見出し画像

言葉の宝箱1320【古臭いといわれるかもしれないが気にしなさんな。本当に書きたいことだけを、自分の言葉で、ひたむきに書くこと。そうすれば、あなただけの世界が展けて、一人の書き手として生きたあかしとなるような作品が書けるだろう。文学はマラソンです】


『素顔』三浦哲郎(朝日文庫:1993年11月1日)


・苦しいときの神だのみね、と子供たちは笑ったが、
そのころの菊枝は、心細くて、
とてもなにかに祈らずにはいられなかったのだ P54

・人間の不幸にはね、一つ一つ根があるもんなんだ。
だから、どんな不幸に出会っても、よく考えてみれば納得がいく P180

・何気ない風景が見過ごされることなく掬い上げられ、
言葉の力によって暖かみを与えられている P352

・古臭いといわれるかもしれないが気にしなさんな。
本当に書きたいことだけを、自分の言葉で、ひたむきに書くこと。
そうすれば、あなただけの世界が展けて、
一人の書き手として生きたあかしとなるような作品が書けるだろう。
文学はマラソンです P354

『素顔』三浦哲郎(講談社文庫:昭和55年11月15日)




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?