なぜ、続投でなければならないのか?

まず、あげられるのは、会長が交代することで生じる「ロス」です。人はそれぞれの、考え方、意志の伝え方、物事の進め方をもっています。仕事は一人ではできませんから、仕事を一緒にする人たちの中で、それぞれの考え方、物事の進め方を理解し合い、いい塩梅を見つけていきながら、仕事で共同をしていくものだとおもいます。組織の長となれば、その考え方、物事の進め方が、その組織の意思決定や業務の遂行におおきな影響を与えるものだと思います。したがって、組織の長が変われば、当然、一旦、業務効率は悪くなり、様々なロスが生じることは避けられません。日本医師会も例外ではありません。通常のときであれば、これも必要なプロセスと割り切ることはできます。しかし、今はコロナ禍の真最中、そうしたロスを出しているゆとりはありません。

さらに引き継ぎにもロスは生じます。いまコロナ対策で日医会長として進めている交渉、事業、政策のすべてについて、責任者が変わることになります。後任の方がいくら横倉体制の本流の後継だと言っていただいたところで、大きく違う個性も手伝って、ロスなく継続というわけには行かないと思います。長の交代は体制の交代に繋がります。そうしたリスクはこの時期は特に回避すべきと思います。

逆に言えば、いま、現会長を変えなければならない理由はなんでしょうか?選挙を回避することを最優先に考え、一旦は、身を引く決心をした後に翻意したことは決して褒められたことではありません。混乱を招きました。これについては各方面に再びお詫びをいたします。しかし、この事をもって会長をかえなければならない理由になるのでしょうか?

今の日医の活動は、100点満点ではないでしょうが、それなりに成果を上げていると自負しています。第2次補正にも私共の主張が受け入れられ、状況の改善へ一歩踏み出せるものにできました。この流れを一旦止めてしまうかもしれない、あるいはここに「ロス」を生じてしまうかもしれない会長交代をいますべきであるとはおもえません。繰り返しになりますが、私の翻意は、ここにあります。選挙を避けるよりも、体制の交代を避けることがより重要だという認識です。引退を決意したときは少しそこのところの認識に甘さがあったように思います。それだけ選挙を避けるにとらわれていたのかもしれません。しかし、今は、心ははっきり決まっています。横倉義武は、ブレずに、課された使命を全力で果たしていくつもりです。

55
横倉義武日本医師会長が、日本医師会会長としての思い、会長選挙へ再度出馬するにあったての決意、今進めていること、そしてこれからすすめていくことについて、支援する有志とともに発信していきます。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。