コーチングの基本 読書メモ

こちらの本を読んだので、重要だと思うことをメモする


コーチングとは

・対話を通じて、クライアントが目標達成に必要なスキル・知識・考え方を備え、行動することを支援するプロセス
 ・あくまでもコーチは支援的な役割であり、目標設定を行ったり達成するのはクライアントの役割
 ・コーチングは質問を通じでクライアント自身が問題解決を行うことを目的とする
・コーチングの機能と特徴
 ・「知識」と「行動」の溝を埋める
  ・わかっているけど行動しない/出来ないというような溝を埋める
 ・「本当に思っていること」を明らかにする
  ・人間は本当に思っていることは行動の根底(無意識層)に抱えている、これを紐解くことが必要
 ・自己を客観視させて、選択の検討に向かわせる
  ・思っていると思っていることと本当に思っていることの違いを考察させる
  ・得ているものと失っているもの
  ・これらを再考させる

コートは目標達成を支援する

・コーチは目標達成するために存在する
 ・傾聴などはバズワードであるが、あくまでも目標達成のための手段である
・目標が明確でない場合、提案してみるのもコーチングの役割
 ・人の満足・不満足は期待と現実の間で発生するので、人には期待というものが存在する

コーチングにおける「目標」と「目的」

・目標は目的へのマイルストーン
 ・目的 <= 目標 <= 現場
 ・現場と目標の差分が成長テーマである
  ・コーチングでは差分を明確にする必要がある
 ・潜在的な目的意識を明確化していく、成長テーマに直面させる

コーチングが機能する条件

・判断基準は下記
 ・精神状態
 ・成長段階
 ・課題領域
・意欲は高くても知識が不足している場合、コーチングは機能しにくい
・知識はついてきたが意欲が低下している場合、コーチングが必要

コーチングは成長を探求する

・クライアントの習慣に挑戦する
 ・能力は習慣の積分であるということ

コーチングの実践

・コーチングのフローは下記
 ・セットアップ => 実践 => 振り返り
  ・セットアップはリサーチとプランニング
  ・実践は、目標への継続的なセッション、小さな成功体験の積み上げ
  ・振り返りはフィードバック、成長実感と自己効力感を感じさせる、自信を構築させる

コーチが持つべき視点

・Possession / Behavior / Presence
 ・Possession (身に付けるもの、知識やスキルなど)
  ・どのようなスキル・知識・人脈を持っているのか
 ・Behavior (行動)
  ・どのような行動をしているか
 ・Presence (考え方・信念)
  ・どのような信念・価値観・ものの捉え方をしているのか?
・コーチはPBPのうち何が今必要なのかを見極める
 ・三つの視点を行き来することで、必要な成長ポイントが見えてくる
・Possession
 ・身に付けるべきPosessionをコーチングを見極める
・Behavior
 ・行動が起きるまでに存在する4つの壁


  1. 目標を立てた段階でコミットメントが低いため行動が起こらない
  2. やる気はあるものの、何をしたらいいかわからない (Posessionが不足している)
  3. 知識・スキルをどうやって使っていいか、具体的にわからない(Posessionが適用できていない)
  4. 変化を起こせない


 ・宣言することで「現状維持のバイアス」を乗り越える
・Presence
 ・人としての在り方、Presenceが行動を決定する
 ・環境の変化に対応せずに、同じPresenceを持ち続けると、いつの間にか現状とマッチしなくなる
 ・現在必要となるPresenceを選択することが必要
 ・クライアントには、日々質問やFBを通して自己認識を促す
 ・Presenceを言語化してもらうのは有効な手段
・PBPは相互に作用している

コーチングの三原則

・双方向・継続性・個別対応
・双方向
 ・対等な立場で、相手の言葉を受ける
 ・双方向の対話を通じで、クライアントの無意識を顕在化させていく
 ・アウトプットを多く出させて、オートクラインを起こす。するとクライアントには気づきがうまれる
 ・信頼関係がないとオートクラインは生まれない
・継続性
 ・継続的に関わることで、着実に目標に近く
 ・意欲の向上とズレの修正が目的
 ・マズローの欲求5段解説によるところの所属の欲求を、アクノレッジメントで満たす
 ・プロセスの中でも少しの成長を感じさせる
 ・ほめる => FB => リクエスト
・個別対応
 ・タイプ分が個別対応の第一歩
  ・コントローラータイプ / アナライザータイプ / プロモータータイプ / サポータータイプ

コーチングプロセス

・目標明確化の難しさ
 ・本当に達成したい目標は分かりづらい
 ・憧れの目標・しなければいけない目標ではなく、真に達成したい目標を設定するべき
  ・have to / hope toではなく、want to
  ・憧れの目標は熱しやすく冷めやすい
  ・want toの目標はhave toの目標より生産性が高い
 ・会社ではhave toの目標を設定させられることが多いが、どのようにして自分ごと化すればいいのか?
  ・目的の視点から目標に意味づけを行う
 ・業績目標だけでなく、成長目標を設定する
  ・業績目標を達成するために、クライアント自身がどのように変化すべきか?のこと
 ・目標は継続的にリマインドする
・現状の明確化のポイント
 ・360度的に自分を見ないと、正しく認識はできない
・ギャップ分析のポイント
 ・いかに自責として考えられるか
 ・自分が動き出すきっかけとして、自分に責任があったらどういう行動をとるか?を考えさせる

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