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中国から学ぶという姿勢も大事

日本人は、中国に対してあまり良い印象を持っていない人が多い。

中国人観光客はマナーが悪いことや尖閣諸島問題など、そういう人の意見もよく分かる。

しかし、中国には、日本より遥かに優れている面も多く存在する。

その1つがテクノロジーである。


はっきり言って、日本のテクノロジーは世界と比べてあまり進んでいない。

個人的には、テクノロジーの勢力図は、アメリカと中国の2国がトップにいると考えている。

アメリカにはGAFA、中国にはBATHといった巨大IT企業が存在する。

GAFAはGoogle、Apple、Facebook、Amazonの4企業のことである。

BATHはバイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイの4企業のことである。

簡単にBATHについて説明すると、バイドゥはGoogle、アリババはAmazon、テンセントはFacebook、ファーウェイはAppleと似た特色を持つ企業である。

BATHはあまり聞いたことがないかもしれないが、現在でも中国の発展に大きく貢献している。


これらの企業を中心に、中国ではテクノロジーを駆使した生活が行われている。

1つはキャッシュレスである。

中国では、日本以上にキャッシュレス化が進んでいる。

中国では、QRコードでかざせば、ほとんどの支払いを行うことができる。

しかも、ただQRコードで支払いができるだけでなく、あらゆる消費者の購買行動のデータが収集できるため、その消費者にあった商品やサービスを提供することができる。


シェアリング自転車もその1つである。

シェアリング自転車は、日本ではあまり広まっていない。

しかし、中国ではあちこちにシェアリング自転車が走っている。

ここにもテクノロジーが用いられている。

その人がどこで乗って、どこで降りるかが分かれば、その道中のおすすめのお店や最短ルート、混雑状況を伝えてくれる。


この他にもデジタル人民元や自動運転車、ドローンの活用など日本がやっと取り組み始めたことを、中国では既に用いられている。

このようなことは、テレビではあまり報道されない。

テレビでは、中国の負の側面ばかり取り上げられているように感じる。

そのため、中国社会でテクノロジーがどれだけ進んでおり、浸透しているかを知る日本人は少ない。

日本がこれから成長していくには、様々な国の良い政策や社会を知り、それを日本に合った形で導入する必要があると思う。



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