見出し画像

#138 お金を使う時期によって管理の方法を変えてみませんか? ~資産形成を始める前に知っておきたいお金の話~

おはようございます。
ファイナンシャルプランナーの梶川です。

今回は、貯金の目的や使い道によって
お金の管理の方法を変えてみませんか?
というお話です。

これは、資産形成に向けた事前準備の
一つなのですが、今ある貯金とこれから
貯めていく貯金を“使う時期”によって
グループ分けしておくと、資産形成に
回せるお金の目安額がわかります。

ただし、これらを考える上ではライフ
プランを基にしたマネープランを一緒に
考えてみる必要があります。

なぜなら、投資には・・・

「資産形成に向くお金」

「資産形成に向かないお金」

があるからです。

例えば、“資産形成に向かないお金”の
一例をあげると・・・

“3年以内に使う住宅購入の頭金”

“5年以内に使う自動車の購入費”

“7年以内に使う教育費”

“緊急予備資金”

などがあたります。

これらを判断するときの基準の一つとして
“10年以上使わないお金かどうか”という
物差しがあなたの家計にとって“大事な
役割”をしてくれます。

実は、10年内に使う可能性のあるお金は
“資産形成に向かないお金”になるので
すが、その見極めをしっかりとしておく
ことも、資産形成には必要な考え方なの
です。

そこには理由があるのですが、これらを
文章で説明するには限界がありますので
割愛させていただきます…(。>人<。)

これらをあなたの感覚的に分類することは
できますが、自分では“10年以上使わない
お金”だという認識でいても、家計の
シミュレーションをすると、10年以内に
家計が回らなくなる可能性が出てくる
こともあります。

そうなると、資産形成中のお金を当初の
予定よりも早く生活費に回さないといけ
なくなるので、そのときの運用状況に
かかわらず資産形成中のお金を使わざる
を得なくなります。

運用状況が良くないときに資産形成中の
お金を使うことになれば「預貯金でお金
を貯めておいた方が良かった」という
結果になることもあり得ます。

そのため、これらの状況を事前に回避
するためにも、家計にどのくらいの余裕
があるのか?を具体的な数字で事前に
確認しておく必要があるのです。

もうお察しだと思いますが、これらを
見極めるときに役立つのが“家計の
シミュレーション”です。

実際、この結果を踏まえて家計の見通しを
立てていくのですが、マネープランがあれ
ば、資産形成の計画も立てやすくなります。

もちろん、計画通りにいかないことの方が
多いかもしれませんが、それでも目安が
あると今後の見通しの軌道修正を早めに
することができます。

また、今ある貯金と今後の貯金を“10年”
という期間で分類するときに、ある程度の
目安があった方が、お金の使い方にも
メリハリがうまれます。

そのためには・・・

「これから先、何にいくらかかるのか?」

「何にお金を使う予定があるのか?」

「今後、どのようなペースで資産形成が
 できそうなのか?」

を把握しておくことが大切なのです。

これらを考えてみることも未来のために
今できることの一つです。

未来の安心のために、今から家計のお金の
流れを整理整頓してみませんか?

本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!
(●*’v`*人)

この記事が参加している募集

お金について考える