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食日記16:ご当地編・名古屋めし

回を重ねること早くも16回。
とにかく旨いメシの話しがしたい一心で
皆さんのモニタに現れる毎日でございます。

いきなりですが
今日の「食日記」のテーマは名古屋めし。

15回もやってきて
正直ちょっと目先を変えたい、
ってのもありまして。
ここらで「ご当地編」があってもいいかと。

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テーマしばりのメシばな「食日記」
https://note.mu/yo_sann/m/m12e55c269ca2

お気に入りの一軒にスポットを当てた「お店日記」
https://note.mu/yo_sann/m/m61dbda80eee6

自作メシや買ってきて旨かったもの「家メシ日記」
https://note.mu/yo_sann/m/m46de4608b444

以上3本の日記を柱としまして
noteの隅っこに加えていただいております
「よーさん」こといしかわようと申します。

お初の方はぜひお見知りおきを。
いつもご覧いただいてる皆さんには
あらためて感謝なのであります。

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挨拶も滞りなくすみましたところで本題へ。


いや、もうほんと
名古屋の食文化って独特

行くたびにあっちこっちと食べ歩いてしまいます。

だから仕事で行くときなんかでも
名古屋と聞くとちょっとテンション上め。

めしウマだけでも嬉しいのに
こんなご時世にもかかわらず
トヨタが過去最高益を更新したり
でかい複合ビルの建設が相次ぐという名古屋。
なんとなく元気で景気がいいな、
と感じる街にあやかってみようではありませんか。

というわけで
ワタクシと一緒に出かけましょう、
バーチャル名古屋名物爆食ツアーへ!

旅の始まりは有名なコレから。

山本屋本店 味噌煮込みうどん

名古屋メシ基本中の基本。

黒い八丁味噌ベースのおつゆに
コシが強くてギシギシ硬い麺。
それを土鍋で供するのが味噌煮込みうどん。

とにかくその熱々ぶりは尋常ではなく
さらには土鍋効果もあり保温力絶大。
出てきたうどんを待ってましたとばかりに
急いですすると大惨事が……。

土鍋の「湯気抜きの穴がない特殊なフタ」にとって
ふぅふぅしながらやっつけるのが名古屋流。

味噌の深いコク、
しっかり取られた鰹出汁
やや甘みの強いつゆはご飯にもよく合うので
このつゆで雑炊風にするのも定番。

なおこの際、
最初に入ってきた玉子は残しておくこと。

耐え難きを耐え
忍び難きを忍び

麺を食べ終えたのち、ご飯を投入。
半熟に仕上がった玉子をおもむろにつぶす、
こうありたいものです。


こちらのお店、
エスカという駅ビルに入っていることもあり
名古屋に着いてすぐにでも
帰る直前にでも思いついたらひょいっと入れるので便利。

ちなみに
名古屋には「山本屋本店」と「山本屋総本家」という
二つの山本屋が存在し、
しかも両者は特に関係のない別のお店だということ。

ま、どっちが旨いとかは好みの問題ですし、
地元でも両方にそれぞれファンがいらっしゃるようです。


二つあるといえばこれも。

名物 手羽先

名古屋方面の皆さんは
コショウが強めに効いた甘辛の手羽先揚げが大好き。

パリっと揚がった皮
噛みしめるほどにジューシーな肉
ギンギンに冷えたビール……

このマリアージュを求め
ご当地の皆さんは日夜、手羽先の旨い店に集います。

チェーン展開の規模などから全国的には
「幻の」でおなじみ世界の山ちゃんが優勢かとは思いますが
ぼくは圧倒的に「元祖」を名乗る風来坊が好き。

これまた個人的な好みの問題でしかないのだけど
揚げ加減やコショウの効き具合、タレの味など
どこをとっても風来坊がピタリとはまる。

ぼくはちょっと口がバカになってるので
二つ買って食べ比べましたが(笑)
皆さんも機会があったら両方の手羽先を
比べてみてはいかがでしょう。


ふぅ。
あれこれ急いで食べ過ぎたかな。
ちょっと食休みに喫茶店へでも行きますか。

コメダ珈琲店のクリソ

豪華すぎるモーニングサービスなど
名古屋の方々の喫茶店好きは有名ですが
なかでも一大勢力を誇るのがコメダ

繁華街から住宅地まで幅広くカバーし
市民のほっと一息に貢献するお店です。

ドリンクを頼むと豆菓子がついてきたり
アイスコーヒーには最初からガムシロが入ってたりなど
ここでも独特な文化が形成されておりますが
ご覧の「クリソ」ことクリームソーダも独特。

注意は一つだけ。
絶対にストローで飲むこと!
アイスを食べ終わったからといって
ブーツのつま先側を上にして直接飲んだりしようものなら
……以後の惨劇はご想像におまかせします。



お茶もすんだところで
バーチャル名古屋名物爆食ツアーはまだ続きます。


うどんと並ぶ味噌のスペシャリテといえば
忘れちゃならないのがこいつ。

味噌カツ!

濃いものを濃く食べる、
これこそ名古屋スタイルです。

ブタのトレードマークで人気の有名店、矢場とん
その本店は屋号にもある矢場町。

本店1階のカウンターに陣取れば
熟練の職人さんたちのキビキビした動きを見ながら
こってり濃厚な味噌カツにありつけます。

うどんもそうだったけど
八丁味噌ってのはどうにも白飯に合う。
お腹を空かせて来ないとバチが当たります。

あと味噌カツのタレはキャベツがものすごく旨くなります。
キャベツには健胃効果もあるそうですし
ワシワシ食ってやりましょう。


さて。
お楽しみいただきました
名古屋名物爆食ツアーもいよいよクライマックス。

最後はシメに相応しい大物登場。

あつた蓬莱軒のひつまぶし!!!

これ食わずして何が名古屋か!?
と。
怒涛の旨さに
言葉もなく完食したのがコレであります。

東京風とは違い
蒸さずに焼かれた鰻の香ばしさは格別
パリっと仕上がったそれが
ご飯の蒸気でほんのり柔らかく。
濃いめのタレは鰻はもちろんのこと
ご飯までも大ご馳走にしてしまう。

そのままでよし
混ぜてよし
薬味(ネギ、ワサビ、海苔)を入れてよし

出汁茶漬けにしてもよし!!!

少し力が入りすぎてしまいました。
申し訳ございません。

でもほんとそのくらいどうやっても旨い。

「!!!」のオンパレードになるくらい旨いので
数軒ある同店はどこも大行列必至。
お昼時は2時間オーバーの待ち時間も当たり前。
舞浜のネズミさん並みに人気者と言えます。


そこで爆食ツアーガイドからのオススメ情報っ。

松坂屋デパートでは
このひつまぶしを持ち帰ることができます。
2時間待ちだろうが3時間待ちだろうが
お店で食うことさえ諦めれば
20分前後で出来たてが手に入るのです。

お店であの木の器で食べたい、
というお気持ちもわかりますが
短いツアーで行列に並ぶ時間はございません。

薬味や茶漬け用の出汁もちゃんとついてきますので
どうかご安心ください。

出来たてのひつまぶしを入手できましたら
松坂屋前の大きな広場、というか公園へどうぞ。

写真はそこでビアフェスタをやってたときのもの。
この広場へ持ってきて食う、と。
この時は運よくそういうタイミングでしたが
そうじゃなくても冷え冷えのビールがあると
旨さ倍増です。

青空のもとで食う鰻なんてのも
なかなか体験できませんことですし
きっとよい思い出になると思います。


お送りしてまいりました
よーさんプレゼンツ「名古屋名物爆食ツアー」
ご満足いただけましたでしょうか。

割にベタなお店でまとめてみましたが
一回目ってことでご容赦のほど。

今回の総括としましては
・名古屋めしはご飯が進む
・名古屋めしはビールも進む
・名古屋めしは基本的に茶色い

となります。

憶えておくといいかもしれませんが
名古屋人の前ではあんまり言わない方が得策かと(笑)。

帰りの新幹線では
いつが食べごろなのか
なかなかわかんない「カッチカチ」で知られる
新幹線スジャータのアイスもお忘れなく。


ではまた各種日記でお会いしましょう。


#飯テロ #名古屋めし #ひつまぶし #味噌カツ
#手羽先 #コメダ珈琲 #味噌煮込みうどん


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