見出し画像

「赤」の必然。色つきの女でいてくれよ!

私の生活圏ではついぞ見ないけれど、SNSでは地雷メイクがピーク(というか終焉?)を迎え、次はその進化系(?)“ぴえん“メイクというのがきていて、その次は“ぱおん“がくるらしい。もう、何のことだかよくわからない。

けれど、メイク自体をよく見て、それらの特徴を一言で表現するなら、「目元に赤いシャドウをあしらう」と言うことになるだろう。

で、個人的には、目元に赤いシャドウはずっとアリ、だと思ってきた。「前からそう思っていた!」とよくある後出しジャンケン的なことを言っていることを承知で、肌色を問わず、年齢を問わず、オススメな色だと言い切りたい。

「赤を目元に塗るなんて!」と思う方もいるかもしれないが、赤はそもそも“血色“とほぼイコールなので、肌色とは相性が良い。攻めている印象の割に肌になじむので、使う面積を狭めればいきっている感じもしない(個人的には、いきってつける大胆な「どや赤」な目元が断然オススメですが)。

なぜ、いきっている感じがしないのか? それもそのはず。目元に赤をあしらうことは、歌舞伎の女形、浮世絵などを思い浮かべれば、日本人にはとても馴染み深い感覚だったりすることがわかる。江戸時代までは「赤(紅)・白(白粉)・黒(鉄漿)」がメイクの基軸だったからにして。

ブラウンより冴え冴えとして、ピンクよりキリッと締まるので、暖色系メイクの中では、実は大人世代にオススメな色だと思う。面でまぶた全体に、線でアイライン上に。点で黒目の上だけに、あるいは目尻だけに。そんな風に、自分の中でしっくりくるあしらいを見極めてみるのも良いかもしれない。

マスクメイクで顔の上半分だけを露出することが必然な昨今。トップスを一枚買い足すならば、赤いアイシャドウを一つ手にとってみるのはいかがだろう?

※ヘッダーはディオール(サンク クルール クチュール879)とシャネル(レ キャトル オンブル364)のパレット。今秋の「赤」は各社から発売され、どれも優秀なのだが、この2つの眼福パレットは本当に万能。個人的にとてもオススメ!

==========
今日の一冊


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?