見出し画像

物欲の原因とその対策

 僕はキャンプが趣味で、特に夜の焚き火を見ているととても癒されるので、天気に恵まれた週末はキャンプに行くのを楽しみにしています。

 キャンプをするにはある程度の機材(ギア)が必要なわけですが、昨今のキャンプブームもあってラインナップが豊富になってきています。

 ミーハーな性格も重なって、新しいものが登場したり、改良したいアイデアを具体化した商品が出てくると欲しくてたまらない衝動に駆られてしまうのです。

 実に欲求に弱い人間ですね。

 この欲求を毎回鵜呑みにしていると破産まっしぐら、ギャンブル依存症の方ってこんな気持ちなのかなぁとさえ思う始末です。

 そんな自分の心をコントロールするには、感情が落ち着くまでひたすら紙に書き出す「エクスプレッシブ・ライティング」という戦法が効果的です。

 感情を書き出すことで、自分の気持ちを客観視し、事実と感情の住み分けがしやすくなります。

 今僕の心を鷲掴みにしていたのは、バンドック・ソロベースex。コスパ神のソロ用テントとして形容されていたソロベースの改良版で、スカーフとサイドシェルが採用された新商品です。

 中でも一番の魅力は、タープの役目を果たす天井が備わっていることです。夏場は日陰が欲しく、また夜はランタンを目線より高いところに引っ掛けられる物が欲しくなります。

 この2つを高いレベルで再現しているのがexであり、だから欲しい病がやってくるわけです。

 値段にして3万2000円。

 決して安くありません。

 安くないのに欲しくなってしまうのが恐ろしい。

 仮に購入するとなれば、すでに持っているテントが不要となり押入れ行き&数年間、奥底で眠りにつくことになります。

 これでは「物を大切に長く使う」という僕のポリシーに反するわけです。

 というのが、エクスプレッシブ・ライティングをすることで見えてくるわけです。

 結局のところ、タープの有無が決めてであり、僕が持っていない物が目の前にあるから魅力的に感じているわけでした。

 例えば田舎暮らしに憧れた時もあります。身近に自然がないから、というのが理由でした。

 でも実際に見渡してみると、自転車で15分くらい走れば広い公園があるし、時々行ければ本当は充分で、毎日囲まれている必要は、実はなかったりするわけです。

 むしろ怖いのは、メリットばかりに気をとられ、デメリットを過小評価、もしくは考えていない自分がいることにすら気づかないことです。

 田舎の人間関係は都会育ちの僕にとって億劫に感じる可能性は非常に高いと言えます。

 人間関係で悩み、苦しむ人は世の中に五万といるのですから、僕も例外ではないことになるでしょう。

 なので、目先の魅力にとりつかれているときは、それが無いものねだりであると気付けるまで、感情を文章に書き出してみるといいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?