「地に足をつける」ことの再定義と現実主義の変化

こんにちは!TechArtIdeaのYo-yohです!

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新しいことを始めると、周りからよく「地に足をつけなさい!」と諫められることはありませんか?

人間何事も、地道にコツコツやることが重要です。結果を出したいなら努力と辛抱はツキモノ。この点は、どの時代だろうと変わらない不変の法則と思います。


一方で、地に足をつける「スタイル」「プロセス」は、時代変化とともに大きく変化していると感じています。


10年前の現実思考は今では通用しない?

「地に足をつける」の言葉の意味は、

「物事を少しずつ、確実に進めていくこと」です。

例えばいい学校やいい企業に入るためには、当然勉強や試験を勝ち抜くための研究と努力が必要です。企業であれば競合企業と戦うために日々製品開発や業績について四苦八苦するしています。これは、時代に依らず当たり前です。

しかし、その潜り抜けるべき試験や勉強の「内容」「ジャンル」はその時々の時代や社会背景によって変化します。

努力はいつの時代も絶対に必要ですが、

努力すべき項目は年々更新されています。身に着けるべきジャンルや勉強範囲は毎年変わりうるということです。

今年は就活がコロナの影響でWeb面接など進め方がガラリと変わり、面接官側も試験者側も、とても戸惑ったと思います。

また、営業を生業とする方も、3密対策で面着営業が難しくなり、一筋縄では行かなかったと思います。


「地に足」とは「継続」+「価値を創出」すること

一般的に耳にするのは、

「地に足をつける」=これまでうまくいってきた例を見て継続して辿ること

という印象が強いです。

確かに間違いではないですが、これは「競争の背景や試験のルールがほぼ今まで通りである」という前提条件の上に成り立っています。

学歴企業規模は、私は今の時代でも大事と思います。それらが全てであるとは決して思いませんが、意味はあると思います。言い換えれば、

「ブランドある組織に所属できること」は、地に足を付けていることの証明として受け取られることが多いです。これらに所属できるということは、安定的に収入を得られ生活できる可能性が統計的に高いためです。

しかし、それ以外の項目で、近年ますます重要視されているものがあります。

「スキル」「先見性」です。


私は「地に足をつける」 について、

「組織所属」「スキル」「先見性」の3本柱を見るべきと思っています。

◆「組織所属」は「継続」によって得られる傾向

◆「先見性」は「挑戦」によって得られる傾向

◆「スキル」はその中間(「継続」と「挑戦」を経て身につくアウトプット)


つまり、地に足を付ける3本柱は「継続」のみではなく

「継続」+「挑戦」の双方の条件を満たすことで得られるのです。


継続性のみで乗り切れなくなった平成末期~令和時代

平成中盤までは、「挑戦」よりも「継続」のファクターの方が成果を出すうえでの効果が高かったと思います。よって企業が求める人材も、組織を維持し継続できる人材、規律を守れる人材に重点を求めました。一方で、組織をゼロイチで創出できる能力は、時代的にそれほど必要とされていませんでした。仕事内容も特定のスキルは重要度が低く、従来業務をトレースし身に着ける能力があればヨシとされていた傾向がありました。


しかし、ITの急激すぎる進化と市場の変化、グローバル化に不景気と、既存事業でこれまで通り戦うことが難しくなり、業務内容もツールも毎年のようにアップデートされるようになりました。

特定のスキルを持った人材であれば、環境が変化しても持ち前の腕で仕事を創出あるいは再構築し、組織の中で生き残れますが、スキルが薄い人は環境変化に流され一歩で遅れている印象を実際に感じています。


新しい道を開くのには「挑戦」が必要ですが、

「挑戦」するのにも特有のスキルと経験値が必要です。

経験する失敗や試行錯誤は多くなりますし、必要とされるメンタルや、マインドセットは、残念ながら、量産できない職人的なモノで、個人の自己研鑽に強く依存します。

地に足を付けるのにもスキルが必要

あくまで強調したいのは、「継続」は時代問わず不変であるが、

「継続」の内容を「挑戦」寄りにアップデートする必要があります。

そして、その結果として「スキル」が発生し、働き手の価値をサポートします。スキル無き者は、長い目でみて、淘汰されるでしょう。


TechArtIdea(techartidea.com)では、本noteも含め、変化する世の中に必要とされるものを考察し、その対策と今後の人材創出またはテクノロジー創出の在り方について、考察→試行・研究→発信していきます!

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