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言葉の宝箱 1178【武器にするものが熱意だけでは、きっと自己満足に終わってしまう】

『Miss You』柴田よしき(文春文庫2002/5/10)


・よく言えば天才肌、悪く言えば飽きっぽくて根気がない P9

・コンプレックスと恨み、
それがない奴の小説は絶対読者の心を摑めない P45

・武器にするものが熱意だけでは、きっと自己満足に終わってしまう P88

・結婚ってのはやっぱり、遊びじゃないんだ、現実なんだ P103

・行動を起こすなら早い方がいいんじゃない?
人の気持ちって、一度凝り固まるとなかなか元には戻らないから P199

・作家は結局、どんな書き方したって自分のこと書いちゃうもんだから。
自己顕示欲ってのが作家の正体なんだよ P239

・誰ともトラブルを起こさない性格っていうのはさ、
結局、誰に対しても真剣じゃないってことの裏返しだ P300

・人と人とがある程度理解し合うってことは、
けっこう難しいことなんだよ。
だから相手を理解したいと思えば、
自分が傷ついたり腹が立ったり、
相手を傷つけたりっていくらかの修羅場をくぐらないとならないはずだ。
大小の差はあっても、本当の意味で理解し合えた相手とは、
たいてい一度や二度は衝突しているもんなんだ。そう思わないか? P303

・作家という人たちは、
架空の世界の中に現実の真実を浮き上がらせてしまう。
普通に見ていたのでは見えないものが、
彼等の想像力の中には見えてしまう P455

・仕事は恋愛に似ている。恋しいと思う気持ちに似ている P497

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