【レビュー】ノルウェーに思いを馳せる。Ane BrunのChanging Of The Seasonsを解説

Ane Brun(アーネブルン)という女性シンガーソングライターを知っていますか?

もし知ってる方がいたら、あなたはかなりマニアックだと思います笑

おそらく日本ではほとんど知られていないであろうこの北欧のアーティストを今日はご紹介します。


Changing Of The Seasons 3つの特徴

①ノルウェー人気女性シンガーソングライターの2008年の傑作
②なめらかで繊細な歌声、浮遊感のある楽曲、美しいアレンジが魅力
③ノルウェーという国に思いを馳せられる


1.どういう作品なの?

Ane Brun(アーネブルン)は2003年からヨーロッパを中心に活動しているノルウェー出身のシンガーソングライターです。

デビュー当時から高い評価を受け、ノルウェー版グラミー賞を2度も受賞するほどの人気アーティスト。

そんな彼女の2008年に発表した3枚目のアルバムがChanging Of The Seasonsで、ノルウェーで1位(ゴールドアルバム獲得)、スウェーデンで2位を記録しています。

で、そもそも僕がどうやってこのアーティストに出会ったのか?

David Bowie亡き今、僕の最も大好きな現役アーティストはThomas Dybdahl(トーマスディブダール)というノルウェーのシンガーソングライターなのです。

そしてノルウェーに若干の運命を感じてしまい、ネットを漁っている時に発見したのがAne Brunでした。

こういう出会いが楽しいんですよね。音楽最高!笑

2.どこが良いの?

①なめらかで繊細な歌声とそれにマッチした浮遊感のある楽曲

まず声がいいです。なめらか、マイルドな声質と繊細な表現、そしてどこか芯の強さを感じさせる絶妙な歌声だと思います。

そして気だるい憂鬱さと牧歌的な明るさの間を行ったり来たりするような浮遊感のある楽曲が歌声にとてもマッチしています。



②アコースティックギターの弾き語りを基調にそれを彩る美しいアレンジ

サウンド的には、アコースティックギターかピアノの弾き語りを基本としており、それを包むようにストリングスが彩りを与えています。また控えめなパーカッションも雰囲気があって美しいです。

③残響が美しい

弾き語りメインということで、基本的に使われている楽器が少なく空間を生かした音作りがしてあります。どの楽器も響きが美しい。

ぜひ独りで目を閉じて聴いてみてほしいです。

3.ノルウェーに思い馳せて

僕はノルウェーに行ったこともなければ、ノルウェーのアーティストもわずかしか知りませんが、それでもこの作品を聴いたときに北欧の空気感みたいなものを感じます。

いや、僕の勝手な想像ですけどね笑

でも、そういう映像や空気感を感じさせてくれるかどうかが、僕にとって結構重要な音楽の判断基準だったりします。

4.他のおすすめアルバムは?

残念ながら僕はこの1枚しか持っていません。

ですがこの次に発表された4枚目のアルバム"It All Starts with One"は、ノルウェー、スウェーデンで1位(プラチナアルバム獲得)を記録しており最も成功した作品です。

Changing Of The Seasonsよりリズムが強調されポップなイメージになっています。これはこれでクールです。

5.このアーティストもおすすめ

・Nick Drake
70年代に3作の名作を残し26歳の若さで亡くなったイギリスのシンガーソングライター。アコースティックギターとストリングスによる内向的な美しさはAne Brunと共通するところが多いと思います。

・Ron Sexsmith
90年代から安定して良い歌を歌い続けるカナダ出身のシンガーソングライター。Ane BrunはセカンドアルバムでRon Sexsmithとデュエットをしている。

まとめ

①ノルウェー人気女性シンガーソングライターの2008年の傑作
②なめらかで繊細な歌声、浮遊感のある楽曲、美しいアレンジが魅力
③ノルウェーという国に思いを馳せられる

いかがだったでしょう?ぜひ北欧の空気感に浸ってみてください。

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フリーで音楽制作、音声編集、ギター講師をしています。 2000年にギター、2002年にDTMを始め、それ以来ずっと音楽のことばかり考える日々。 photo by Matsushita Mamiya