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スリープミーのホワイトノイズって、実は「ピンクノイズ」?

スリープミーの音について、皆さまにお知らせしたいことがあります。

「ホワイトノイズ」マシンと呼ばれているスリープミー。
でも、実は「ピンクノイズ」を発生させているのです。

一般に、睡眠やマスキングに効果があるザーザー音のことを称して「ホワイトノイズ」と呼びますが、それは広義のホワイトノイズで、実際には、その中に狭義のホワイトノイズ以外の音も含まれているのです。

ホワイトノイズという呼び方に馴染みがあるため、今でも、私たちはスリープミーの音をホワイトノイズと呼んでいます。

でも、スリープミーの音を科学的に定義すると、実は「ピンクノイズ」なのです。


ホワイトノイズとピンクノイズ

ここまで読んで、「えっ、ピンクノイズって何?」と思われた方も多いのでは?
今回はホワイトノイズピンクノイズを比較しながらご説明したいと思います。

どちらも「睡眠の質を高めること」「マスキング効果があること」には変わりないのですが、次のような違いがあります。

<狭義のホワイトノイズ>

・周波数ごとのエネルギーが同じ。
・高周波数の音と低周波数の音を同じ程度含んでいる。
・ラジオの雑音のようで、背景音として好む人もいれば、中にはちょっと苦手だなと感じる人も。
・(音を字で書いて表現するのは難しいのですが、)「シャー」という音。
(人の耳は高い音を感じやすい傾向があるので、高い音が強く聞こえる。)

<ピンクノイズ>

・周波数が高くなるほどエネルギーが小さくなる。
・高周波の音より低周波の音のほうが大きく聴こえる。
・耳障りに感じやすい高音が柔らかく聴こえるので、長時間聴くのに好ましい。
・ラジオの雑音というよりも、「葉っぱがサラサラ擦れ合う音」。
・「ザー」という音。

自然の中のピンクノイズは、例えば…

・心臓の鼓動の音
・降りしきる雨の音
・木々の間を抜ける風の音
・葉っぱがサラサラ鳴る音
・浜辺に打ち寄せる波の音

どれも耳に心地よい音ですね。

さまざまな研究からピンクノイズは、癒し効果のある背景音だということがわかってきました。

それだけでなく、ピンクノイズを聴きながら眠ると記憶力が高まり、さらに長期的にも記憶力と集中力に良い影響を及ぼすという研究結果も出てきています。

さらなる研究が必要ですが、本当であれば、高齢者や学生にとっても朗報ですね!

ホワイトノイズと呼ばれる、その他の音

スリープミーの音は、実はピンクノイズ。
ホワイトノイズだと思って使っていたのに!と思われてしまうかもしれません。

でも、決して、皆さんに間違ったことをお伝えしていた訳ではないのです。

近年研究が進み、一般に「ホワイトノイズ」と呼ばれる音の中に様々な音が含まれることがだんだんとわかってきました。

ホワイトとピンクの他にも、「こんな色」の音があります!
(ただブラウンノイズのブラウンは茶色のブラウンではなく、ブラウンさんという人の名前からきているのだそうです)

ブラウンノイズ: ピンクノイズより低周波の音が強く、低い音に聞こえる。(例)雷の鳴る音
ブルーノイズ: 低周波の音より高周波の音が強く、高い音に聞こえる。(例)水道の蛇口から流れ出る水の音

ブラウンノイズやブルーノイズも、ピンクノイズと同じようにホワイトノイズとして一括りにしてしまわれることが多いのです。

6つのホワイトノイズを再現できる、ポータブルタイプのトラベルミニ


ポータブルタイプのトラベルミニの音は、次の6つ。

・ホワイトノイズ
・ブラウンノイズ
・スリープミーの音(ピンクノイズ)
・波の音
・せせらぎの音
・雷雨の音

スリープミー以外の音も含まれていて、自分に合った、自分にとって心地よい音を見つけることができます。


それにしても、音に色の名前をつけるという発想って面白いですよね!

最後までおつき合いいただき、ありがとうございました。
よろしければ、ぜひ《スキ》と《フォロー》をお願いいたします。


参考記事:Pink Noise vs. White Noise: What's the Difference? | Yogasleep


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