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横浜あおば小麦プロジェクト×横浜ビール「Angel With Blue Wings」にまつわる物語

23年目を迎えた横浜のローカルビアカンパニー「横浜ビール」は、横浜市内で最も古くからあるクラフトビールメーカーです。「飲む」「食べる」というクオリティを極めながら、ビールを通して、地元の生産者や飲み手の方々との繋がりを大切にしてきました。ビアバイクツーリズム、ランニングクラブなど、地元横浜・神奈川の「街」と「人」の暮らしにとびきりのワクワクを届けます!

2022年の今年も横浜あおば小麦プロジェクト×横浜ビール「Angel With Blue Wings」が発売されます。“ヒト・コト・モノの地産地ショウ”を掲げている地元企業 「アオバザール合同会社」を中心とした「横浜あおば小麦プロジェクト」発のオリジナルビールです。

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「横浜あおば小麦プロジェクト」は2020年に地元ブリュワリーとのコラボを始め、2021年より「横浜ビール」も醸造を一部担当し、タッグを組ませて頂いています。

「横浜あおば小麦プロジェクト」とは

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「横浜あおば小麦プロジェクト」とは、横浜市青葉区で栽培された無農薬の小麦を活用し、青葉区内の飲食店舗に提供、地元の方々に小麦を使ったお食事や商品を楽しんでもらう事で地産地消を推進する取り組みです。

きっかけは小麦

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このプロジェクトが本格的に始動したのは2019年。青葉台のパン屋「Bakery cafe COPPET(ベーカリーカフェ コペ)」を営む奥山誠さん(後に「アオバザール合同株式会社」を設立)と、小麦を栽培されている「社会福祉人グリーン」長谷川雅一さんの出会いがきっかけでした。

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「社会福祉人グリーン」は、横浜市青葉区を中心に、知的障がいのある方の生活支援・自立支援を目的に、農薬を使わない野菜作り、食品加工・販売を行う日中活動施設です。活動の一環として国産品種「さとのそら」という小麦を栽培されています。

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写真:「社会福祉人グリーン」長谷川雅一さん

当時について

「その頃は、小麦の扱い方や消費者への提供方法が上手くいかず悩んでいました。収穫をしても損失が出てしまう事もあって…。そういう状況だったので、改めて小麦の勉強をしようと思ったんです。そして奥山さんを紹介してもらい、お会いしたのが始まりでした。」

と、長谷川さん。

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また、奥山さんとの出会いを通して小麦の奥深さを学ぶ事が出来たのだそう。そうした経緯のもと「社会福祉人グリーン」の小麦を使ったフランスパンが「Bakery cafe COPPET」で誕生したのです。

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奥山さんは

「青葉区で小麦が栽培されていると知って、分けて貰った小麦を使ってフランスパンを焼いて『グリーン』さんの元に持って行ったんです。そしたらすごい喜んで貰えたのが嬉しくて、これは続けようと思いました。

そのうちに小麦の可能性に改めて気づいて。パンだけではなく天ぷら、ピザ、うどんにもなるし小麦って凄いな〜と。その時に、これをプロジェクトとして『街中の皆で小麦をシェアしよう!』と思い始めました。」

と「横浜あおば小麦プロジェクト」立ち上げの経緯をお話頂きました。

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「Bakery cafe COPPET(ベーカリーカフェ コペ)」奥山さん

ビールを通して街の人“みんな”笑顔が広がるように

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「横浜あおば小麦プロジェクト」が本格的に始動し、オリジナルビールの醸造に挑戦しようと決めたのは

「小麦の可能性の中にビールも出来るんだと気づいて、周りの大人達に話したら『いいね!やろう!』と乗り気だったので実現する事になりました。」

と、奥山さん。

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写真:「横浜あおば小麦プロジェクト」の皆さんと「横浜ビール」スタッフ

「横浜あおば小麦プロジェクト」オリジナルビールの名前は「Angel With Blue Wings」。「喜ばれるものを作りたい」と言う気持ちの連鎖を飛翔する天使になぞらえてこの名前に決めたそうです。

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写真:オリジナルビール醸造中。醸造過程の一部を実際に体験頂きました。

「社会福祉人グリーン」が収穫した小麦を原料の一部として使用し、小麦や麦芽由来の風味を極力活かすよう、酵母からの香りが少ないシンプルな「アメリカンウィート」というスタイルのビールに仕上がりました。

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「横浜ビール」深田優醸造長は

「パンやクラッカーを彷彿するような味わいをベースに、アメリカンホップ由来の柑橘の香りを楽しんで頂けるように仕上げました。幅広いシーンで飲んで頂けるようにアルコール度数はやや低めに設定しています。素朴ながらホップの香りも楽しめてバランスの良いビールです。」

と、オリジナルビールの魅力を語ります。

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「アオバザール合同会社」田原雅さん

初めてオリジナルビールを発売した2020年10月、用意していたビールはあっという間に完売。

「ビールを発売する以前、青葉区で『青葉台クルーズ』と言うちょい飲みイベントを主催していた事がありました。その時の協力店舗を中心に『自分の店でも取り扱いたい』と言う声が多かったです。奥山が小麦を卸していた店舗もあったので、販路として扱う飲食店が多くオリジナルビールが早い段階で完売しました。」

と「アオバザール合同会社」田原さん。

また、完売した後に「次の発売まだ?」と言う期待の声や反響も多かったそうです。

「格好良く言えば街を盛り上げる為ですが、自分達はとにかく楽しんで取り組んでいます。街の人達の笑顔に繋がって、僕等だけじゃなく皆が笑顔になれたら良いなと思っています。」

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そう語る奥山さんを含め、自分たちが暮らす街の為に楽しみながら「横浜あおば小麦プロジェクト」に取り組んでいる皆さんの姿はとても魅力的に映ります。

今年もオリジナルビール「Angel With Blue Wings」を通して沢山の笑顔と出会えますように。

オリジナルビール「Angel With Blue Wings」取り扱い飲食店

ベーカリーカフェ コペ Bakerycafe COPPET、ワインバル アペリーチェーナ、炭火焼肉酒房 雷音 たまプラーザ店、オステリアパーチェ、クアットロパンキーネ、3丁目カフェ、タベルナ クアーレ、グリルC、ひとくちぎょうざ火炭鳥炉、シュタットシンケン、和菜食堂 秀、トラットリア シャント、ナチュラーレ ボーノ、青葉台東急 フードショー、なごみや善、科そば、maaru、Cafe Spring、みかわ、zaza、らうめん 纏、蕎林、あさの酒店、Gyoza Bar Piero、ストーンブルー、風凜歌、ダイニングキッチン Tommy、四季・花りん、ドイスバナネイラ

*各店でのあおばビール「Angel With Blue Wings」の提供方法、時期、数量については、それぞれのお店にご確認くださいませ。現在お取り扱い頂いていない店舗がある可能性もございますのでご了承下さい。

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取材協力







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