妊娠・出産という消費(妊婦編)

どうも、ごぶさたしております。腹ボテです。現在9か月に突入し、歩くたびにドラえもんの「ジャイアンの歩みの際に流れる効果音」を付けたいくらいのっしのっしになります。現在中の人は2キロを超えたそうです。昼夜なく大腸とか膀胱を中からぎゅうううううううと押してくださるので、基本的にはトイレとお友達となっています。また、中期以降昔ながらの伝染病かのごとくの妊娠性痒疹(ひどめの蕁麻疹みたいなやつです)が全身に出ておりまして、

もうすぐ赤ちゃんに会える♡♡ 早く出ておいで~~みたいな妊婦幸せオーラは残念ながらミジンコも出ず

というより

あと一か月か、早く終われ妊娠生活!

という感じのつらめ毎日を送っております。少しはやめに産休に入っておいてよかった。取材中に全身掻くとかトイレ行きまくるとか無理だもんなあ・・・。

ところで、結婚→妊娠→出産という一連のライフイベントには、それぞれに付帯する巨大な消費マーケットがあります。結婚式といえば「鈍器のようなもの」として立派に凶器として使えると認定されている某ゼ●シィとかがいい例ですね。カタログの中には式場情報のみならず、エステやら結婚後の不動産情報などなど、とにかくいろんな商品の情報が載っています。

同様に妊娠・出産にもそれはそれは様々な関連商材がございます。ネットでも某ベ●ッセグループ筆頭に一大マーケットが築かれており、初めて足を踏み入れる西●屋とか●ちゃん本舗とかには、それはまあおびただしいそれまで見たこともない品々があふれているのです。
とかく初めてのことで、実際にどれが必要でどれが不要かというのは正直わからず、あわあわするうちに結構不要だった、使わなかった、というものを買ってしまったなあ・・・というのが、妊婦グッズについてはだいたい整理できたので、記録として書いておこうかと思います。あ、あくまでもこれ「自分が」ってことなんで為念。

要らなかったもの買い過ぎたもの
●マタニティボトムス
妊娠前は普段着はジーンズユニクロ、仕事着はスーツ、という基本あまりおしゃれに消費しない人でした。なので、5か月を過ぎていよいよ通常の服が入らなくなってきて、慌てていろいろ専門通販で買っちゃったんですけど、これがまた、なんというかことごとく自分のテイストに合わない。
まず売られている妊婦用スーツ=マタニティフォーマル=参観日用パステルカラーワンピーススーツ みたいなのが大半です。こんなん着て仕事はちょっと憚られるなあ、会見とか行けんわ、となります。
かといって、腹回りが伸びるタイプのボトムスは、妊婦なのに膝丈の短いタイトスカートだったり、秋冬物にも関わらず生地がペラかったり裏地ついてなかったり袖が5分丈だったりと、寒い(秋冬着の妊婦だったため)。どういうことなのこれ。

ちょうどこの前まで公開されていた「コウノドリ」。私がよく利用してた専用通販サイトはドラマの中の衣装提供に協力してます!と結構自信満々でしたが、買ってはみたものの結局ほとんど着なかった、というのが結構たまってしまいました。これどーしようかなあ・・・・。メルカリで売れるんだろうか。

トップスは一応、産後授乳服としても使えるものを買ったので産後の活躍に期待したいところですが、それにしてもここまでの量を買う必要は無かったし、ヒートテックは妊婦にも最強でした。ユニクロは偉大だ。

ということで、冬用の暖かい妊婦用ジーンズをとにかくヘビーローテーションし、オサレボトムスはタンスの肥やしにしてしまっている現状です。毎日友達に会ったり、産休中の予定をたくさん入れたり、それこそ産む直前まで仕事している妊婦さんは適度にオサレ服は必要となるのかもしれませんが、体調がぱっとせずこもりがちな自分にはほんとに必要なかったです・・・。

●トコチャンベルト
腰痛持ち妊婦には絶大な人気を誇る同ベルトですが、皮膚が結果的に弱かった自分にはこれ、アカンでした。というか、これを装着していたところから妊娠性痒疹が始まり、全身に広がってしまう結果となりました。結局数回着用しただけで専用腹巻もろともタンスの下にそっとしまっております。


●妊婦用ワンピース
いろいろ買ってはみたんですが、明らかに妊婦仕様!のものはなんだかんだ使い勝手がよろしくない結局。双子妊娠とかお腹が大きくなりすぎるとか特殊な事情がないかぎり、カシュクールタイプで結べる通常のワンピースとかでも十分事足りる。あと、最近はやっているチュニックタイプのロングトップやロングニットでも、よほどタイトなデザインで無い限り妊婦でも普通に着用可能です。そしてここ大事なとこですが、妊娠前に着たことも無いテイストの服はやはり妊娠したからといって着こなすのは無理なんです。はい。


これは絶対必要だったもの、買い足したもの

●妊婦用下着

パンツはさすがに通常のものはまったく履けなくなるため、妊婦用の超巨大パンツ(最初見た時はその巨大さに大笑いする)は必要になります。ただ、いわゆる妊婦帯みたいにサポート効果があるものが物理的に着用できるかどうかは人に差があるので、最初はふつうのタイプのものをそろえた方がいいかと。着用感が合わないと地獄です。ブラジャーにも同じことが言えます。私は全身に蕁麻疹が出ていたため、サイズとか授乳にも使える云々の前に「肌をしめつけすぎないとか肩や背中などに金具が当たる」みたいなところがネックになって、多くのいわゆる妊婦用ブラジャーは合いませんでした。そしてやはり大活躍したのが、自転車や山やジムで使っていたユニクロのスポーツブラ。伸びるし着用感も最高だし、妊婦特有のホットフラッシュ症状で突然大量の汗をかいても速乾性がある。

ユニクロは正義である、そして永遠である。

●妊婦用コート(いわゆるママコート系)
アウターはさすがに手持ちのものはすべて入らず、中に赤子をだっこしたまま着られるゆったりとしたものが妊娠期にも必要になりました。今年の冬はこれ1枚で乗り切る所存。残り1か月でもう少しハラが出ても、当て布やファスナーでコート自体が大きくなるので安心です。

●座布団または座り心地のよい椅子
腰痛持ち妊婦にはこれはもう必須です。仕事や会合や食事などで、通常の椅子に座っているだけでほんとに文字通り尻が割れそうになります。私は仕事や作業用の椅子として、妊娠を機にエルゴヒューマンを思い切って導入してしまいました。外出先で座面がクッション地でない椅子しかない場合は途方に暮れてしまいます。座布団持参で動かなきゃならんのだろうか。

●ギロファ加圧ソックス
足がむくむ人冷える人にはそもそも非常に重宝するアイテムですが、妊婦にも大活躍しました。帝王切開予定の人は、血栓防止にも使えます。少々高くて最初はぎょっとしますが、その価値はあるかと。

●足温器
足が冷える人として妊娠前から使っていたのですが、妊娠中はますます手放せないアイテムとなりました。見た目はどうみてもミノムシですが、自宅警備で使う分には全く無問題です。

●妊娠線ケア用クリームまたは全身用保湿ローション
肌トラブルに悩まされて全身に自ら爪を立てている自分にはこういうのがほんとに助かりました。妊婦用でなくとも、べたべたしない輸入雑貨用のドラッグストアなんかで買えるふつうのものでも大丈夫でした。ボディシ●ップで買ったやつは今一つ肌に合わなかったり。

しかし、例えば妊娠中の赤子のエコー写真をかわいくファイリングするためのアルバムとか、母子手帳ケースとか、それはそれは様々なアイテムが妊婦マーケットにはあふれております。妊娠期はいろいろと不安材料もありますし、逆に買い物の楽しみみたいなところも心理的にくすぐりやすい状況にあるのでこういう商品が多いのでしょうね。

だがしかし、それを使用する期間は、所詮は10か月たらずの話であることも確かであり。

なので、妊娠を機に買い物わしわし楽しむ!買い物も思い出!という人でなければ、ネットの衝動買い(←ほぼそのパターンでいらんものを増やした人)の前に今手持ちの服や装備でなんとかならないかどうか、頭を冷やして一度検討してからの購入をお勧めします。
赤子マーケットでも必要装備がこれから膨大に増えるわけですから・・・・ガクブル

ということで、次は赤子マーケットの話をしようかな。つづく。












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