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#24 収入が高い人ほど老後生活が大変になる理由とは?

収入が高い人ほど、見落としている
お金の視点があると感じています。

それは、将来もらえる年金と今の収入に
“大きな差がある”ということです。

例えば今、ご家族で1000万円の収入が
ある方が、将来もらえる年金の範囲内で
暮らせるか?というと、暮らせないと
思います。

ここでいう“暮らせない”という言葉の
意味は、“今と同じようなお金の
使い方はできない”ということです。

なぜなら、年金の範囲内で生活をしようと
思えば、半分くらいに生活水準を落とす
必要があるからです。

(注)わかりやすさを重視して、説明上、
   半分くらいと表現しています。

   年金額は個々に異なりますので、
   詳細は年金事務所へご確認ください。
 
言い換えれば、今と同じ生活水準を
維持したいと思うなら、早めに対策を
しておくことが求められます。

具体的には、“今から退職までの間に
今の収入と将来もらえる年金との差額を
考えて老後のお金を準備していく”
ということです。

そこには、“寿命の想定”という
厄介な要素も加わります。

人生100年時代と言われる今、
私たちはお金のことを考える上で
“長生きのリスク”ということも
視野に入れて考えなければいけません。

一方で、老後が不安だからと言って
先々のために備えることばかりに
一生懸命になっても、誰にもあなたの
寿命はわかりません。

だからこそ、“今を楽しむこと”と
“将来への備え”に対して
“バランス感覚”をもって
お金のことを考えてみて欲しいと
思っています。

とはいえ、少し気が遠くなりそうな話
だと感じる方もいるかもしれませんが、
これらはあなたの考え方次第で、
あなたの努力次第で、いくらでも
今の現実を変えていけるのです。

例えば、“これから稼ぐ!”という
発想で、先々のことを考えていくことも
将来の備えの一つになります。

さらには、“お金に働いてもらう”
ということも、長い目でみれば必要に
なってくる考え方や対策の一つです。

つまり、私たちに求められているのは、
先々のことを自分自身の頭で考えながら
行動していく力です。

これを“自助努力”と言うのですが、
この考え方はお金以外の場面でも
大切になってきますので
ぜひ覚えておいてくださいね!

実は、これらの現状に早く気づいて
お金に良い習慣を身につけておく
ことがお金の悩みを解決するための
最短の近道なのですが、そのことに
気づいている人が少ないのが現状です。

なぜなら、日本では、お金の勉強を
する機会を自ら作らない限り、誰も
お金のことを教えてくれないからです。

そのため、お金の基本があるということを
知らずに“自分流のお金の使い方”を
身につけてしまうのです。

だから、お金の基本から逸脱しても
そのことに気づかず、危機的状況になって
初めてお金の勉強の大切さを知るのです。

さらに言えば、必要以上にお金のことで
悩むのも、お金のことを知らないからです。

そのことにすら気づけないのは
あなたの責任でもあります。

ですが、だからと言ってお金の基本を
教えてくれなかったことを言い訳に
するのも可笑しな話だと思います。

このことに気づいている人は、
すでに行動をしているからです。

そして、このことに気づいているか
どうかで、これから取るべき行動が
変わってくるのですが、結局のところ
“早く行動したもの勝ち”になるのです。

世の中って、そういうものです。

知らないだけで損をすることが
多いのです。

だからこそ、あなたにも早く
そのことに気づいて欲しいので
この投稿を書いています。

良い情報は、取りに行かなければ
入ってきません。

良い情報を“読み取る力”や“見極める力”
“情報と情報を結びつるける力”も必要に
なってきます。

ぜひこのこともあなたの頭の片隅において
家計の見直しを進めてくださいね!

最後にあなたに質問です。

今からお金の勉強を一緒に
始めてみませんか?
(●*’v`*人)

★参考:厚生労働省HP
所得代替率の将来見通し(平成26年財政検証)
https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/verification/index.html

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