「お店日記」第6日：ぶらり池袋～男がすなる安ウマ洋食といふもの

男ってのは不思議なもので
人生での時期により変化を続けていく女性をよそに
中学2年～大学生くらいでアタマの成長は止まっている。

悲しいほど止まっている(笑)。

妻も子どももいて
会社ではけっこうな責任感の地位にあったとしても
超合金やガンプラに目を輝かせたり
街中で見かけた珍しい車を無意識のうちに写メったり。

そして食い物も。

お接待やおデートで小粋な食事をすることが増え
愛妻の手料理に舌鼓を打っていても
忘れられないメシがある。

安ウマでガッツリな洋食屋がそれだ。

学生時代に友人と、あるいは一人で
とにかく若くて元気な胃袋を満たすために通った
おかずどっさり白米こんもりの思い出。

ちょっとかっこよく書いちゃいましたが
男ってのはいつまでも
そういう学生が通うようなお店が好きなんだ、
ということが言いたかったんです。

どの街のそういう店に行ってもいますよね。
学生とヤングサラリーマンに混じってランチするおじさん。
そういうことです。
（この際、自分がそうだということは置いといて・笑）

そんなこんなで池袋。
わりに仕事で行くこともあるんですが
この街にもそういうお店がいっぱい。

この日のお昼はこちら。

キッチンABC 池袋東口店

豊島区を中心に都内に数店展開するこのお店。
創業は昭和44年となかなかの老舗で
14時頃でしたがひっきりなしにお客さんが。
（通し営業は大事！）

初見ながら突入の決め手となったのはコレ↓

ショーウインドウ。

この昭和感。
いいじゃないですか。
高まりますね。
もう安ウマのにおいしかしません。

さっきも書いた通り、店内には
若者多数なれど常連と思しきオジサンもちらほら。

しかしメニューいっぱいで初心者（ぼく）迷う迷う。
これはこれで安ウマ洋食屋の楽しみですけど。

迷ったときはこうでしょう↓

盛り合わせ。

正確には
「豚からし焼肉 Aセット（クリームコロッケつき）」
800円なり。

好きなおかずを組み合わせられるあたり
よ～くわかってらっしゃる感じ。

迷った挙句、最後の二つ三つくらいまで絞って
それでも決められないのが男子ですから。

決めた後にだって
「お前の一口くれよ」
とかすぐ言うのも男子(笑)。

あ、毎日通っても大丈夫なように
組み合わせが違うBとかCもあります。

さて、
この豚からし焼肉（とんからしと読むそう）。
黒コショウが大量に効かせてあり、
あとの味つけは塩のみといたってシンプル。

しかしこういうおかずこそ白飯に合う。
これもまた真実。
お料理名人の奥様方ごめんなさい。
男ってのは最終的にはこの程度です。

まぁそれ以外はあんまり味の感想はいらないですよね。
そういうことを言う人は来ちゃいけません、
この手の店に(笑)。

個人的にはおかずがしっかりしてたので
豚汁じゃなくて普通のお味噌汁がよかったなぁ、
なんてのはさすがに学生時代には思わなかったか。
わはは。

以下備忘録。

・つけ合わせにナポリタン。最高だろ。
・ドレッシングは玉ねぎ味で旨かった。
・キャベツに少しだけ乗ったコーンが好き。
・お店のおばちゃんが気さく。感じがいい。
・オムライス系が充実してたので次回はそれだ。
・見たことないくらい真っ黒なカレーは次々回に。
・さらにオムカツカレーなる凶悪な文字も確認。要検討。

女性の皆さん、
皆さんがオサレなプレートランチをカフェで食べている間
男たちはだいたいこういうとこで昼飯を食っています。

おしまい(笑)。

#飯テロ #ランチ #池袋 #洋食屋