葛藤してます。

今日のnoteは今の葛藤をそのまま書かせてください。


ある国家資格を取るために、4月から養成校に入学するつもりでいた。(どんな資格かは、こちらの記事に書いています)

養成校の入学には小論文の試験が課せられていて、先月提出した。三週間後に合格通知も受け取った。

そして学費振り込みの期日が今日までだった。

だけど私は振り込むことができなかった。


銀行のネットバンキングを開いたら、大きな不安が押し寄せてきて、処理をそのまま進めることがどうしてもできなかった。

資格を取るための大量のレポート作成や試験勉強の不安ももちろんある。

だけど問題はその先。

ひとつは就職に不利な条件しかない私を、雇ってくれる病院などあるのかという点。(不利な条件:30代、無職&ブランク期間あり、未経験、夫は転勤族)

そしてもうひとつは、資格をとった先、本当に病院で働く覚悟があるのかという点。

命や人生がかかっている場所だ。自分の人生経験では想像もできないような辛いこと耐え難いこともあるだろう。懸命に働いても、うまくいくことのほうが少なくて、無力さを痛感するばかりかもしれない。

そこで週に5,6日も働けるのか?と考えたら一気に怖くなった。今は家事やnote投稿をしているとはいえ、子どものいない専業主婦なので一日のスケジュールはほぼ自由に決めることができる。対人関係や成績のストレスもない。そんな自分がもう一回社会にでることはできるのか。働いている人にとっては「は?」と思われても仕方ない内容だけど、それほど私は社会から遠ざかってしまっている。

それだったら、塾の採点業務のほうが安心して楽しく働くことができるかもしれない。決して塾の仕事が簡単だと言いたいわけではない。大学生時代に経験があって内実を知っているから安心感がある。そしてコツコツ答案に丸付けする作業は嫌いじゃない。単調な作業が苦手な人と比べたら、耐性があるほうだと思う。

そんなことを考えていたら、安くない金額の学費を振り込むのが怖くなってしまった。

今日までに決めなければいけない…あと数時間…どうしよう…。明らかに気が動転していた。

こういうとき私は「こうあるべき」を優先する癖がある。今回の例で言えば入金期日を守ること。不安をなかったことにして振り込もうかとも考えた。

でももう自分一人では決められなかった。養成校に電話して学費振込みの期日を延長してもらえないか相談することにした。

突然の連絡にも関わらず、担当者さんは「なにかお困りのことはありますか?」と悩みを引き出してくれた上に、アドバイスをくださった。

たしかに資格をとっても使いみちに悩む人が多い実情も正直に伝えてくれ、
「ゆっくり考えて決断してほしい」と振り込み期日の延長も快く受け入れてくれた。

迷いが解決したわけではないけど、ひとつだけ良かった点をあげるとすれば、期日を守るために強行突破しなかったこと。決断を先延ばしにしただけかもしれないけど、ルールは交渉の余地があることを過去の私は知らなかったから。


そして資格を取ったら即座に就職を成功させ、その仕事を一生勤め上げなければいけないと考えていた自分にも気がついた。

雇用側の求人募集のタイミングもあるし、資格取得後にすぐ働けるとは限らない。ならばタイミングが合うまで求人を探したらいい。

運良く就職が決まって実際に働いてみて、合ってないと思ったら辞めたり別の働き方を考えたっていい。

「まずは資格をとってから、ゆっくり向いているかどうか見極める」という担当者さんの言葉が印象に残っている。

なんだかあらかじめ正解を導き出したい気持ちになっていたけど、経験しながら学びながら見極めていく方法もあるのかもしれない。


そもそも資格をとろうと思った背景には結構強い思いがある。心が震えるほどしたい仕事でもあるし、死ぬ気でやりたい気持ちもある。

だけど、だからこそ、決めるのが怖い。

さっさと決断して悩む時間をやるべきことに使いたい気持ちもあるし、でも正直な気持ちにトコトン向き合う必要性もある気がする。

いろんな感情が複雑にからみあっている。


もしここまで読んでくれた人がいるなら、解決策が出たわけでもない文章に長々と付き合わせてしまって申し訳なく思う。

でも今の私の実情を言葉にしたくて書きました。


納得いく選択がしたい。


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