ルー
詩をまとめたマガジンです🧜♀️
打ち付けられる雨粒の響き 目を閉じ横たわれば わたしが大地 音は消え振動だけが 内部に染み渡り そうなればそれは 雨なのか大地なのか 水に浸された 土のように わたしはもはやわたしではなく この世の隔たり その始終の枠組みは 天地を巡る輪の中で 永遠に消えてなくなる
破壊と再生を超えて はじまる安堵の世界 それはいつも白 誰も知らないまっさらな場所が まとわりついた闇鍋色を一掃する 解放された点と線 その空白を虹色に染める 居場所を知らせるのは 光と風の役目 わたしはここにいると 無限の発色で奏でる 形のないラブ&ジョイ やがて 日没は終わりを告げ 月下のさなぎが奇妙に震える しだいに膨張する光は 夜明けと孤独の誕生を告げる わたしたちは 毎晩死んで毎朝生まれかわる 今日は何色だっただろうかと 目を