恋うた

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ノート

和煦の日の 焼ける線路に 桜舞い 父は最期も 私を責めず

父が危篤の中、私は大学の入学式に一人で出掛ける。

「一緒に行こうか。」と年上の彼が言ってくれたが、何だか不謹慎な気がして、断った。

それまで、もう10年くらい、父とは会話していなかったが、彼の電話を私に取り次ぐ度に、受話器も押さえず、父は彼の名字を呼び捨てにした。

入学式から帰ったら、父は亡くなっていて、私は気が楽になった。と同時に、彼と付き合っていくには、父親がいなくなった私なんて、価値の

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