先生とは「先に生きている」だけ
横浜の英語・タイ語講師 佐野なおこです。
神奈川県横浜市海沿いの教室で、大人初心者の方に人対人の英会話、タイ語会話を教えています。
2010年に教室を開業し、大人の皆さまに英語、タイ語、2020年からは中学生にマナーを教えるようになりました。
お仕事の幅を広げていただいて改めて、生徒様とのどんな関係を築いていきたいかを考えてみました。
生徒さまの道先案内人でいたい
英語・タイ語の発音やマナーも、最初は講師である私の真似から入っていただきます。
生徒様が違う方向に行きそうな時に「こっちですよ〜」と言う道先案内人のような者でいたいというのが、私の願望です。
学ぶテーマに向かって共に進む者同士、人種、国籍、年代、性別、職業、経験、学習年数、立場を問わず、お互いを尊重し合える友好的な関係を望んでいます。
これは、私がホテルをはじめとする接客業に長く就いてきたことに起因していると思います。
私が作る「学びの場」には上下関係、力関係は存在しませんし、またそれらの関係を存在させない環境づくりを続けます。
敬語とついたてでお互いの距離感を守る
その取り組みの具体例として、全ての生徒様とは敬語でコミュニケーションをしています。
時折若い生徒様に対し、ここは一旦距離を縮めたほうがいいなと言う時は、「そうなんだね〜」くらいのことは言っています。
教室では「ついたて」を設け、お互いのパーソナルスペースを見える化しています。
元々飛沫防止用に用意しましたが、この「ついたて」があることでお互いの距離感が守られ、近くなり過ぎずにレッスンの質が維持できています。
お互いの距離感を保っていないと「上下関係」、「力関係」は、気づかぬうちに自然とできてしまうからです。恐ろしいことです。
先生とは「先に生きている」だけ
職業上、「先生」と呼ばれることが多いのですが、「先生」とは読んで字の如く「先に生きている人」と考えています。
特に、私のような特定分野の講師の場合、「教えている分野において先に生きている」だけです。
何が言いたいかというと、私の場合、聖人君子的、カリスマ的な人間ではなく、自分の教える分野以外のことはまるでオンチなのです。
知らないこと、できないこと、経験していないこと、見ていない景色がたくさんあるということです。
「意外とハードルが低いんです」と伝えるのが仕事
ちなみに、私は「出産」、「子育て」、「車の運転」、「ペットを飼うこと」を経験していません。その他未経験のことは、きっと数えきれないでしょう。
私の過ごしてきた世界は非常に狭いと思っています。
私に教わったからといって、自慢できるわけでも、英語、タイ語、マナーなどの資格が得られるわけでもありません。
それよりも、「意外とハードルが低いんです」、「大学や海外で勉強しなくても、何歳からでも、学びたい人皆さんにチャンスがあるんです」と伝えるような仕事をしていきたいと思っています。
宿題は自分で自分に出す方が楽しい
私の方から生徒さまに宿題を出すことはしていません。
習い事は義務教育ではありませんし、宿題は出されるよりも、自分で自分に出すほうが楽しいと考えているからです。
ちなみに、子ども時代の私がそうでした。宿題よりも、夏休みの自由研究、本を読むことに熱心でした。
先生が生徒に宿題を出すことは、一瞬熱心な教えに見えるのですが、「考える機会」を奪ってしまわないかという懸念があります。
レッスンでの気づきを自分にいかに定着させ、未来づくりを一緒に考える、そんなお手伝いができる講師でいたいと思っています。
それでは、今回はこの辺で失礼します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
接客・やさしい英語・タイ語教室 横浜サワディーブリッジ
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