「今の曲は何言ってるかわからないけど」
「昔の歌はやっぱりいいわね」
と、よくご参加者様が言ってくださいます。
そして、大体その次に来る言葉は、
「今の曲は難しいし、何言ってるかわからないのよね」
私も自分の世代の曲を聴くとやっぱりほっとするし、そう思う気持ちはとてもよくわかります。
ただ、そういう時によく音楽療法士さんが
「そうなんですよね!私も今の歌ってわからないんです!昔の歌の方がいいですよね!」と答えるのを何回も目の当たりにしました。
そう答えるのが正解だというように。
最近は"寄り添う"という言葉がひとり歩きしすぎて、寄り添うのを飛び越えてもはや媚びているように感じるのです。
そもそも大きくまとめると音楽というカテゴリーの中で、クラシック、昭和歌謡、JPOP、演歌、ボカロ…細かく分けたがりすぎなのです。
さらに年代別にこの曲は好き、あの曲は嫌いと分けるとなると訳がわからなくなりそうです。
こんなこともよく言われます。
「こどもと違って、高齢者相手だと気も使うし大変でしょ?」いやいや、どちらも人相手なので大変です。
これも大きくまとめると人間というカテゴリーなのに、子供、成人、中年、高齢者…みんな細かく分けて考えすぎのような気がします。
必要以上に丁寧になりすぎることはしないですが、子どもだろうと高齢者だろうと障がいがあってもなくても礼節は持って接するべきだし、私は誰であっても同じ態度で接していたいなと思っています。
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