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ESG投資の影響かな?テスラの時価総額がトヨタ超えした件

 2020年7月1日、アメリカの電気自動車メーカー・テスラの時価総額が2072億ドル(約22兆2700億円)となり、トヨタ(2019億ドル)を上回った。

 結論言うと、ついにこの時が来たか。と言う印象だ。問題は2003年創業のテスラが、こんな短期間で株価が急上昇して世界一の評価額になったことだ。

 有名なのはイーロン・マスク社長のインパクト。これは言うまでもない。自動車メーカーでありながらロケットを飛ばすなど、とにかくやりたい放題な印象だが有言実行力の高さは認めざるを得ない。

 また電気自動車に特化したメーカーであり、高性能セダンやスポーツカーを取り扱っている点だ。コンパクトEVはすでに世界のメーカーが販売している。それ以外のモデルはまだ品薄な印象がある。テスラの市場の取り方が上手かったのかな。

 気になるのは、投資家の国籍だ。どの国の誰がどれだけの株を保有しているのかはわからないが、気候変動問題に意識の高い人たちが株主に名を連ねているとすれば、電気自動車・再生可能エネルギーに注力するテスラを賛同するのは合点が行く。

 いわゆるESG投資と言うことだ。GoogleやAmazonなど、超大企業がこぞって気候変動問題に取り組む昨今、投資家としても、投資先が環境保全に注力できているかどうか、査定に含むのが主流のようだ。
※ESGについてはこちら

 トヨタだって環境問題を意識していないわけではない。が、電気vs内燃機関と言われたら、力の入れ方がビジネスモデルの時点で差は歴然と言うしかない。

 仮に「全モデルをハイブリッド&燃費を40km/Lにします!」くらいの宣言をすればまた注目度は変わりそうだが、ガソリンエンジン車の販売中止を宣言している国も多いため、そう簡単な問題ではない。

 まずはテスラの功績を称えよう。

 そして、日本。頑張ろう。

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