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連載「ヨコビ の“かお”」 第二回 「驛テラス」の仲里一郎さん

皆さまこんにちは!「横浜ビール」です。私達は、昨年20周年を迎えた老舗の地ビール会社です。地域と人を大切に「街のビール屋」としてワクワクを届ける事を目指しています。

これまで「横浜ビール」が取り組んできた活動の軸には「人を伝える」という事があります。私達の中には、こだわりのビールを醸造するブルワーや、地産にこだわったお食事と新鮮なビールをお届けする直営レストランのスタッフ、乾杯をより楽しんで頂く為に演奏を奏でる「ムービングプロジェクト」など多くの人が携わっています。

そんな訳でnoteでは「横浜ビール」を語る上で欠かせない様々な「ヨコビの“かお”」をご紹介します。今回ご紹介するのは「驛(うまや)テラス」の仲里一郎さんです。

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仲里一郎さんは、直営レストラン「驛の食卓」前のテラスで神奈川県産の野菜の直売を行なう「驛テラス」を 毎週火・金曜日に営業しています。仲里さんが販売する野菜は営業前日、当日の朝にご本人が横浜の農家さんより直接取引された新鮮なのものばかり。また新鮮な野菜は勿論ですが、仲里さんとの会話を楽しみに来られる方も多く「驛テラス」は「横浜ビール」直営レストランの入り口を活気に溢れた明るい雰囲気にさせてくれます。そんな仲里さんに改めて話をお伺いしました。

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ー「驛テラス」を始めた経緯を教えて下さい。

仲里さん:「建設会社を脱サラし、食を通じた仕事で独立しようとしていた時期ですね。横浜ビールとの商談として野菜を売りに来た時に、当時の太田社長と経営方針に共感できたんです。地域の為に食を通してハッピーにしてきたいって。具体的には、店先のテラスを活用して地元産の食材を直接農家の思いを込めた形でこの場所で展開できないかと提案して頂いて「驛テラス」を始めました。それは面白いことだと思い、まずスタートしてみようってね。ちょうど10年前です。」

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ー実際やってみて反応は如何でしたか?

仲里さん:「特に困ったのが、脱サラして始めたので農家さんとの繋がりがまだ無くて。売る方のお客さんも大事だけれど、そもそも仕入先がいないっていうのがまた大変。最初はキャベツとブロッコリーしか売ってなかったのよ。それで少ない数を仕入れていたから利益を乗っけると偉い高い買い物になってお客さんも中々つかなかったね。」

ー当初はご苦労されていたのですね。その後は如何でしたか?

仲里さん:「いつも売れ残っていた野菜が懐かしく思えます。三年ぐらい続くとお客さんが段々と増えてきました。継続していくことで、農家さんとの信頼関係も出来たんですね。新たな取引先も出来て今では10を超える生産者の方々と取引させて頂いています。安定して物を売れているような状況になりました。」

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ー「驛テラス」の売り場に訪れた皆さんは、野菜を購入するだけでなく、仲里さんとの会話を楽しみにされている方もいらっしゃるのかなと見ていて感じました。

仲里さん:「横浜で生産した野菜を私が直接、農家の想いを込めた形で仕入れてきて、メッセージとして商品と一緒に伝えるんです。お客さんもそれが面白いし、農家もお客さんの反応がわかるから。私自身も楽しいですよ。」

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ー農家さんとも、お客さんとも実際に交流されてこそ出来る形が「驛テラス」なんですね。

仲里さん:「野菜っていう商品は、お金のやり取りで終わらず縁として人と人との良いコミュニティが出来て、その輪と広げていくと地域自身が非常に楽しくなってくるよね。継続してことで、農家さんやお客さんとも良い循環になるね。それが最初に言ったらハッピーって事なんだと思います。」

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仲里さんは、野菜の販売を通じて農家の方々や「驛テラス」に集まる皆さんとの関係性を育んでこられました。ご本人からお話頂いたように一時的な取り組みでは無く、継続的にやり続けてきたからこそ成り立ったものです。仲里さんのように確かな目標と熱い想いを持って取り組む大切さを学ばせて頂きました。

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【プロフィール】仲里一郎さん *写真右側 

株式会社大喜コーポレーション 代表取締役。建設会社から一転、食の販路開拓を目指して独立。食品卸のほか、週一回横浜市中区で街中直販所「驛(うまや)テラス」を運営。また、LED野菜と栽培装置の販売会社(株)アグリ王の取締役として同装置の全国普及で活躍。

驛テラス:横浜市中区住吉町6-68-1 横浜ビール「驛の食卓」1Fテラス(火・金曜日11時~15時売り切れまで)

▷うまやテラスブログ http://blog.goo.ne.jp/terasudaiki                       

▷株式会社 アグリ王HP http://www.agri-oh.co.jp

▷「EAT LOCAL」始めました                                                           地元野菜と地ビールを自転車で配達する「地産地消」サービス「EAT LOCAL」を始めました!地元のメッセンジャー(配達員)がカーゴバイクという大きな荷物などを運ぶことが出来る運搬用自転車で野菜とビールをお届けします。お届けする野菜はnoteでご紹介した仲里さんによる厳選セットです。詳細は通販サイトもしくは公式YouTubeチャンネルにてご覧ください。                             

▷通販サイト            https://www.yokohamabeer.shop/categories/2483927                        

▷公式YouTubeチャンネル


聞き手:横内 勇人(横浜ビール)
執筆・写真: 工藤葵 (写真家)



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