北風と太陽の話
「北風と太陽」というお話をご存知でしょうか。
知らない人はググって見てほしい。
かんたんに言うと
「北風と太陽が、歩いている旅人のコートをどちらが脱がせられるか、競うことにしました。北風は自慢の突風をぴゆーぴゅー吹き付けますが、旅人は逆に寒がって、コートを固く固く着込んでしまいます。すると続いて太陽がサンサンと照らし、暑くなった旅人は自分からコートを脱ぎ、勝負は太陽の勝ちとなりました。」
そんな話です。
他愛もない、寓話のたぐいです。
しかし僕はこの話が大好きです。
まず、北風と太陽が喋る、という設定の無茶苦茶さも好きなんですけど、もちろん中身。
相手に直接働きかけるのではなく、他の要素をうまく利用して相手をコントロールする。
しかも気づかれないうちに。
旅人は自分から、自分のためにコートを脱いだわけです。
この、外堀を埋めていくような戦い方が、僕は好きです。
相手に対する直接のアピールや、働きかけは苦手なのですが、
全体をコントロールして望む環境や状況に持っていく、というやり方は好きです。
人には好き嫌いがあるので、自分の得意なことや、得意な環境で勝負するように、状況をデザインしていくと、より生きやすいと思います。
僕の例で言うと、僕は直接の自己アピールとか、飛び込み営業とかは苦手なので、もし営業が必要となる場合は、
その人の周りから攻めたり、権威や具体例、お客さんからのフィードバックを立てに、戦うとか。
つまり自分の苦手な自己アピールではなく、他の人もいいって言ってますよ、という形でアピールするわけです。
こんな感じで、苦手なことに対しても、自分を理解した上で、自分のフィールドで戦うことが、とても大切です。
と、オランダで散歩しながら思いました。
寒い。
日本帰ったら帰ったで、なんの仕事しようかな、、と考えながら歩いてました。
無職。
現場からは以上です。
@yohjihonda fdy.incというアパレルブランドの代表をしています。@fdy_inc SenveroOnDemandという飲み会を企画しています。