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プロカメラマンを始めた時に受けた洗礼


デザイン練習中☆おしゃれな料理写真zineを作りたいな

12年前。
私はプロのカメラマンとして活動し始め、洗礼を受けた。

ある日。
第一線で活躍するフードスタイリスト男に料理写真を見てもらう機会があった。
有名フードスタイリスト男に自分のポートフォリオ(写真をまとめたブック)を見せた瞬間…..

その時見せた写真


「キワモノ」 ←何だとっっ(怒)
「気持ち悪い」 ←ぐぬぬ(怒)
「フードスタイリストは普通、枯れた葉っぱとかは使わないんだよね〜」
「変わってるね〜」 ←
あんたもだよ(笑)

私が撮った料理写真を見て、フードスタイリスト男が馬鹿にした口調で言い放った。

「この男ムカつくっ」 ←そりゃそうだ(笑)

その場は笑顔で丸く収めたが、本当に心から腹が立った。
見下されたように感じたからだ。

だが。
私はフードスタイリスト男に馬鹿にされた時点で私の勝ちだと直感した。

フードスタイリスト男は、私の芽を摘もうとしたのだ。

経験や知名度ではその人にとうてい敵っていなかったが、その男が持っていない感性が私にはあった。
その男はわかりやすく私の感性に嫉妬した。
自分を守るために私に酷い言葉を投げかけ、やる気を無くさせようとしたのだ。

フードスタイリスト野郎(あらあら〜なんて毒舌ですこと🤗)にだけは絶対負けない!
私はかたく誓った。

そして二か月後。今度は二度目の洗礼を受けた。
それは料理写真家男からの洗礼。
前述と同じように私は馬鹿にされた。



ある日私は外苑前で主催されたパーティーにブロガーとして招待された。
ネットの黎明期から人気サイトを運営する社長にご挨拶した時に、偶然隣にいた料理写真家男を紹介された。
その場で持参していたポートフォリオ(アルバムに入れた自分の写真)を見てもらうことに。

料理写真家男の反応は、前述のフードスタイリスト男と同じ(笑)

「ふう~ん」 ←ばかにしたような口調で(怒)
「へぇ~」  ←怒怒怒
「変わっているねぇ~」 ←あんたもね(笑)

酷評し、馬鹿にされ、見下した対応をしてきた。
その料理写真家男も私の芽を摘もうとした。

人を見下すという、わかりやすい表現で。

写真界、絵画の世界、芸能界、文学。
感性が問われる分野ではおそらく同じ事があるだろう。

私は心が強いタイプだったから大丈夫だったが、心が繊細で折れやすいタイプの人だったら…かなりショックで落ち込む出来事だろう。
だが、プロの始まりは無視されること前提で頑張るしかないのだ。

密かに地道に頑張っていれば、認めてくれる人は必ず現れるから。

プロと言われる分野での同業&同分野の新人は特にライバルとみなされ、敵視されがちだ。それはそうだよね。
私の場合は・・・カメラマンで料理撮影専門の方とはお友達になれないだろうな~(笑)たぶん♪

違うジャンルのカメラマンにも聞いてみたけれど、やっぱりそうだって言ってた。
同じ業界+同じ分野の人とは火花バチバチになりがち・・・かも知れないね。

これからさまざまな分野でプロを目指す方へ。
写真界に限らず、どの分野、業界でも私と同じように。
心が折れそうな出来事があるかも知れない。
格下の同業者を潰すためにかなり傷つく事も言われることもあるかも知れない。

でも、決して心だけは負けないで。
心が折れる前に、時には離れて。
何を言われてもめげない、メンタルおばけを目指そう。
見下してきた先輩同業者を無視して精進。追い越そう。

言われた事をまともに受けていたらこの業界続けていけないわ(笑)

今日書いたことは実際に私が経験した出来事。
プロの世界は甘くはないが、プロになってよかった事もたくさんある。

同業同ジャンルの人には気をつけてっ!


****補足****
ここで書いた「洗礼」とは
初めての経験
プロカメラマンの世界に入って経験したこと
という意味です。


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