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ジョブ型雇用時代の雇われ人は地獄

結論から話しますと、ジョブ型雇用となった社会では、なんとか雇う側、つまり事業を営む側に回らないと、かなりキツい人生が待っているのではないかと、想像します。

経団連の発表

少々前になりますが、経団連が「ジョブ型雇用の導入」という方針を発表しました。

ジョブ型雇用というのは、営業なら営業、マーケティングならマーケティングと、職務がきっちりと分かれる雇用の事を言います。
今の日本の会社みたいに、営業の人が人事に行ったり、経理に行ったり、などは起こり得なくなります。

営業のプロとしてその会社と契約し、成果に応じた報酬をもらいます。もちろん、成果が出なかったり、会社がそもそも営業という職種を必要のとしなくなったら、解雇となります。
ただ、その人は営業のプロフェッショナルなので、他の会社に雇ってもらえればそれでいいわけです。

「ジョブ型雇用と言われても、、、」

ただ私のような平凡なサラリーマンは、「いきなりそんな事言われても、、、」というのが率直な感想です。

日々、膨大な仕事を片付けて、週末は来週も戦えるように、たっぷりと休養をとる。そして、また頑張る、といった繰り返しで、先の事を考える余裕などありませんでした。

極めて愚かな時を過ごしたと思いますが、大半のサラリーマンの方々が私と同じような立場ではないでしょうか。

やることはただ一つ、独り立ちできるスキルを身に付けることですが、なんのスキルを身につければいいのかさっぱりわかりません。

別に今の仕事も好きでやっているわけではないので、この仕事のプロフェッショナルになりたいとも思えません。そんな心構えじゃ、本気の人達に負けるのは火を見るより明らかです。

雇う側にポジションを取る

一つはっきりしているのは、雇われ人はもうダメだということです。なぜなら、雇う側が簡単に解雇できるようになるからです。一部の特殊な技能を持った人は、青天井で収入を得ることができるかもしれませんが、ほとんどは代わり映えの無い能力を、安く買い叩かれて終わりです。使えなかったらすぐ解雇です。

そう考えると、スキルを身につけて、高い報酬を得るというのはもちろんありな生き方ですが、それよりも雇う側に回る、つまり自分で事業を営む方に回る方が、ジョブ型雇用では圧倒的に優位なポジションが取れます

スキルアップして誰かに評価してもらう能力を身に付けるよりかは、誰かを評価する立場になる方が、圧倒的に人生が自由です。

結論としましては、ジョブ型雇用への移行期間で、なんとか雇う側、つまり事業を営む側に回っていく事が、これからの人生で快適に生きるために、必要になってくるのでは無いかと思います。

あと数年が最後のチャンスかもしれません。足掻きましょう。


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