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ペンギン・ハイウェイを見た

先週ペンギン・ハイウェイを見た。正確には日中に銀魂2をみてから、夕方にペンギンを見た。

銀魂はもちろんおもしろかったし、アクションもすばらしかった。役者いじりのようなメタや楽屋オチは世間的には好き嫌いがわかれるタイプのネタだが、わたしはだいすきだ。ただちょっと前作よりテンポが悪い感じがしたけど、それは前作のせいで感覚がマヒしたからかもしれない。

さて、ペンギン・ハイウェイだが、うちの近所の劇場ではすでに1日2回上映まで減ってしまっていた。ので9月1日の映画が安い日を待たずに見てしまったのだ。実際9月1日には1日1回上映になってしまっていたので、正解だったのだと思う。

事前情報としては、べつの映画を見たときの予告映像と原作が森見登美彦であることくらいしかなかったため、なんかペンギンが出てきてふしぎなことになるといった程度の情報しかなかった。

感想としては、すばらしい……思っていた以上にSFで、お姉さんで、おっぱいで、ひと夏の不思議な体験で、ジュブナイルであった。

アオヤマ君は博識かつ大人びているのにところどころちゃんと10歳児だし、お姉さんはなんだかんだ最後まで「お姉さん」していたし、ペンギンはカワイイだし、ウチダくんがカワイイだし、ハマモトさんはカワイイだし、ガキ大将はジャイアンだし、ジャバウォックだし、海だし、お父さんはただものではない。何者だ。

特にお祭りでハマモトさんが浴衣を着てきた際、明らかにアオヤマくんに感想を求めているのによくわかってないアオヤマくんと、それを察してフォロー気味に「かわいいよ」って言うウチダくんと、求めたターゲットじゃないウチダくんに褒められてもちゃんとお礼を言うハマモトさんのシーン……。ハラハラして見てたけどホホエマシイ感じで良かった……。というか全体的に悪い展開にならなくてよかった……。余計なことをしたガキ大将もなんだかんだ助けてくれたし……。

アオヤマくんの言う「お姉さんのおっぱい」「怒りが湧いたらおっぱいのことを考える」もいやらしいスケベ小僧的なものではなく、いや本人に自覚がないだけかもしれんが、「なぜお姉さんのおっぱいはお母さんのおっぱいより惹かれるのか」的な自分の感情を論理的に分析しようとするアレで……ちょっと待てということは「おっぱいのことを考えるとか僕はちょっと恥ずかしい」みたいなこと言ってたウチダくんけっこうスケベ小僧だなキミ!?

あまり長々と感想を書いたり考察したりするのは得意ではないので語彙の少ない評価だが、私的にはとても好きなタイプの映画だった。

おススメしたいが近所の劇場ではあと1週で終わりそうだ。慌てて見ろ。

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