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英国に見初められた陶芸家・細野仁美さんとの再会

陶芸家の細野仁美さんに再会した。初めて会ったのは仁美さんのロンドンにあるスタジオ。たくさんの作品に囲まれたその場所は、仁美さんのパワーが集約されていた。

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仁美さんの作品は力強くも、とても繊細なので、デリバリーがなかなかに困難で、日本で作品を観ることがなかなかに難しい。今回、日比谷で展示されている作品は、ウェッジウッドとコラボレーションしたアイテムたち。こんな間近ですべてのラインアップを一度に目にできる機会はそうそうない。その会場で再会した。

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LEXUS meets WEDGWOOD 期間限定コラボレーション
期間|2019年11月26日(火)まで
営業時間|11:00〜21:00

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↑このShoka(昇華)は、大英博物館のパーマネントコレクションにもなっているものだ。ちなみに仁美さんの作品はV&Aにも所蔵されている。

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自宅からスタジオに向かう途中に公園があり、そこで草花を触れるが日課だという仁美さん。「その記憶を自分の指先や掌を通して土に伝えたい」のだと言う。「最近は、公園の池の水中に興味があるんです。たとえば魚そのものではなく、水面越しの魚が気になる。最近は、風を表現した作品にも挑戦したんですよ。水や風が気になっています」。「表現が抽象的になるのだろうから、格闘ですね?」と聞くと、「とにかくブワッと広がったイメージを土で表現するにはどうしたらいいか。もう、大変です(笑)」と笑う。

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動植物や水面に思いを馳せる。

「私はアーティストではないけれど、そういう時間が自分の生活からゴソッと抜け落ちています」とぼやいたら、「ロンドンに来てください。一緒に公園で植物を触りましょう」と言われた。

花が咲き乱れるロンドンの春。公園で自然と対話する仁美さんと一緒に公園を散歩するのが私の夢となる。





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