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30代、学生になります。

先月、「葛藤してます。」という記事を書きました。

悩んでいたのは、社会福祉士という国家資格をとるための養成校に入学するかどうか。

学校から合格通知はもらっていましたが、授業料を振り込むあと一歩が踏み出せずに、

「やりたい気持ち」と
「覚悟を決められない気持ち」

その狭間で迷いまくっていました。


結論から言うと、

入学することに決めました。

今日は、決めるまでの背景や、覚悟が決まったきっかけを話したいと思います。


なぜそこまで迷っていたのか

迷っていた理由は、かける労力とお金のわりに、不確定要素が多かったからです。

これから1年半の通信課程、具体的には32枚のレポート作成がはじまります。
20冊超えの教本と向き合う、孤独な戦いです。

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加えて、介護施設での実習が23日間あります。
ちゃんと働けるのか、逃げ出さないか、正直、不安もあります。

そうしてやっと国家試験の受験資格が得られて、そこからまた1年ほどかけて試験勉強をして、合格してやっと「社会福祉士の資格ゲット!!」となります。

しかし、ここまでの労力をかけても、決して安くない授業料を払っても、就職できる保証はありません。

・30代
・未経験の業界でスキルも実績もない
・働いてない期間が数年間

そんな人を中途で雇ってくれる病院や福祉施設があるのか。可能性はかなり低いです。

「本当にそこまでしてやりたいことなのか」
「かけた労力とお金が無駄にならないか」

が一番の懸念点でした。


なぜ覚悟が決まったのか

それでもやると決めたきっかけは「人」でした。

ある友人は幡野さんの記事をシェアしてくれました。

記事に書かれていた

「自分で答えを出したくないだけ。どうしたいかなんてとっくに決まってるのに」
「答えに自信をもてないのは、人の目を気にしてるだけ」
「自分の答えを評価するのは自分の目でいい」

という言葉のおかげで、なんとなく感じていた心の内がはっきりと言語化され、どうありたいかを考えさせられました。


また、エビちゃんさんがシェアしてくれた、転職エージェントさんの問い。

・後悔が少ないのはどっちか
・つらい時に耐えることができるのはどっちか
・理想の働いている姿に近いのはどっちか

これらを考えたとき、もう答えは明らかでした。


資格をとって病院で働きたい。


思い出したのは、

緩和ケアでお茶を出す活動をしたとき、患者さんと血の通った会話ができて、じわーっとあたたかいものがこみあげるとともに身体と心が震えたこと。

祖母の病気と死を経験して、同じような立場にいる人のために動くことが、巡り巡って私のためにもなると実感したこと。


この選択が正しいかどうかなんて全く分からないけど、

今見えている道がこれなんだから、掴んでいかないと後悔する。

そう思いました。


でもやっぱり授業料を振り込むときは緊張しました。

落ち着く音楽を聴いて、目を瞑って深呼吸して、上に挙げた記事を読み返して自分に問い直し、「よし」とつぶやいてネットバンキングのページをひらき、「振込」にカーソルを合わせ、深い呼吸をして、画面をじっと見つめ、カチッとトラックパッドを押しました。

拍子抜けするくらいあっけなく、「振込完了」のページが現れ、しばし呆然。

少し時間がたってから、もう引き返せない怖さと(いや、引き返せるけど、今の私にそのつもりはない)、曖昧だった道が目の前にひかれたリアル感がぽつぽつと湧き上がり、なんとも言い表せない気持ちになりました。

「振り込んだよ」と夫にLINE。

「一大決心したね」の返事に、少し泣きそうになります。


奇しくも同じ日、憧れの山川咲さんが、ご自身が創業した我が子同然の会社を離れることを発表。

Instagramのストーリーかどこかで

「3月27日は私にとって忘れられない日になると思う」

と書かれていました。

規模の大小は違いますが、私も心から、そう思っています。


これからやりたいこと

資格取得までの過程を、ブログで発信していきます。

社会福祉士を目指す人と出会って、孤独な勉強をより豊かなものにしていきたい。

私の経験を包み隠さず書いていくことで、私と同じように、

・年齢
・スキルや実績のなさ
・ブランク期間

などで悩んでいる人に、「こんな人もいるんだ」「私もやりたかったことに挑戦しようかな」と思ってもらえたら嬉しい。

そんな願いを込めてブログを運営していきます。


noteでは、引き続き日常の気づきを書いていきますが、社会福祉士の話も増えていくかと思います。

ここでも、社会福祉士の方や、これから目指す人と出会えたらいいなあ。


読んでくれている方へ伝えたいこと

最後に、一番大切なことを。

先月の「葛藤します。」の記事に、たくさんのスキやコメントをいただきました。

そのおかげで、こんなにも応援してくれる人がいるんだってことに気づけたし、この決断をすることができました。

何気なく書きはじめたnoteだったけど、いつのまにか思いを交わせる居場所になっていたことに、私が一番びっくりしています。

反応してくださった方、見守ってくださっている方、本当に本当にありがとうございます。


まずは2年間、レポート作成と試験勉強をしながら、情報発信をしていきます。

そしてその先、

果たして就職できるのか。

内向型で人と深く関わることを避けてきた私が、相談支援という形で目の前の方の人生に向き合っていけるのか。

おばあちゃんと同じように病気を抱えた人とその家族の時間を、少しでもよりよいものにすることはできるのか。


長い長い道のりになりますが、四苦八苦しながら、楽しみながら、ここからの道を歩いていきたいと思います。


サポートでいただいたあたたかさは、note記事や活動で還元させていただきます。お読みいただき、ありがとうございます♡