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仕事の制服が欲しい!

音楽療法は、主に福祉施設を訪問することが多いです。
精神病院で働いていた時は、制服があったのですが、フリーランスになってからは私服。
私服だから何着てもいいじゃん、なんてことはなく、シャツとパンツスタイルが無難なのかなぁと。

音楽療法界隈の先生は、大体ポロシャツ+デニム。
デニムは本当に多かった!
でも、デニムって高齢者の方からしたら、作業着という印象ですよね、うーむ。

そんな私は白や黒を好んでよく着ていました。
ある時いつもどおり黒のトップスを着ていくと、障がい者施設の利用者さんから「今日の服ブー!(顔の前にバツを作られながら)もっと明るい色着なよー」と言われました。
みんなちゃんと見てるのです…!!

ある時先輩と服装について話すことがありました。その方はいつも「赤をどこかに取り入れるようにしてる」と教えてくれました。
「目から入る情報もあるから、元気な気持ちになってほしいんだよね」という話を聞いて、なんだか目から鱗でした。
赤い洋服がない時は、爪を赤に塗っていくらしい。

そんなわけで私はというと、今は割と好きな服を着る!ということにしています。
もちろん常識の範囲内の服装で、露出しない、派手すぎない、身体の線を拾わない、動きやすいなどには気をつけています。

そしたら女性のご入居者様がよく見ていることに気付きました。
「その服自分で縫ったの?」(ま、まさか!)
「その服可愛い!」(えへへ、嬉しいな)
「それ上等な服ね!」(実際はセール品ですよ)
「ちょっと近くで見せて、それどうなってるの?」
などなど。

洋服から結構話題が広がることもあって、みなさんのお洋服事情に私も興味津々。
ご自分で縫われた方も多かったり、はたまたすごく高いブランドの服を着ていらっしゃったり。
いくつになっても女性はおしゃれなんだなぁとしみじみ感じます。

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