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国民医療を守る決意について 日本医師会会員、代議員、国民の皆様へ

 日本医師会の会長及び役員を決定する選挙は来たる6月27日の代議員会での投票です。
 出馬を決意してから今日まで、様々なメディアで思うところを発信してまいりました。
 コロナ対策、コロナ以降の社会のあり方、通常の日本医師会としての政策をウェッブサイト等で発信してまいりました。
 発信する言葉を紡ぎながら、今や、一刻の猶予もなく、できることを全てやらなければならない時であるとひしひしと感じるようになりました。
今までの積み重なる要望とそれを軸にした折衝の成果もあり、第二次補正では医療へのテコ入れで、大きな進展がありました。しかし、これでは実際に支援が実現するまで成果を喜ぶわけにはまいりません。
日々、困窮している現場に支援の成果が届くまで、遅滞が出ないように注視し、必要があれば介入しなければなりません。この役割には時間的なロスや、引き継ぎによる中断は許されません。第二波の発生の予想される中、継続的な交渉と対応がなんとしても必要です。
 コロナ禍は、これを乗り越えることが第一ですが、コロナ以降の医療体制、社会システムのあり方が問題になります。ここでも現場から学びながら実行的な設計と提言が求められています。コロナ禍で受けた社会の打撃を修復しながら、次のパンデミックにも備えられる体制への設計と提言です。

 昨年日本医師会総合政策研究機構が発表した「日本の医療のグランドデザイン2030」ではあるべき医療の姿を提唱しました。これを実現するためのアクションプランについても一部ウェブサイトで発表しましたが、これを進めてまいります。すでにいくつかの事業はスタートしていますが、これを継続的に進めてまいります。

 ここでは、また将来を見据えて、日本の社会保障と税制の問題を抜本的に再考したいと考えています。グランドデザインの中でも、慶應義塾大学の権丈教授に執筆をお願いし財源論を提示しました。現行制度のもとでの財源の確保の問題としてだけではなく、この国の社会保障制度がいかにあるべきか、そのために税制はどのように機能すべきかについて抜本的な議論を進め、最終的な提言を出したいと考えています。

 また同時に、今回のコロナ禍に学びつつあるように、医療供給体制は、平時の収支バランス、需給バランスのみで設計されては不十分で、パンデミックのような非常時も想定した、医療機関の経営環境の整備や、そのための制度設計もなされなければなりません。消費税の見直しや、あり方も議論の必要がありますが、各論だけで個別の課題の最適化を図るのではなく、全体の制度や仕組みを再考、再構築すべき時と思います。ここにも、中断やリセットの時を費やすゆとりはないと思われます。

 2年に1度の会長及び役員の選挙ですが、今回は、通常の選挙と異なり、コロナに対峙し、これを乗り越え、ここに学び、次に備える、そして、我々が当たり前と思ってきた日常を再考することが求められている極めて異例の年にあります。ここに、私が、迷いながらもまた批判も予想された中、出馬を決めた理由があります。
 この緊急時、日本医師会が、今避けるべきは、選挙以上に現在の活動の中断とリセットだと言う強い思いです。緊急時に選挙とは何事かと言うご批判も頂いています。
 この時期に権力抗争か、と言う報道も目にしました。しかし、今回は、残念ながら選挙をすることが必要になりました。継続か、リセットかを決めていただくことが必要になりました。

 そして私自身、この批判を受け止めながら、「選挙をすることがすなわち権力抗争ではなかったと」言う評価をいただけるように、選挙後の活動で示していく責任を感じています。

 皆様のお力添えのおかげもあり、日本医師会において会長職を4期8年務めてまいりました。足りない部分もあったと思いますし、十全であるとはもちろん思ってはいません。

 しかし、自分自身誠心誠意努めてきたつもりです。今回の選挙では、有権者である代議員の先生方には、この4期8年の歩みを見ていただき、次へのお約束の実効性のご判断を頂ければと思います。少しでも評価いただけるようであれば、次の2年、この困難に継続的にあたる責任をお与えください。そして、困難を克服し、人々を守る医療の戦いを共にしてください。

 横倉体制後継の正統を任ずる候補者と、横倉本人が選挙戦を戦う、一見奇妙な構図になっています。あまり大きな政策の相違点もなく、争点は明確ではないかもしれません。
 選択は、継続か、リセットかと言うことになります。冒頭で申し上げましたように、立候補表明をして以降、たくさんの主張をウェッブサイト等で発信してまいりました。ぜひまたご一読いただき、代議員の先生方にはご判断の一助としていただきたいと思います。
 また国民の皆様にも、現在の日本医師会が何をして、また何をしようとしているのか、知る機会としていただけると幸いです。

日本医師会会長 横倉 義武


また、6月27日の日本医師会会長選に向けて、これまで発信してきたメッセージを、再掲にてご紹介をさせていただきます。

日本医師会会長選挙立候補にあたって: https://note.com/yokokura2020/n/n45bba27d2ed2
公約(その1): https://note.com/yokokura2020/n/nd74a1774b3ff
公約(その2): https://note.com/yokokura2020/n/n991d5bdf7cf8
なぜ、続投でなければならないのか?: https://note.com/yokokura2020/n/n2244b4777f57


ビデオメッセージ
第1回: https://youtu.be/mL5B5UnNr4A
第2回: https://youtu.be/O1pcD7l-Buk
第3回: https://youtu.be/izA0qUDgOOA


横倉会長推薦メッセージ(横倉執行部候補者より)
https://note.com/yokokura2020/n/na8491c5a7d23

横倉義武、応援者からのメッセージ
https://note.com/yokokura2020/n/n2c5fe85f94fd


ご紹介:
UCLAの医療政策学者が指摘する、日本医師会の会長がいま変わるべきではない理由 (DIAMOND Online)
https://diamond.jp/articles/-/240612

日本医師会・横倉会長に聞く 新型コロナで変わる社会と医療のIT化(Medical Note)
https://medicalnote.jp/nj_articles/200617-001-TQ

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横倉義武日本医師会長が、日本医師会会長としての思い、会長選挙へ再度出馬するにあったての決意、今進めていること、そしてこれからすすめていくことについて、支援する有志とともに発信していきます。
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