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産後のお母さんのためのヨガレッスンでは
体の不調や、子どもの成長についての悩みや
嬉しかったことなどシェアする時間を
作っている。
体の不調の第1位は、、、肩こり。
続いて、腰痛、便秘、頭痛、寝不足。
などなど
出産は、全治8ヶ月の大怪我と同じだけ
カラダにダメージがある。と言われている。

そりゃあ、どこかしら痛いはずだ。
でも、しょうがない。で終わらせてしまったり、頑張り過ぎてしまうお母さんが多い。
周囲の手助けが足りず、カラダのメンテナンスの時間もない、そして改善方法を知らない。

そんなお母さん達が、少しでも改善や
リラクゼーションを求めて
足を運んでくれたヨガのクラス。
そんなお母さん達を助けていきたいと思って日々お伝えしている。

赤ちゃんのお世話で、後回しになりがちな、お母さんのリカバリーを大切にして 太陽のような存在のお母さんの笑顔が増えたら赤ちゃんとの時間もますます楽しめるのではないかと思う。

初産なのか否か、ママの年齢、出産前の運動量、経膣分娩か帝王切開かによっても回復のスピードや
ダメージが大きい場所も変わってくる。
お母さんの痛みや悩みを深掘りしていくと
実は産後だからというよりも、
妊娠中や妊娠前の生活習慣や体調によって
もともと悪かった部分や、我慢していたところに歪みが入り悪化していることが多い。

だからこそ、これから妊娠出産するかもしれない若い女性達にも
ヨガのレッスンでは、正しい姿勢や体のケア方法などを伝えて生理周期などの話も取り入れている。

そして妊娠中の運動(マタニティヨガ)をお勧めしている。妊娠中に適度な運動をしているとお腹の中で巨大児になりにくく、産後の回復も早いというデータがある。

*産後1ヶ月*産褥期と呼ばれホルモンバランスが急激に変化し、子宮から悪露と呼ばれる出血がある。授乳のおかげでオキシトシンという幸せホルモンが分泌している。産後ハイのような状態になり頻繁な夜の授乳に対応する。この時期の赤ちゃんを新生児と呼ぶ。

*産後2ヶ月*1ヶ月検診が終わり、外出も可能になります。しかし子宮や伸びたお腹周りの筋肉や皮膚、骨盤も開いている状態なので休息はたっぷりと取りたい。骨盤底筋を意識した動きや、足首を回したりする簡単なストレッチを始めよう。

*産後3ヶ月*育児に慣れてきた頃ですが、抱っこによる腱鞘炎や授乳姿勢の悪さによる肩こり腰痛などダメージが出てくる。抜け毛が多くなる。靭帯が安定してくる。

*産後4ヶ月*骨盤底筋の回復やインナーユニットへのアプローチをしよう。赤ちゃんは首が座りおんぶが可能になる、母乳を飲む量も増えてお母さんは空腹から食欲が増し、なかなか痩せないと焦り出す人も。

*産後5ヶ月*赤ちゃんは腰が座りおすわりできる子も。母乳の出がピークとなり離乳食を始める子も。リラキシンの分泌が減り骨盤周りの靭帯が最終的に安定する。

*産後6ヶ月*この時期、社会から取り残された疎外感を味わうことも。長時間の外出も可能になり妊娠前と同様の運動をできるようになる。家族とのコミュニケーションに悩まされる時期でもある。

*産後7ヶ月*人見知りを始める赤ちゃんも。お母さんからもらった免疫が切れて、発熱を経験する時期。はいはい〜おすわり〜つかまり立ちなど個人差が出てくる。お母さんも赤ちゃんも夜は早めに寝て体内時計を作ろう。

*産後8〜10ヶ月*記憶力が育ち『いないいないばあ』やベビーサインなど一緒に楽しめることが増える。お母さんの言葉もよく聞いているので絵本の読み聞かせをして言葉のストックを増やしてあげましょう。

*産後11〜12ヶ月*歩き始める子もいて、小さな足で体重を支え同時に脳も刺激を受ける。手遊び歌などをして楽しもう。

さらりとその時期の特徴を書いたが、ハイハイなしで立ち上がる子もいれば1歳過ぎてもハイハイで移動する子もいるので個人差が大きい。お母さんの体調も、悩みもそれぞれなので一概に当てはまらない。

でも一つ共通することは、子育てはヨガの教えが役立つということ。ヨガ哲学のアヴィヤーサ(実践、修練)とヴァイラーギャ(手放す、受容)の繰り返しである。日々子育てからは逃れられないし、いろいろなことを捨てて諦めて受け止める練習である。忙しい時に赤ちゃんがぐずり出すのは、お母さんの呼吸の乱れを察知しているから。

穏やかな心で、赤ちゃんを大切に扱うようにお母さんが自分自身のことを大切にしてほしい。友人や家族も、産後のお母さんのことを大切にしてほしい。それは将来を担う子供達のため、世界平和へと繋がる。。。

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