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「一人でも生きていける」を終わりにする

心細い。

今まであんまり感じたことが無かったのて、私が抱えてる感情がこれだということに気付くまでに、随分時間が掛かりました。

いつからか、私は「一人でも大丈夫」と思って生きてきました。

初めて所属を異動した時、「一人でやっていかなくてはいけない」という思いを強く持ちました。私の仕事は、今までの社内の価値観を変えるような仕事だったので、ベテラン社員がいる中では難しいと言われていました。なので、ぎゅっと心と体に緊張感が走ったのを覚えています。

実際、直接イヤミを言われるようなこともあったし、必要なのに私にだけ情報を渡さないなど、意地悪だなって思う出来事もありました。異動した先では味方が居ない、全員敵のような状況からのスタートで、そんな中、その時の私にできた唯一の身を守る方法が「私は一人でも大丈夫」って思うことだったのです。

そこからは、一人でも大丈夫を証明するために、なんでも一人でやろうとしていました。人の好意を信じず、頼らず、一人でも大丈夫を証明する為に。

遠方への転勤を決めたのも、一人でも大丈夫を証明したかったからかもしれません。誰かに、「そんな決断が出来るなんて、あなたはもう一人でも大丈夫だね」って言われたかったのかもしれません。


でも、最近になって「一人でも大丈夫」って決めてからずっと心細かったことに気付きました。本当はずっと誰かに大丈夫じゃ無いって言いたかった。

誰かにわかってほしかった

誰かに助けてって言いたかった


完璧じゃなくていいって

すごいと思われなくてもいいって、

失敗してもいいって、

人とぶつかってもいいって、

自分を許してあげたかった。


一人で生きていけない自分を愛したかった

本当は人からの好意にありがとうと笑顔で言いたかった


思い出せば私が自分に出来なかったことを、人は与えてくれました。

誰もやってないことなんて失敗して当然ていう気持ちでいいんだよ

完璧じゃなくていいんだよ

愛してる

人の優しさは、気まぐれに、偶然にやってくるものだと思ってたから、こんなに空気のように周りに暖かく広がっているものだなんて思っても居ませんでした。

目を向けて居なかっただけで、人の優しさは、いつもそこに存在して居たんだと気付きました。見ないふりをしてた意固地な自分への悔しさと、申し訳なさでまた涙が出ました。(本当に泣き虫ですね。。)

もう、「一人でも大丈夫」を証明する生き方は終わりにしようと思います。一人じゃ全然生きていけない弱い私も「いいんだよ」って言ってあげるのです。許すのは人じゃなくて私だから、人はいつも優しいから。

一人で生きていけない私だからこそ、多くの人の力を借りないと進んでいけない私だからこそ、多くの人が幸せになる方法を考えて生きるのです。

そして、書き切ったところでくもり空から光が差して、ぐいっと背中を押された気持ちになったのです。


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