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あなたの書く文章を必要としている人に届けるために

「この記事読みたい!」って衝動的に感じるときは、「この文章は自分と関係している」と直感が働いていることが多い。

たとえば今朝、「読みたい」があふれた記事がこちらです。

冒頭の「本屋さんのなかを、ふらふら、うろうろ、していた」が目にとびこんできたとき、光景が想像できて、ひきこまれて、本屋が好きなので共感して。それが、読みたいなと思った理由です。

まさに、自分と関係していると思ったから。

そうやって出会った記事は夢中になって読み込んで、読めてよかったなと思いながらスキを押したりしています。


難しいことはよく分からないのですが、人間は「つながり」で情報を記憶しているそうです。

たとえば英単語。

学生時代、単語帳を前に、ただ暗記した単語の意味ってすっかり忘れていたりしませんか? 覚えていたとしても、いざ話すときには使いこなせないことが私は多いです。それほど記憶が定着していない。

でも留学していたときに、友だちとの会話で知った単語は今でも覚えているし使いこなせます。留学していたのは9年前ですが、知ったときのシチュエーション、感情、そういった背景がつながりとしてあるから、深く記憶に残っています。

そういった経験から、「人間は、つながりで情報を記憶する」という話を聞いて、たしかになと思ったのでした。


これって文章でも同じで、「自分と関係している」「つながりがある」と思ったときに、人は読みたくなる、または記憶に残りやすいのだと思います。

「同じような経験をしたことがある」
「私もそれで悩んでいた」
「これって今の私に必要なものだ」

と思ったときに、好奇心や興味が湧く。(※)

だから、タイトルや冒頭文で

「この記事はこんな文章ですよ」

と伝わるように書いてあげると、読み手が読みたいかどうかを判断するための材料として役立ててもらえるのかなと。

そこに惹かれて出会えた文章に、心動かされたり、新たな扉を開いてもらえたりしたことが、これまでの人生でたくさんあったので。

私もいち書き手として、そんな出会いを増やしていきたいなと思います。



(※)これって情報記事だけの話ではなくて、小説やエッセイも同じだと個人的には思っています。小説も、表紙や佇まい・パラパラとめくったときの言葉・だれかの紹介文。これらを総合して「自分と関係している」と直感が働き、読みたくなると思うので。


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