見出し画像

コロナ危機の中、未就学児2人抱えて製造業×スタートアップに転職した話

このコロナクライシスの中、2020年5月1日、製造業×テクノロジー×スタートアップなキャディ株式会社に転職しました。保育園児の男児が2人おります。夫もフルタイムで働いております。我ながらチャレンジャーだな、と思いながら、その経緯と抱負を語るnoteです。

10年勤めためちゃくちゃ居心地の良い会社

新卒でコンサルティングの会社に入ったものの、1社常駐スタイル、リーマンショックの環境下でのコストカットプロジェクトに取り組むのがどうもフィットせず、また「この働き方、子供産めなくない?」とはっと気づき、2年ちょっとで転職しました。行った先はトムソン・ロイター。というとロイター通信や金融を思い浮かべる人が多いですが、それは別部署で、私は大学や研究所に研究論文のデータベースを提供したり、研究力強化のための分析を行う渋めの部署(現:クラリベイト)に行きました。

研究を始めた学生から、ノーベル賞受賞候補の研究者、大学の学長・副学長の先生方、それをサポートする事務部門や研究推進を行う方々と日々お仕事をさせていただき、それは刺激的で楽しい日々でした。職種としても営業、営業企画、戦略企画、インサイドセールスと一通り経験しました。また、大学は各都道府県にあるので、北は北海道、南は沖縄まで出張生活(とおいしいごはん)。それに加えて、信頼できる上司、雰囲気の良いメンバー、フレックス、リモート、子育て社員多し、外資でそれなりに高給、フラットな職場、といいこと尽くめでした。とにかく、居心地がよすぎでした。特に辞める気も辞めたい気持ちもありませんでした。(辞めた今も気持ちは変わらずです)

でも出会ってしまった。

キャディとの出会い~入社まで

特に転職活動をしていたわけでもなく、前職の同僚に感化されて何となく始めたTwitter(が、結局職場的にビジネスTwitterはNGだったのでほとんどホットクックの話ばかりしていたアカウント)で、それは流れてきました。

Wantedlyは昔から知っていたので、WantedlyのCFOがWantedlyで転職ってどういうこと?と釘付けに。「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」というミッション。至誠・一丸・卓越・大胆という4つのバリュー。若くてめちゃくちゃ仕事できそうなメンバー。とにかく全てが刺さりました。気づいたら芋づる式にキャディの記事を読みまくっていて、気づいたらその日のうちに履歴書と職務経歴書を書いて応募していました。そして気づくとその1週後には面談をしていました。あれよあれよと面接は進み、最終面接まで進み「あ、この人(代表加藤)ごまかし効かない」とすぐわかり、久々に頭フル回転で考えた面談時間が楽しすぎました。(でも頭が疲れすぎて全く方向が違う特急電車に乗ってしまい、気づいたら東松戸にいて保育園のお迎えに盛大に遅刻しました。子供たち、先生、ごめんなさい。)

その後、無事にオファーをもらったものの、知れば知るほどメンバーの熱量が高く、みんな「今は人生の200%仕事にかけてる」オーラがひしひしと伝わってきてました。私も20代のころそういうフェーズはあったけど、今は3歳と5歳がいる。夫ももちろん働いている。これは今は無理か…会社にも家族にも迷惑かけるか…みんなの勢いに水を刺すかな…と思って一度は泣く泣く辞退をしました。が、すかさず追加の面談が2時間設定されました。

そこで、働くパパママ社員4名との面談が設定(社内でかなり影響力のあるめちゃくちゃ忙しい4名を抜擢)されました。今思うと私と同じ状況(事業側の共働きで未就学児2名)という人は社内にはいなかったので「事例があるから大丈夫だよ!安心してね!」では全くなかったです。でも、「働き方はみんなで作っていける」「子育て中の社員をお荷物と思うカルチャーはない」「ぜひ来てほしい(と人事に言われている)」この3点がひしひしと伝わり、この面談後にはよし、行こうと決意を固めていました。

とは言え、正直、働く時間も増えるし、専門知識もないし、前職では昇進したばかりで何の不満もないし、何より子供がまだ小さいし……

頭はダメと言っとるけど、心は行けって叫ぶの!だからしょうがない!

by 音(二階堂ふみ)の母、光子(薬師丸ひろ子) 朝ドラ「エール」

というわけで、もう最後はえいや!で10年勤めたなんの不満もない環境抜群な会社を辞めてキャディ株式会社に飛び込む決意をしたのでした。

その時、2月の頭。「中国で新型ウイルス?」などと報じられ始めたところでした。そしてあれよあれよと新型コロナが広がり、前職のオフィスがクローズになり、送別会系が禁止され、製造業に陰りが出始め、今に至ります。途中前職の同僚が「本当にコロナの影響大丈夫?その会社潰れない?今ならまだ戻れるよ!」と何度も説得してもらいましたが、女に二言はない…!という想いと、こんな時だからこそキャディのような会社が製造業に、世界に必要、と決意新たにしました。(そしてキャディはこの状況だからこそ、COVID-19対策医療物資支援室を立てて人工呼吸器部品など作っており潰れてる暇もないくらい忙しいので大丈夫…!)

10年勤めた会社も、オンライン最後の挨拶、オンライン送別会、オンライン色紙を頂き、キャディも全てオンラインスタートなので、この10年ぶりの転職、ほぼほぼオンラインのやりとりですが、今のところ逆に通勤にかける時間がなく、夫も在宅なので逆に働きやすいかも?という感じです。(保育園が休園しているという想定外すぎる事態を除いては……在宅勤務×自宅保育×スタートアップ×転職オンボーディングについてはアツく語れそうなので別にどこかで語ろうと思います。)

と言っても5/1に入社してすぐGW入りしているので、本格始動は今日から。このnoteとTwitterも突然、仕事の話や金属加工の話が入ってくると思いますが、ホットクックの話も変わらずしますので、よろしくお願いします。(忙しいキャディのみなさんにもホットクックはマジでおすすめです)

そしてキャディではこんなご時世ですが、トップマネジメントとエンジニアの方を大募集しています!興味ある方も、全然ない方も、資料とエンジニア採用ページがとても素敵なのでぜひ見てみてください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?