恋愛体質の友達の話~恋の終わりと始まり~
友達に誘われて、初めてエステなるところに体験で行ってきた。初めての体験で肌診断とカウンセリングをしてもらい、保湿パックの体験をしてきた。
とても親しみやすく、遠距離の恋人がいることも話してしまった。友達には一切伝えられていないというのに。肌のことだけでなく、生活面、仕事面についても聞いてくれた。なんというか、初対面なのに、その話がすごく楽しかった。
これから綴るのは、そんな楽しかったひと時の帰り道の話だ。
友達は、仕事が長引き、施術は無しで私に会いに来てくれた。私は店舗から遠いところに家があるため、その日は電車で来ていた。
送ってくれるということで、まずは晩御飯。緊急事態宣言中だったのもあり、イートインは時間的にもラストオーダーが終わった時間だった。どうしようもないのでドライブスルーに行くことにした。
マクドナルドのドライブスルーをし、goolgleマップや看板を頼りに走っていた。
同じクラスだった男子と付き合っている友達は、別れようとしていることを教えてくれた。会えば好きだけど、他に気になる人ができてしまったらしい。
原因だったのは誕生日の出来事だったらしい。誕生日を忘れられていたこと、誕生日相談し合った値段よりもらったプレゼントが安そうだったこと。気になる人が誕生日を覚えてくれていたこと、プレゼント何がいいか聞いてくれたこと、遊ぶと楽しいことなど教えてくれた。
なんというか、仲がいいのは在学中から知っていた。友達がまた別の人と付き合っていた時も相談に乗ったり、ふざけ合ったりしていた人物だ。
でも、その話を聞いたとき、私も気になるという人のほうがいいなと思ってしまった。
社会人1年目、今がしんどい時だ。私も今とても実感している。誕生日を忘れられていたこと、プレゼントが思っていた金額に見合っていないとかそれは一つの要因ではあるけれど、それだけではないと思う。
どれだけ自分が大切にしてもらっているか、実感しやすいのが誕生日なのだと思う。話を聞いている限り、埋め合わせなるものが少ない気がする。
高いものをもらったからいいではない。どれだけ自分のことを考えて選んでくれたのかだと思う。
気になっている人と距離を詰めたい、「好き」になってもらいたいと友達は言っていた。何度か二人で遊んでいるらしい。お泊りもし、ハグやキスもしてしまっているそう。話す友達は、もうその気になる人の方に心が傾いているようだった。
だからこそ、別れようと思っていた。でも、断られたらしい。
「ほかに好きな人ができた」とは言えなかったらしい。
はっきり言えばいいのだが、後々面倒なことになるのを懸念しているようだった。元カレがストーカー行為になるようなことをするなどの経験をしているからかもしれない。
あと要因なのは、恋愛体質で、彼氏が途切れないことだと思う。
途切れないことに関しては、タイミングの問題なんだろう。
恋愛体質で、別れて一人になることを嫌がる、一人になることが耐えられないのが友達だ。別れることを選ぼうとしながらも、キープ状態になっているのがその結果だ。
私も異性の友達と出かけることがあるから、なんとなく浮かぶ心は分かる。
浮気はどこからかなんて、答えはひとそれぞれの価値観から成り立つ。浮気はどこからか考え始めることはすでに浮気をしている、する前提だという人もいる。
異性と一切合わないなんて難しい話だ。むしろ同性とだけ一緒に過ごす、そんなの息が詰まりすぎてしまうのは私だけだろうか。
たまには息抜きをしたい。心が傾けば、彼氏だろうとそこまでなんだからと思ってしまう。彼氏に固執する必要が分からない。
まあ、ただ異性とばかり遊ぶのも問題だが、たまにはいいだろう。一定のラインを超えない限りは。
友達はこれからどう進んでいくのかわからないが、どうか幸せになってほしい。気になる人を射止めようと頑張るのだろうか。頑張ろうとしている友達の足伽になっているのは、彼氏なんだなと思う。
また一つ恋の終わりが近づいている。
夏の暑さは和らいでいく。
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