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仕事の本質について考えてみた

社会人20年目を超え、それなりの経験もしてきました。
そんな中で現在、少ないながらも部下を持たせてもらい、仕事をさせて頂いています。

部下との接し方、マネジメントで苦労されている方は多いと聞きますが、私も漏れなくその一人です。
100%の正解はわからないながらも、最善の答えを探り、悩み、ストレスを感じながらも、会社のミッションを遂行させていく。
その為にはメンバーの力を引き出し、力を合わせて行かなければならない。
メンバーも人であり、その時々のコンディション、家庭の事情なども考慮し、マネジメントしていく、これはなかなか難しい事です。

そんな中、部下の一人に昨年出産、育児を経て職場復帰された方がいます。
この春に、約1年半の出産・育児休暇を経て第一線に復帰することになりました。
今思うと復帰当時はその人も当然不安だったろうし、自分も上手くサポートできるのか、初めての経験で十分な知見も無くて不安だったというのが正直なところでした。

復帰されて面談をした時に、
やっぱりご本人も不安さを感じさせる口ぶりだったので、何か掛ける言葉はないかと少し思案して、その時に自分の口から出た言葉

「あなたの持っている能力、これまで学んできた事、それを社会に還元して欲しい」

話の流れでパッと出た言葉だったのですが、
その人の心に残ったかどうかは分からないですが、なかなか的を得た事を言えたかなぁ・・・と。
ていうか、それは自分も含めて、みんなに当てはまる、仕事の本質を表した事だなと。
そしてマネージャーはそれが実現出来る様にサポートしていくことだと、改めて感じました.

相手に無い物を要求してはならない。
それは、お金を持ってない人に「お金貸してください」と言いながら付き纏うようなもの
(これをするとお互いに無駄、不幸が生じる・・・行き過ぎるとパワハラにもなりますね)。

その人の持っているものを認識する、
またはその人の秘めている能力を見極め、それを引き出す、
そして、それに適した役割を与えていく。
それこそが、マネージャーに与えられた最も大事な役割ではないだろうか。
それがチーム、メンバーの関係を WINーWINにしていくものであるだろうと。

ちなみに、
教育を英語でいうと「education」 ですが、
それはラテン語で
「引き出す」を意味するそうです。

教育の本質は与えることでなく、引き出すこと、
これを肝に銘じていきたいなと思います。

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