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シャヴァーサナで寝るなんてもったいない!! ヨガレッスンと瞑想の素敵な関係

ヨガで体の感覚に意識を向け続け、心身にエネルギーが満ちた状態は瞑想を深めやすい状態。シャヴァーサナで寝るのはフルコースのメインを食べずに帰るようなものだ。

ヨガスタジオに来る理由は人それぞれ。瞑想なんて興味ない、エクササイズ出来て気持ちよく寝れたらそれでいいという方もいるだろう。では瞑想でエクササイズ効果を高め、眠りの質を高められるとしたらどうだろう?

瞑想とは観る事である。

身体を観て感覚鋭くなるとより上質のエクササイズができるようになる。感情と心の動きを客観的にみれるようになるとストレスが減って睡眠の質が高くなる。

せっかくヨガをやるのならレッスン最後の5分間だけでも瞑想を取り入れてみるのも良いのではないだろうか?

瞑想とは観る事と述べた。ブッダは自身の瞑想、ヴィパッサナー瞑想(四念処観)で以下の四つを順番に観ずるように言っている。

身:身体感覚(刺激で生じる身体感覚)
受:感情反応(身体感覚から生まれる快、
  不快、どちらでもないという感情)
心:認知反応(感情から生じる思い)
法:世界観(認知の蓄積で作られる法則性)

ヨガポーズを行いながら身体感覚を観察し、ポーズキープ中に生まれる感情や思いを捉える。そして最後に力を抜いて床に横たわる時、ふっと日常で気が付かなかった世界に気が付く。見事な四念処である。

観る為に必要な集中力も簡単すぎず難しすぎないポーズを維持することで高められていく。

更に体を動かしてエネルギーを蓄えているという事も見逃せない。瞑想は怠惰な状態では行えない精神エネルギーを要する行為だ。いきなり座禅から始めるのは実は上級者向け。我々凡人はヨガで心身に活力を満たした状態から始めるのがやりやすいのだ。

そうはいっても気持ちよすぎて寝てしまう
インストラクターは脱力するように誘導してくれるし

そんなあなたにシャヴァーサナで寝ることなく瞑想を深めるコツを紹介する。それは呼吸法と観察である。

最初はインストラクターの言葉に従い、自然な呼吸で脱力していく、全てを手放していく。自然な呼吸中は鼻孔を出入りする空気の感覚を観察してみよう。

続く無言の間に呼吸量を増やしていく。
吸ってお腹を前後左右に膨らませ、
吐いてお腹を薄くする。

吸ってお腹が全方向に膨らみ、
続いて胸と背中も全方向に膨らむ。
吐いてお腹と胸が中心に集まっていく。

呼吸の量を徐々に深くして身体の動きを観察する。

呼吸が深くなったら吸うと吐くが切り替わる際、一瞬息が止まっている事に気が付くだろう。これも観察する。

意図しない止息(ケーヴァラ・クンバカ)は至高の止息(クンバカ)。これが生じている時は瞑想に入っていると言っても良い。瞑想が深くなると自分が息をしていないかのような錯覚に陥る。永遠に息を止めていられるかのような感覚だ。

呼吸観察には脱力と集中を両立させる必要がある。寝落ちすることなく瞑想を深める事ができるだろう。

※:呼吸法を行う際になるべく音は立てないようにしよう。インストラクターが呼吸法を指示していないのに呼吸法やってるのが音で分かったら、周りもうるさいと思うだろうし、インストラクターもいい気はしないだろう。

ヨガは調和することにも重きを置く。独りよがりの時間にならないよう調和しつつシャヴァーサナを深めていこう。

呼吸法しても寝ちゃうんですよねwwww

そんなあなたにヨガ忍のオンラインヨガレッスン。今夜は寝かさないぜ。


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