00|自己投資をしないと自分も家族も守れない時代に、超長時間残業とキャリアロールモデルを考える【”自己投資時代”の建設キャリア】
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はじめまして。よこりょーです。
まずは、この記事を開いてくれてありがとうございます。
このマガジンでは、紆余曲折あって建設・不動産業界に12年、計4社を渡り歩いている筆者の経験と思考について勝手気ままに綴っています。
簡単に言うと、「キャリア形成」という観点では建設業界に相当の不満があり、不満解消のために何をして今のキャリアになったのか、そんなこんなを語ったマガジンです。
「へぇ、こんな考え方もあるんだ。」とか「まさにその通りだわ。」とか、はたまた「いやいや、こいつ何も分かってないな」とか、ご自由な意見を持ちつつ、ライトな感覚で楽しんでください。
ダメだと思ったらすぐポイしてもらって構いません。
しかし、建設関係者にはそれなりに価値提供できる内容になっていますので、マガジンの各記事を読んでいただけたら大変嬉しいです。
さて、現時点ではこのマガジン内の記事には以下の記事があります。
また、”ビルキャリ.”という施工管理のキャリア専門メディアも運営しているので、興味があれば覗いてみて欲しいです。
では、前段が長くなってしまいましたが、マガジン第一弾は「自己投資をしないと自分も家族も守れない時代に、超長時間残業とキャリアを考える」です。
どうぞお付き合いください。
【第0話】『今の暮らし』と『普通の暮らし』
「あなたの感覚はバグっている」
そう。この記事を読んでいるあなたの感覚はきっとバグっていると思う。
何の話かというと、仕事の時間の話だ。
きっと今の仕事で「超長時間労働」をしていて、それが当たり前の環境下に身を置いている人がほとんどなんじゃないかと思う。もしくは過去にそういった環境に身を置いていた人もいると思う。
ではあなたにお聞きしたい。
"残業月80時間"と聞いて「わりと普通」、「わりと異常」どちらに感じる?
おそらくだが「わりと普通」と答える方が大半なのではないだろうか?
そう。それがバグっている。
世間では月80時間の残業は過重労働で、過労死認定される時間だ。
建設業では未だに、80時間程度の残業では何をどう頑張っても仕事が終わらない現場が多い。私も過去に平気で100時間超えの残業をしてきたし、本当に仕事が回らないときは200時間以上の残業も経験をしてきた。
しかしこんな話は建設関係者では当たり前で、何も驚くようなことではない。
100時間、200時間の残業となれば、家には帰るだけの生活になる。家族との時間や趣味・勉強の時間などほぼ取れない。これだけ「自己投資が大事」と叫ばれている時代にだ。
なんとも前時代的!!!
「自己実現のためには仕事!」「会社から与えられた仕事はやりきらなきゃ!」「やりがい持って働こう!」「家庭を優先するなどありえない!」「キャリア形成には、身を粉にして働いて、昇進・昇格だぁ!」
こういう仕事観、いつの時代の話ですか?
もし、『今の暮らし』こんな仕事観の中にあるなら、『普通の暮らし』とは何かを考えてみて欲しい。
0.1 『普通の暮らし』は、真っ当に働いて、真っ当な給与を得て、真っ当にプライベートの時間を過ごすこと
建設業界に勤めてできる生活はハッキリ言って、『普通』ではない。
では、不動産デベロッパーではどうか?
私の経験では、40時間を越える残業は3回しかない。
残業時間は平均するとだいたい20時間程度だった。
また、社内でも残業が多いとされている部署も21:00になるとほとんどの社員が退社している。
だから月の残業時間はどんなに多く見積もっても80時間は超えない。
それにも関わらず、給料は私のいたゼネコンよりもずっと多い。
時間単価で言ったら、2倍違う。
これはウソではないし作り話でもない。まぎれもない事実だ。
このように話すと、「私のいた会社の特徴なだけ」と思われるかもしれない。しかし残業80時間というと、家族と夕飯を食べることはほとんどない。ましてや自己投資できる時間などほとんどない。
このような建設業界での生活が果たして普通なのか?
私は決して普通ではないと思う。
普通の暮らしは、真っ当に働いて、真っ当に給与を稼ぎ、大切な家族との時間を過ごす。そういう暮らしが普通だと思っている。
「もう少し人間らしい生活がしたい」
そんな感情を抱えながら働いていたゼネコン時代を”普通”と思うなら、他の業界や仕事は"天国”だ。
つまり、建設業界の働き方は『普通の暮らし』ではない。
0.2 「普通でない」と思いながら転職活動ができない建設業関係者
ちなみに、「普通ではない」ことは建設業に携わる人の多くはわかっている。
「他業界はこうじゃないよなぁ」
「ディベロッパーなら天国だろう」
「転職すれば休日は普通に休めるし」
「家庭やプライベートを考えれば、今の仕事じゃない方がいいよなぁ」
そう思いながらも、ほとんどの人は”転職活動”という行動に移せない。
なぜか?
「仕事が忙しすぎて時間がない。」こういった意見が多いかと思うが、実はそれは本質的な理由ではない。
本質的な理由は「転職を成功したロールモデルを知らないから」だ。
建設関係に勤めるあなたの周りに、転職をしてキャリアとプライベートを得た(つまり転職に成功した)人がいるか?目標にしたいキャリアモデルがいるか?
おそらく周りにいないのだと思う。
だから、「転職したって時間は得られないかもしれない。」「現場以外に転職したら年収が下がってしまうし、その後のキャリアも心配だ。」
そう考えて現職に留まっているのが現実だったりする。
結局、どのように今の仕事に取り組んで、どのように転職していけば普通の暮らしが出来るのかが見えない。
だから不安で、『普通の暮らし』を得ることを諦めている。
気持ちはとてもわかる。
私もそうだったからだ。
0.3 ロールモデルを見つけることが『今の暮らし』脱却の第一歩
葛藤に葛藤を重ねて半信半疑のまま、私は転職を決断した。
周りに建設業界から転職してキャリアアップしていった知人・友人を知らなかった。だから、不安でしょうがなかった。転職しても今の働き方と変わらない企業だったら、転職の意味がない。しかし企業の就業状況など転職前ではわからない。家族もいたので決断するのに悩みに悩んだ。
もしこのとき、転職をしてキャリアとプライベートを得た(つまり転職に成功した)人が身近にいて、目標にしたいキャリアモデルがいたら、「自分もああなれる」と、自信を持って決断ができたと思う。
「転職活動する暇がない」という人も、もし魅力的なキャリアを詰めるとわかれば、仕事が忙しかろうがなんだろうが、転職活動を始めるのではないだろうか?
このロールモデルがあるかないかは、建設関係者の転職やキャリアにおいて非常に重要な要素になる。建設キャリアのカンニングペーパーにもなるし、転職の赤本(傾向と対策)にもなるし、転職活動のモチベーションにもなる。
だからまずは転職成功のロールモデルを見つけて欲しい。
見つかるまでひたすら情報収集してみて欲しい。
情報の収集方法はネット検索でも口コミサイトでもOB訪問(careenaというサービスがある)でも転職エージェントでも何でもいい。
探せば必ずどこかにロールモデルはある。
0.4 転職はギャンブル。勝ちが見えるまで情報を収集しまくるのが最善手
そもそも、「転職」という一大イベントに挑戦するのは結構ハードルが高い。
仕事が変わるということは生活や人生が大きく変わるし、一番に厄介なのは転職したからといって希望の生活が実現するとは限らないからだ。
言ってみれば、ギャンブルと一緒。
しかし、すでに転職で”普通の生活”を手にし、家族の将来を守るための”自己投資”が出来る環境に身を置けたロールモデルがあるのなら話は変わる。
成功事例の真似ができて、どのようなキャリアプランでどのように行動すれば上手く行くのかが見えていれば、この「転職」というギャンブルの難易度はグッと低くなる。
どこにベットして、どこで回収すれば勝てるのか。それが見えているギャンブルなら、それは勝ちゲームである。
だから、勝ちが見えるまでとにかく情報収集するのが最善手であることは間違いない。
今はどこでも無料で情報を得られる時代だ。
TwitterやFacebook、Instagram、LinkedInでも誰かのキャリアは知れるし、キャリアに特化した経験談もcareenaというサービスなら無料で聞くことができる。
いきなり転職というギャンブルに踏み切らなくても、情報さえ収集しておけば負けることはない。
0.5 『今の暮らし』は損失かもしれない
もしあなたが、今現在バグった生活をしているのなら、それは人生にとって大きな損失かもしれない。
なぜなら、今はもう「"自己投資"をしていかないと、自分も家族も守れない時代」になっているからだ。
会社に縛られて、自己投資も何も出来ないでいると、いずれ会社と一蓮托生の関係になってしまう。
会社が沈めば、自分もろとも家族を道連れに沈んでいくことになる。もしくは会社が沈みそうになったら、自分が切り捨てられるかもしれない。
そんな可能性がある中で、”なし崩し的に”「超長時間労働」をするのはリスクでしかない。
超長時間労働をするのなら、それに見合った目的が必要だ。
なぜ、あなたは超長時間労働をするのですか?
これに答えられない場合は、もしかしたら『今の暮らし』は損失かもしれない。
あなたの時間資本を何に投資するかは、あなた自身で決めるべきだ。
だからぜひ、このnoteをキッカケに自身の仕事やキャリアをもう一度考えてみてはどうか。
筆者の経歴も参考にしてもらえたら、こんなに嬉しいことはない。
ちなみに、私の経歴は少し特殊だ。
大学卒業後に新卒で大工になり、挫折して2年足らずで離職した。
一念発起して第二新卒で施工管理になり、6年でそのゼネコンで現場所長になった。
そこからディベロッパーへ転職。さらにそこからもう一度デベロッパーへ転職。
合計4社・3回の転職を経験している。
だから、現場の辛さや転職時の葛藤など、最低限の事は私も理解しているつもりだ。
それを踏まえて、careenaやnote、ブログで情報を発信している。
ぜひ興味のある方は次の記事も手にとっていただきたい。
建設関係者だって『ゆとり』を手にすることは出来るのだ。
一旦まとめ
今回はここまでです。
次回は、筆者のキャリア観とキャリアプランを立てた方法についてご紹介します。
この記事もためになったなぁと思うところがあったら、”スキ”をお待ちしています。
心から。。。
最後にひとつ。実はひっそりと公式LINEも開設しています。
かなりフランクな感じで情報発信やキャリア相談しているので、興味のある方はぜひ登録してみてください。別に変な売り込みとかはしません。
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では、今回はこの辺で。
ご拝読ありがとうございました。
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