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「横浜ビール」の「めぐりあい meguriai 」ブランド「小田原 オレンシペールエール」にまつわる物語

23年目を迎えた横浜のローカルビアカンパニー「横浜ビール」は、横浜市内で最も古くからあるクラフトビールメーカーです。「飲む」「食べる」というクオリティを極めながら、ビールを通して、地元の生産者や飲み手の方々との繋がりを大切にしてきました。ビアバイクツーリズム、ランニングクラブなど、地元横浜・神奈川の「街」と「人」の暮らしにとびきりのワクワクを届けます!

23年目を迎えたローカルビアカンパニー「横浜ビール」より「めぐりあい meguriai 」ブランドの「小田原 オレンジペールエール」が6月2日(木)に発売、順次出荷開始されます。

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神奈川県小田原市「あきさわ園」で丹精を込めて作られた「清見オレンジ」を爽やかなエールに仕上げた「小田原 オレンシペールエール」。

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横浜の水源地「道志村」の清涼な湧水を使用し約100kgの「清見オレンジ」の皮と果汁を発酵前に投入。これからの季節にぴったりな爽やかなフレーバーをまとったビールです。

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「あきさわ園」は、神奈川県西部に位置する自然豊かな街、小田原市にあります。1年を通して温暖な気候の街には、海・山の恵みがとても豊富です。300年以上の歴史を持つみかん栽培の伝統を現在も引き継いでおり、他にはデコポン、湘南ゴールド等の柑橘、ブルーベリーやキウイフルーツ、玉ねぎ、ジャガイモの野菜も栽培されています。

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秋澤さんは農薬を出来るだけ使用せず、自然の仕組みに逆らわない農業にこだわっています。「清見オレンジ」は収穫後、木箱に移され檜造りの蔵で貯蔵され、一つひとつ状態観察しながらじっくり熟成させて美味しい頃合いを見てやっとの思いで出荷されるのです。

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蔵の土壁によって造られた室内は、その名の通り厚い土の壁に囲まれている為、どんなに暑い日もひんやり風通しが良く湿度・温度が保たれています。

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「小屋で熟成させたみかんには畑ごとの良さがある。」

と、秋澤さん。更に

「自然に恵まれているのに農家は儲からなくて厳しいという社会の風潮を変えたい。周囲には潰れてしまった農家もいる。生き残っていくためには、付加価値を作る事が大切だと思っていて。この里山と人が繋がる事で可能性が広がるように。色々なものを作って今の時代にあった形で繋げていきたい。だから、作ったものは出来るだけ無駄なく出して人へ届けたい。」

このように大切な想いをお話頂きました。

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手塩にかけて育てられた「清見オレンジ」には畑の風土、歴史、農家としての知識とこだわり、努力と実践、愛情がぎゅっと込められています。

また「あきさわ園」では、自家製ジャムやジュース等の加工品販売、農業研修の受け入れや、フリースクール開催などの「山のポテンシャルを引き出す農業」を積極的に取り組まれているのです。

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秋澤さんご自身は、大学生の頃に教育と農業に興味があり、在学中は4年ほど海外留学されたのだそう。発展途上国から先進国まで足を運び、世界の農業を学んだ経験から、海外で農業に挑戦しようかと進路に迷ったこともあったのだと振り返ります。

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「日本に帰って里山で“自分にしか出来ないこと”を挑戦しようと思い、ここで頑張ることにしました。」

「大学の頃に世界中の農場で学ばせてもらって。子供達、学生たちが働ける環境を作らないといけないし、体験する場所が必要だと思うからそういう場所を作っています。先代が繋げてくれた道があるから、その道をどう未来に自分の命が通過点としてどう繋げてゆくか。ここから色々なものを作って今の時代にあった形で繋げていきたいですね。」

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「横浜ビール」とのコラボレーションも秋澤さんのそうした想いがあってこそ形にすることが出来ました。「あきさわ園」の果物や野菜、小田原オレンジペールエールと出会った際には、小田原の豊かな里山と「畑ごとの良さ」を味わって頂けたら幸いです。

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*写真左 横浜ビール醸造士 加藤 和樹、写真右 秋澤 史隆さん

あきさわ園住所:神奈川県小田原市沼代1215
HP:http://www.natu-aki.com/index.html


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「めぐりあい meguriai 」

「めぐりあい meguriai 」ブランドのビールは、地元生産者の方々によって作られた貴重な果物や、ビールの副原料となる農作物を使用しています。これらは全て、生産者の方々との信頼関係によって毎年醸造させて頂いている大切なビールです。生産者、土地の魅力を“めぐる季節”の訪れと共に楽しんで頂きたい。そうした想いを一つに、ブランド「めぐりあい meguriai 」が誕生しました。このビールを通して「人」「土地」「季節」を巡り、素敵な出会いがありますように。

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ラベルデザイン・イラスト / 木村 薫

個人事務所「14product(イチヨンプロダクト)」代表。デザインで地域を元気にするをモットーに、横浜を拠点に活動している。パッケージからイラストレーションなど、デザイン全般を手掛ける。2017年「おいしい東北パッケージデザイン展2017」で優秀賞(秋田県知事賞)受賞。2019年独立。2020 『日本パッケージデザイン大賞2021』入選。http://14product.jp

通販サイト

https://www.yokohamabeer.shop/items/62969532


写真・文:工藤 葵(写真家・横浜ビール広報)




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