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 今日は夏至です。
 日の出から日の入りまでの時間がもっとも長い日が夏至です。ちなみに、いつが夏至かは天文学的に決まり、毎年、6月21日か22日ですが今年は、6月21日です。この日を境に、だんだんと日が短くなっていきます。
 ちなみに、夏至という日本での名前は、二十四節気(にじゅうしせっき)という中国の古いこよみから来ています。「昼の時間が長い」というのは北半球での話で、南半球では同じ日が、もっとも昼の時間が短い日になります。ちなみに、俳句の季語などでは、日暮れが早い秋の"夜長(よなが)"に対して、夜明けが早い夏の夜のことを"短夜(みじかよ)"と言い表します。日照時間が短い北欧や東欧の国々では、太陽がもたらす恩恵への感謝や夏の到来を祝うお祭りとして、それぞれの地域に根ざした伝統行事として、"夏至祭(げしまつり)"が盛大に行われるそうです。

ライトダウンキャンペーン
 6月21日(夏至の日)から7月7日(クールアース・デー)にかけては、私たちひとりひとりが実行できる地球温暖化防止・CO2削減の取り組みを広く普及するための取り組みとして、環境庁は「ライトダウンキャンペーン」を展開しており、不必要な照明を消灯することで各施設や各家庭においてCO2削減を実行いただけるよう呼びかけを行っています。
 とりわけ、夏至の日(今年は6月21日)とクールアース・デー/七夕(7月7日)については、全国のライトアップ施設や各家庭において夜8時から10時までの2時間のライトダウン(一斉消灯)を呼びかけを環境省が行っています。
 特に、夏至の日とクールアース・デー/七夕のライトダウンを中心とした温暖化防止の運動は、"キャンドル・ナイト"などのエコイベントとして全国各地で催され、夏至祭や七夕などの伝統行事とエコ運動が混じり合った、日本ならではの「夏のエコ活」として広く定着しつつあるようです。

夏至を楽しむ
 昼と夜の長さが同じ今日は、特別な日です。
どうしても昼の方が注目されがちですが、夜も昼と同じくらい時間があるので夜を楽しむ日なのかもしれません。特に夜が電力消費が多い時間。電力は環境問題の要因の1つなので、折角の夜をライトダウンして、キャンドルなどを楽しむのもいいのかもしれません。私の大学は環境にとてもいいところなので、ライトダウンして蛍の光を探すのもいいかもしれません。夏至を楽しみながら、帰りにホタルの光でも探してみたいと思います。


環境省
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolearthday/about


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