケジュールを引継ぎ相手・上司と共有
これはどの仕事でも言えますが、いつまでに何をするのか、どこまでやるのかを明確にして、引き継いでもらう人と共有しましょう。
これにより、引継ぎ相手も業務のスケジュールを立てやすくなり、スムーズな引継ぎになります。
また、上司も引継ぎの進捗を管理する責任がありますので、上司にもスケジュールと進捗は共有しておきましょう。

2.なるべく新たな仕事は引き受けない
あなたが退職することを知らない方はこれまで通り、仕事をあなたに持ってきます。
簡単なことなら問題ありませんが、退職までに完結させられない業務の場合はその業務をまた引継ぎ相手に渡さなければなりません。
共有しているスケジュールにも変更が出ることもあるので、新たな仕事を依頼され、どうしても断れない業務の場合は、上司と相談の上で判断していきましょう。

3.社外関係者にも内密に退職する旨を伝えておく
これは会社の意向を確認した上で行う必要がありますが、経験上早めに行っておいた方がよいです。
特に社外の方とのやり取りが多い場合は、社外から仕事が降ってくることが多いので、早めに伝えていないとトラブルの元です。
しかし、会社の意向や業務の関係上あまり早く伝えるべきではない場合もあるかもしれません。
その場合は、上司と相談、受けた仕事の捌き先を見越した上で、いつ関係者に退職を伝えるかを判断していきましょう。


◆2週間前

社外への挨拶回りは以下の点に注意して行っていきましょう。
・後任者を紹介する
・事情は詳しく説明する必要はない

後任者に同行してもらい、退職の挨拶をします。「いつからなのか?」「連絡先」についても明確に伝えましょう。

また、退職理由等についても聞かれることがありますが、詳しく説明する必要もありません。
仲の良い取引先であっても、社内の事情を外部に漏らすことはトラブルの元になるので、控えましょう。


◆1週間前

1週間前にやることは以下の2つ。

・社内関係者への挨拶
・退職手続き書類の提出

・社内関係者への挨拶
お世話になった方々へ感謝を伝えに行きましょう。
対面で話が出来れば、直接お話した方が気持ちが伝わります。
とは言え、今はプライベートでもLINEやSNSで簡単につながりは持てるもの。退職後も連絡を取り合う意味で、このタイミングで個人スマホの連絡先交換をしておいても良いでしょう。

・退職手続き書類の提出
退職手続きにはいくつかの書類があり、その手続き方法を示す退職ガイドなどのマニュアルを持つ企業もあります。必ず就業規則及び人事担当者に確認をして下さい。

手続き例)
・自社株の払い戻し手続き
・貸与品返却の事前手続き
・貸与品紛失の申告
・経費立替の精算
・健康保険組合の手続き
・年金手帳の受領
・住民税納付方法の選択(特別徴収継続)
・etc


◆退職日

退職日まで業務をしている場合はバタバタします。
1日のスケジュールをしっかり立てておきましょう。

退職挨拶のメールも終業の1時間前程度には送るようにします。

メールの送付、挨拶回りが終われば、貸与品を返却して退社です。


退職までの基本的な流れは以上になります。

想像以上にやることは多いので、しっかりスケジュールを立てて円満退職を目指していきましょう。


STEP33:有給休暇を消化して退職するためのコツを知る

退職にあたり、貯まっている有給休暇を消化して退職したいという方がほとんどかと思います。

しかし、現実的にはなかなか全日数は消化できないものです。
それどころか、事前に有休を使う算段で面接を進めていないと、ほとんど有休を使えずに次の会社に入社ということもあります。

基本的に入社日は転職先の意向を前提として決定しますが、交渉の余地は十分にあります。

<有休と意思表示のタイミングの目安>
・有休3週間取得:2ヶ月前に退職の意思表示
・有休1ヶ月取得:2.5ヶ月前に退職の意思表示

ここでは、しっかり有給休暇を消化して転職したいあなたに、面接や社内退職日交渉のコツをご紹介します。

有休取得のための退職カレンダー1

有休取得のための退職カレンダー2

<有休を消化するための入社日・退職日決定の流れ>
1:【転職先】面接では転職先の意向から少し先の入社日を伝えておく
 ↓
2:内定後、引き継ぎ1ヶ月+有休残日数で逆算して「最終出社日」と「入社日」を正確に設定する
 ↓
3:【転職先】面接で伝えた入社可能日から伸びる場合、転職エージェントを通して入社日の変更が出る可能性があることを伝えてもらう
 ↓
4:【会社】会社に退職の意思表示(最初に伝える最終出社希望日は有休残日数の最大でもOK)
 ↓
5:【会社】最終出社日の確定(有休取得を前提とした日付)
 ↓
6:【転職先】転職エージェントを通して、転職先に退職日決定の連絡
 ↓
7:【転職先】雇用契約書へ署名、提出


1:【転職先】面接では転職先の意向から少し先の入社日を伝えておく

有休を消化したい場合、入社日はなるべく先の日付で設定しておきたいもの。

しかし、企業側はなるべく早く入社して欲しいことがほとんどです。

そのため面接では、企業の求める入社日からあまり遠すぎない日程で、”目安”であることを強調して入社可能日を伝えておくことが必要です。

最終的に企業側と入社日を契約するのは「雇用契約書」に記載の日付になりますから、それまでは”確定”した日付を伝えないようにしましょう。


2:内定後、引き継ぎ1ヶ月+有休残日数で逆算して「最終出社日」と「入社日」を正確に設定する

内定が出た段階で、退職までの引継ぎ1ヶ月+有休残日数で実際に入社できる日付を計算しましょう。


3:【転職先】面接で伝えた入社可能日から伸びる場合、転職エージェントを通して入社日の変更が出る可能性があることを伝えてもらう

2で入社日を計算したとき、1で転職先に伝えていた日付から伸びてしまう場合は、転職先との調整が必要です。

転職エージェントを通して、日付変更の可能性と”目安”を伝えてもらいましょう。ここが入社日交渉のタイミングになります。


4:【会社】会社に退職の意思表示(最初に伝える最終出社希望日は有休残日数の最大でもOK)

会社に退職の意思表示をしますが、このときは「本当の最終出社日より早い日付」を伝えるようにしましょう。

多くの場合、会社はなるべく働いて欲しいので、最終出社を引き伸ばすような説得と交渉をしてきます。

落とし所を見極めて「本当の退職希望日より早い日付」を伝えるようにしましょう。


5:【会社】最終出社日の最終決定(有休取得を前提とした日付)

上司と相談して退職日の最終決定をしましょう。


6:【転職先】転職エージェントを通して、転職先に退職日決定の連絡

退職日が確定した段階で、転職エージェントを通して、転職先に退職日決定の連絡をしましょう。

これを以って、転職先は雇用契約書の作成に入ります。



7:【転職先】雇用契約書へ署名、提出

送付される雇用契約書に署名し、提出をすれば、有休取得できる退職日、入社日の

内定承諾書を提出するタイミングで「入社日」の記入が必要なことがありますが、これも”目安”で問題ありません。


第6章 完全攻略ロードマップ【入社編】

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ここまで転職して入社するまでの手順について解説してきましたが、転職のゴールは年収アップして入社することではありません。

また、転職した会社で活躍することもゴールではありません。

本当のゴールは、入社して、活躍して、
次の転職で年収をアップさせることがゴールです。

つまり、入社したその日から、次のキャリアを見据えて成果を出せる環境を整えることが重要です。

ここからは、そのための土台作りの『入社3ヶ月間』で何をすべきか。について解説をしていきます。


STEP34:社内ネットワークの構築をしよう(入社1ヶ月目)

入社後、誰もが「この人はどんな人だろうか?」という目であなたを観察しています。

焦って目の前の業務に没頭するよりは、少し落ち着いて広い視野で社内を見渡していた方が結果的に良い環境が整います。

そこで、入社1ヶ月目に取り組みたいのは、社内ネットワークの構築です。

これは、会社員である以上、会社仕事は組織進めることになります。

その際に重要になってくるのが、社内ネットワーク。

組織の仕事はチームで動いていて、それぞれ関わる人との関係を構築できていれば、環境に慣れていなくてもスムーズに仕事が回ります。

仮に、あなたが担当する仕事を、誰に、何を、どのように回していけばいいのかを理解していなければ、仕事が滞る上に、あなたの評価も落ちることになります。

誰に、何を、どのようにすれば良いのか。

まずはこれを把握して、あなたの仕事に関係する人との関係性を深めていきましょう。

さらに実務に関わらない社内関連部署がどういった流れで動いているのか。その様子を俯瞰して見ることで、その後の業務のしやすさが大きく変わって行きます。

まず最初の1ヶ月目は、社内ネットワークの構築を目指していきましょう。


STEP35:自分に求められていることを把握する(2ヶ月目)

2ヶ月目に入ったら、組織内のあなたの立場で、あなたに求められていることを把握していきましょう。

これを理解することで、周囲が期待する行動を取れるようになります。

この効果は絶大で、「この人はやっぱり出来るんだな」という周囲の評価になっていきます。

とは言え、この時点ですぐに成果を出すように動く必要はありません。まずはニーズの把握のみで十分です。

なぜなら、逆に求められていることを把握出来ていないと、的を外した行動や意見で「ん?この人、なんか思ってたんと違う。」という評価になる可能性も有るからです。

1ヶ月目で社内ネットワークの構築が整ったら、彼らが求めているニーズをひとつひとつ拾っていくようにしましょう。


STEP36:自分に求められていることで成果を出す(3ヶ月目)

3ヶ月目になってようやく、成果を出すべく動き出しましょう。

・1ヶ月目に構築した社内ネットワーク
・2ヶ月目に把握した社内のニーズ

これらを駆使して、自分に求められていることで成果を出すことに注力していきましょう。

ここで成果が上がれば尚良しですが、仮に成果が上がらなくても問題ありません。

それは、1ヶ月目・2ヶ月目であなたは社内から応援される状況を作れているから。

みなが応援している状況で、成果を出そうとする真摯な姿が目に入れば、結果は別にして自然とあなたに協力したくなります。

逆に、社内ネットワークやニーズを理解しないまま、成果を出そうと奔走していると、「独りよがり」「協調性がない」「年収が高いだけ」のような、誤解を生むこともあります。

会社員として仕事をする上では、成果を出すための環境づくりは非常に重要です。

各所から応援され、協力してもらえるような下地作りを意識して、入社後の3ヶ月に臨んで行きましょう。


以上で年収アップ転職に必要な36STEPは終了となります。

36項目すべてをこなしてもらえたら、転職の成功はもう目の前です。

応援しています!


【付録】詳細:逆算でキャリアを導く5つの質問+2つの作業

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まずはこちらをダウンロードしてください。

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「キャリアプラン作成ワークシート(スプレッドシート自動作成版)」


LINE登録なしでも作成可能です。

以下でPDF版をダウンロードして下さい。

※PDF版は手書きになります。


まずは「キャリアプラン作成ワークシート」を入力していきます。

・緑の網掛けのセルを入力
・青の網掛けのセルは自動入力

「キャリアプラン(転職ロードマップ)」はスプレッドシートの場合は自動生成となっているので、指定の緑の網掛けセルのみを入力してください。

ではキャリアプラン作成ワークシートを進めていきます。


質問1:あなたの描く理想の生活は何年後の想定ですか?

キャリアプラン作成ワークシート(記入説明)01

何年後でも構わないです。1年後でも10年後でも30年後でも。

まずはあなたの理想の生活を思い浮かべて、その様子からおよそ何年後にはそうなっていたいかを想定しましょう。


質問2:その時の年収・ライフスタイル・働き方はどのような形が理想ですか?

キャリアプラン作成ワークシート(記入説明)02

これもあなたの完全な希望でOKです。仕事に関してはこの後考えるので、ここでは仕事は想定しないで下さい。

年収も時間もフワッとしたもので全然いいです。詳細の調整はこの後じっくりやります。


質問3:今のあなたと理想の生活をしているあなた、その差は何ですか?
(理想の実現に必要だけれど、今のあなたに無いもの)

キャリアプラン作成ワークシート(記入説明)03

いっぱい出てきますか?あまり出てきませんか?

どちらにしろ、今の自分に足りないものはあるはずです。それが満たされていたら、既に理想の生活ができてないとおかしいですよね。

とにかく書き出してみましょう。

書き出す際には「自分の行動で変えやすいもの」「自分の行動では変えにくいもの」に分類して書き出します。

「自分の行動で変えられるもの」は例えば、”英語が話せる”とか”高所得者との人脈がある”とかは自分の行動で変えられるものです。

逆に変えにくいものは、”職場の人がみな優しい”、とか”家族が健康でいる”とかですね。基本的には「人のこと」は自分の行動では変えにくいです。

とにかく書けるだけ書き出しましょう。

書き終わったら次の質問です。


質問4:理想の実現に必要なもののうち、優先度の高い10項目はどれですか?(以下、『TOP10要素』と呼びます)

キャリアプラン作成ワークシート(記入説明)04

優先度の高いものを(最低10位まで)順位付けしてみましょう。このTOP10要素は特に重要です。

順位の付け方は、「理想の生活とのつながりが深いもの・理想の生活に必要な年収と時間と働き方に必須のもの」が優先順位が高いです。

順位付けができたら次の質問です。


質問5:『TOP10要素』を得られる仕事はそれぞれどんな仕事ですか?

キャリアプラン作成ワークシート(記入説明)05

どんな仕事なら、『TOP10要素』を得られるのか考えてみてください。

まずは今の仕事は関係ないので、フラットな感覚で書き出します。

複数あっても構わないですし、ひとつの職種が複数の項目にまたがっても構わないので、どんどん書いてみましょう。

プログラマーやSE、設計士など、職種を書いてしまうとキャリアの幅が狭まるので、「○○という要素を得られる△△する仕事」というように、職種を特定しない書き方で進めましょう。

次からは質問ではなく、作業になります。


作業1:『TOP10要素』を得られる仕事で、今の仕事に近い仕事⇒理想の生活に近い仕事へ順に順位を付けてください。

キャリアプラン作成ワークシート(記入説明)06

順位の付け方の感覚は、

今の仕事でも出来そうな仕事

今の仕事から少し異動や転職すれば出来そうな仕事

転職して、さらに異動や転職しないと出来なそうな仕事

という感じです。

このうちの上位5つの仕事が直近で取り組む必要がある仕事になります。

そしてこれらの仕事は「優先度が高い能力を修得できる、かつ転職成功しやすい仕事」であり、あなたを理想の生活へつなげる仕事になります。

半信半疑の方は、今の仕事の延長で理想の生活へつながるであろう、将来の職務経歴も書いて見比べてみましょう。どちらが良さそうかはご自身で判断してみてください。

自分の中で納得できるキャリアプランを選ぶことが重要です。

ちなみに書き出した仕事の中に、あなたの今の仕事で出来る仕事はありましたか?あるならぜひ、その仕事に注力して下さい。

その仕事が、あなたを理想の生活につなぐ今やるべき仕事です。

特に積極的に取り組んでいきましょう。
今出来ることで最も効果の高い仕事と言えますね。

もし、今のあなたの仕事にTOP10要素に対応する仕事がひとつもない場合は、今の仕事から離れることをしっかり考えた方が良いです。

なぜなら、今の仕事はあなたの理想に遠い仕事だから。

TOP10要素に対応しない仕事をしていても、いつまで経っても理想には近づかないです。

異動したり転職したりして、TOP10要素の仕事をした方がずっと有意義な時間を使えます。

さらに言うと、TOP10要素を目的に異動や転職をすると、目的意識があるから仕事に身も入るし、成果も出やすくなるはずです。

ちなみに私は職人を退職後、ディベロッパーでの業務に携わるために、「ゼネコンで所長を経験してマネジメント能力を磨く」ことを目的にゼネコンに転職しました。
この目的がなかったら、きっと辞めていただろうし、一級建築士の資格取得を含め、業界的に異例の早さで現場所長に就くことも出来なかったと思います。

では次は、仕事を替えたり、目的を変えるタイミングも逆算していきます。


作業2:理想達成の年から逆算して、どの仕事に何年従事するか、何歳から何歳まで行うか予定を記入してください。

キャリアプラン作成ワークシート(記入説明)07

シートの右側に記入欄があります。

「想定したTOP10要素を、”どの仕事で”、”何年で”修得するか」を軸にして考えましょう。

結婚や出産などのライフイベントも絡むので、ある程度は見込んだ上で記入します。

この従事年数が書けたら、あなたのキャリアプランは完成です。

キャリアプラン(転職ロードマップ)のシートに転記して、ガントチャートとして清書していきましょう。

※スプレッドシート版は自動生成です。
キャリアプラン(転職ロードマップ)のシートを確認してみましょう。


完了:キャリアプラン(転職ロードマップ)

キャリアプラン作成ワークシート(記入説明)08

※スプレッドシートで自動生成されたキャリアプランは、現職と近い上位5つの仕事に就く前提で生成されます。
補足的に、その仕事で得られる「理想の実現に必要なもの」を追加してさらに理想実現の確度を上げていきましょう。

このキャリアプランをもって、転職エージェントの担当キャリアアドバイザーに相談し、求人を探してもらいましょう。

このプラン通りキャリアを積めば、理想の生活を達成がグッと近づきます。

「そう上手くは行かないよ。」

と思われた方もいるかもしれません。

しかし、なぜそう思われましたか?

事情はみなさんそれぞれあるかと思いますが、上手く行かないであろうと感じた理由が明確でないなら、一度誰かに意見を求めてみましょう。

きっと応援してくれるはずです。

人は、「将来の理想ためにこうしたい!」という具体的な計画を語る人を応援したくなります。

これは企業の面接官も同じです。

理想を実現するために、あなただけのこのキャリアプランが実際の職務経歴書になるように、日々の仕事に取り組んでいくことが重要になりますね。

道筋は見えたので、あとは行動するかどうかです。

頑張りましょう!応援しています!

※補足
<転職が不安な方>
まずは今の会社の中で優先度の高い上位5つを得られる部署へ異動希望を出すことをおすすめします。

<異動や転職で年収が下がるのは嫌>
一時的に年収が下がる場合があるかもしれません。しかしその仕事は○年後の理想の実現に至るまでにはどこかで必ず必要なステップです。
こういう重要な仕事こそ、先にやることで理想により近づきやすくなります。


おわりに

「会社は辞めるためにある」

これは、私が社会人のキャリアを積み始めたときから持っている考え方です。

この考えは一歩間違えると、「仕事が続かない。」「やり抜く力がない。」として周囲に捉えられることにもなります。

実際私も、新卒2年目に挫折したり、その後のゼネコン時代でも苦労したり辛いこともありました。

そして転職のたびに、「続くの?」「また?」「やっぱ続けられないんだね」という表情をされていました。

しかし、私はこの考えを持っていて良かったと感じています。

この考えのおかげで、私はこれまで転職を3回経験し、どの会社でもキャリアアップを実現することが出来ました。

この転職の経験から私が気付いたのは、逆算思考(バックキャスティング)で戦略的に転職を考えていれば、年収アップは難しくない。ということです。

会社員は安定。と言われ続けてきましたが、現状安定して年収はアップしていますか?
その企業に勤め続けて、もし倒産してしまったりリストラされてしまっても大丈夫ですか?
今の年収を下げずに転職できるだけの、市場価値のある業務が出来ていますか?

頭では理解できていても、なかなか行動に移すのは難しいものです。

しかし、分かっていて行動しないのは、失敗してるのと同じです。

年収をアップさせて、自分の理想とする生活をしていきたいのであれば、今を変える一歩を踏み出す勇気は必要です。

もし、転職のやり方が分からなくて迷っていたり、転職したいと思いつつ踏み出せずにいるなら、このnoteがあなたの手助けになれば、幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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