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立場の弱い人間に威張るのはダメ人間

色々な組織に所属すると、様々な人間に出会う。

その中で、多くの組織に存在するのが、上下関係である。

先輩後輩の関係や上司部下の関係がその例である。


その中で起こる勘違いが、自分の方が立場が上だから、何をしても良いという勘違いである。

どんな立場であろうと、当然モラルに欠けた行為は絶対にしてはいけない。

最近聞く言葉で言うと、パワハラやセクハラなどである。

アルハラなどもこれに当たる。

このような行為は、問題外である。


ここまで酷くないにせよ、これに近い行為は、多数存在する。

例えば、ビジネスマナーの強要である。

「自分の方が立場が上なのだから、尊敬語を使え」といった発言や、「ラベルを上に向けて注げ」といった発言など、極めて傲慢だと感じる。

これは、決してビジネスマナーを全否定しているわけではない。

個人的な見解としては、ビジネスマナーは、コミュニケーションを円滑に進めるためのツールであると考えている。

この場面で尊敬語を使ったら、相手とのコミュニケーションが上手くいくかなと考えたら、尊敬語を使ったら良い。

あくまで、私は、相手に強要するものではないと考えているだけである。

ツールなわけなので、強要されて用いる訳だけではない。

また、第三者が尊敬語を使った方がいいかもというアドバイスするのも問題ないと思っている。


ただ、問題なのは、言い方である。

「尊敬語を使え」と言われるのと、「今の場面では尊敬語を使った方が良いかもしれない」と言われるのでは、受け取り方が全く異なる。

私だったら、前者は説教、後者はアドバイスとして捉えると思う。

言い方によっては、権力を振りかざしているようにも感じるし、自分のことを思ってくれているとも感じられる。

人に優しくできるというのは、大事なことであると思う。

人間、時には他の人の助けが必要な時がある。

そのような場面で、人としての差が出てくると思う。

「情けは人のためならず」である。

このような行為の積み重ねが、人徳にも繋がってくるのかもしれない。

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